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今回の都議会議員選挙のマニフェストを見て、自民党は本気で選挙をやるつもりがあるのかと疑問に思った。自民党のマニフェストは65ページもなり、しかも、内容がほとんど無いと言っていいものだった。たとえば、次のような文章が書かれている。
>都市農業を守るため「地産地消」の推進など安定した東京農業への支援策を強めます(マニフェストの20ページより)
「支援策を強めます」ていったい何をするのか、予備知識があれば別だろうが、多分、普通の人なら誰にも分かる人はいないだろう。
それに比べて、民主党は10ページにまとめられていて、ぱっと見て内容が分かり、現に対する大まかな方向性が伝わる形式になっていた。新銀行東京と築地移転の問題にどう対処するのか、それが簡単に分かる文面になっていた。
小泉郵政選挙のときの自民党のテレビコマーシャルの見事さはどこへ行ったのかと思った。あのときの民主党代表の岡田克也のテレビコマーシャルの分かりにくさが、今回の自民党マニフェストに再現されているかのような感覚を覚える。岡田民主党の「日本をあきらめない」というキャッチコピーは、あたかも既に日本が危機的な状況に陥ってしまっていると暗示をするもので、却って小泉自民党の「改革を止めるな」をより印象付ける働きをしてしまった。
白黒で65ページものマニフェストを読む有権者は多分非常に少数派であり、そのことは選挙巧者であった自民党議員にはよく判っていたはずだと思うのだけれど、イッタイ何が起こったのだろうか?
ザ・選挙というサイトに載っている自民党、民主党のマニフェストの掲載日を見ると、民主党が6月の25日ぐらいで、自民党は7月1日ぐらいになっている。自民党は先に公開された民主党のマニフェストを見て、何も考えなかったのだろうか?
どうも、今回の都議選のマニフェストを見ると、自民党がわざと負けを誘導したかのような印象を受けるのだが、何が背景にあるのだろう?
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