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http://www.the-journal.jp/contents/yamaguchi/2009/07/post_87.html
国家公安委員長のスキャンダル(続き)
数時間後にアップと言って、すでに1日以上経ってしまいました。すみません。
さて、新入閣した林幹雄国会公安委員長にもうひとつのスキャンダルというかトラブルが持ち上がっている。実はこれ、入閣直前のサンデー毎日(09年7月12日号)のスクープなだが、扱いが地味なのせいか、あまり話題になっていない。なので、少しでも多くの人に知らせるために、簡単に内容をキャリーしておきたいと思う。詳しくは、サンデー毎日の同号をお読みいただければさいわいだ。
記事は、「『羽田空港』新滑走路工 口利きトラブル 土木業者実名告発『私は贈賄に問われても構わない』」という刺激的なタイトルで、千葉県の土木工事業者の社長が実名、顔写真入りで、林氏側への口利き依頼の実態を赤裸々に告白する内容だ。
告白は、業者社長が羽田空港の新滑走路埋め立て工事に使う材料調達の仕事を受注を狙って、発注者である国交省の副大臣や衆院国土交通委員長ポストに就いていた林氏側に口利きを依頼し、その見返りに接待やパーティ券購入攻勢をかけていたというもの。赤坂の高級クラブや寿司店の請求書を肩代わりして支払う、いわゆる「付け回し」にも応えていたとも話している。また、パーティ券を購入し、領収書をもらっているにもかかわらず、林氏が支部長を務める自民党千葉県第10選挙区支部や林氏の資金管理団体「大樹会」の収支報告書に記載が見当たらない、というものだ。時期は03年〜05年ごろのことだという。
献金を受けたり、パーティ券を購入してもらったりして、収支報告書に記載がないというのは「裏献金」になる。しかも、話が本当ならば、献金の見返り仕事をあっせんしようとしていた(実際には紹介してもらえなかった)ということだから、悪質性はかなり強い。実際、この告発社長は、サンデー毎日の取材に「一連の行為が贈収賄になりかねないとの認識はありました。たとえ贈収賄に問われても(略)捜査当局が事情を聴きたいのなら、その他の事実も含めて本当のことを話すつもりです」とまで言っている。
これに対して林氏の秘書がサンデー毎日の取材に応え、「口利き」や飲食接待、パーティー券を購入してもらったことなどの事実を認めたうえで、
(1) 収支報告書の件は記載漏れなので早急に訂正する。
(2) 職務権限を利用して圧力をかけて仕事を取らせたことはない。
(3) 領収書のない金銭の授受も一切ない。
として、この業者の社長とは「善良な後援者・支援者の一人として」付き合ってきたものの、サンデー毎日への証言は、「総選挙が近い中での選挙妨害を意図したとしか考えられませんので。名誉棄損で裁判を起こします」と話している。
確かに05年ごろの出来事をいまごろ話し始めるのはなぜだろうという気もする。両者の言い分も微妙に食い違っている。
それにしても、このサンデー毎日の記事が出たのは、閣僚補充人事の前週のこと。こんな指摘を受けた人物を、こともあろうに国家公安委員長に任命するとは、いったいどういう神経をしているのだろう。
社長は、捜査当局が事情を聴きたいというならいつでも応じると言っているのだから、宮崎学さんが告発した西松マネーの件と一緒に調べてもらったらいいだろう。自民党も他党のスキャンダルばかり探していないで、足元の不祥事をしらべる(得意の)PTでもつくったらどうだろう。
投稿者: 山口一臣 日時: 2009年07月06日 22:29 | パーマリンク
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新閣僚に「西松スキャンダル」発覚!― 山口一臣(THE JOURNAL)
http://www.asyura2.com/09/senkyo66/msg/789.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 7 月 04 日
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