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肥料価格の高騰と循環型社会
2008年7月から肥料価格が高騰している。http://www.hi-kei-ken.jp/hiryou/price/hiryou_1.htmlに平成5年から今年の5月までの無機質肥料の値段の推移が載っている。燐酸肥料の値上がりが特に酷く、日本は燐酸肥料の自給率はゼロに近いから、今後、これが食糧生産のネックになっていくはずだ。
年間200万トンほど発生する下水汚泥中に燐が5万トン以上含まれていて、これは、燐酸肥料輸入量の15%程度に相当すると言う。そのため、政府主導で下水汚泥から燐酸肥料を取り出す事業を始めるというニュースが確か昨年から今年初めにあったはずだ。
昭和の30年代まではごく普通だったと思うが、下肥の活用も考えて良いのではと思う。あまり詳しくは知らないのだが、ヨーロッパではその取り組みがかなり盛んであると言う。インフラがきちんと整備されていて、非常にスムースに物質循環が行えるようになっていると言う。
日本の政策では、高度成長期に、経済的な豊かさのみを追い求めてしまい、社会全体としての持続可能性や自立と言う側面をあまり重視しなかった面があると思う。今後、どの程度、日本でそこら辺の取り組みが実現できるか、実を言うと大いに疑問に思っている。ただ、どうしても、食料の確保の基本の一つに肥料の問題もある。
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