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2009年7月 4日 (土)
菅義偉氏西川氏宮内氏牛尾氏が料亭で祝杯か?
7月5日のテレビ朝日番組「サンデープロジェクト」で「かんぽの宿」問題を論じられることになっているが、このなかで、見過ごせない重大な情報が流れてきた。
社会民主党の保坂展人衆議院議員は、「かんぽの宿」疑惑を厳しく追及し、オリックス不動産を売却先として決定する過程が不透明極まりないことを国会審議で明らかにしてきた実績を持つ。
この保坂議員が自身のブログ「保坂展人のどこどこ日記」の7月3日付記事に以下の記述をされた。
「昨日の『日刊ゲンダイ』に注目に値する記事が載った。29日株主総会、日本郵政の西川社長の続投が決定した翌日の30日、私たちは衆議院総務委員会で集中質疑を行った。社長続投にあたって西川氏は、「反省すべきところは改めて、再スタートする」という表向きの姿勢を見せていたが、なんとその晩に高級料亭で、「疑惑の会合」が開かれたというのだ。」
保坂議員は日刊ゲンダイに掲載された記事を紹介された。以下に保坂議員の掲載記事から同記事を転載させていただく。
「日本郵政の株主総会の翌日に続投祝い?
自民・菅選対副委員長も同席
これは露骨だ。先月30日の晩、都内の一流ホテルで日本郵政の西川善文社長がオリックスの宮内義彦会長らと会食した。この席には自民党の菅義偉選対副委員長、ウシオ電機会長の牛尾治朗氏も同席したというのである。
オリックスの宮内会長と言えば、小泉構造改革の旗振り役。固定資産評価856億円の「かんぽの宿」がたった109億円でオリックスに売却されそうになった背景には、西川―宮内ラインの“疑惑の関係”がささやかれたものだ。
菅はというと、麻生首相に西川続投、鳩山前総務相切りを進言した張本人。牛尾治朗氏もこれまた小泉構造改革の中心的人物で、いち早く、西川続投の流れを決めた日本郵政指名委員会の委員長だ。
こんな連中が日本郵政の株主総会が開かれた(29日)翌日に、慰労会のごとく集まっていたのである。
西川続投の“お祝い”に見えるし、4人がそういう関係だったとすれば、「かんぽの宿」売却も、その後の西川続投も“デキレース”だったことになる。国民を愚弄した話だ。
この問題を追及している社民党の保坂展人衆院議員はこう言った。
「ホテルでの会食に4人が一堂に会したのが事実だとすれば、目的を疑います。菅さんは西川続投を進言し、その結果、麻生内閣は支持率下落でボロボロになっている。この時期に会いますかね。国民の怒りをまったくわかっていないと思います。野党やメディアは小泉構造改革利権について、徹底追及を始めている。今後の対応を話し合っていたのではないでしょうか」
それほど、怪しげなメンバーなのだ。
政権交代が現実になれば、西川社長のクビは飛ぶ。乾杯していたのだとしても、ハシャイでいられるのは今のうちだけだ。」
(日刊ゲンダイ 2009/07/02 掲載)
菅義偉(すがよしひで)元総務相、西川善文日本郵政社長、牛尾治朗ウシオ電機会長、宮内義彦オリックス会長の4名が、もし本当に会食をしていたのなら、これは重大なニュースである。会合の費用は誰が支払ったのか。
西川善文氏の社長続投を含め、日本郵政の9名の取締役全員の再任案を提案したのは日本郵政の取締役からなる指名委員会である。
日本郵政の取締役および指名委員会の顔ぶれは以下の通りだ。
@取締役
代表取締役 西川 善文(にしかわ よしふみ)
代表取締役 高木 祥吉(たかぎ しょうきち)
社外取締役 牛尾 治朗(うしお じろう)
ウシオ電機株式会社代表取締役会長
社外取締役 奥田 碩(おくだ ひろし)
トヨタ自動車株式会社取締役相談役
社外取締役 西岡 喬(にしおか たかし)
三菱重工業株式会社相談役
社外取締役 丹羽 宇一郎(にわ ういちろう)
伊藤忠商事株式会社取締役会長
社外取締役 奥谷 禮子(おくたに れいこ)
株式会社ザ・アール代表取締役社長
社外取締役 高橋 瞳(たかはし ひとみ)
青南監査法人代表社員
社外取締役 下河邉 和彦(しもこうべ かずひこ)
弁護士
A指名委員会
委員長 牛尾 治朗(うしお じろう)
委員 西川 善文(にしかわ よしふみ)
委員 高木 祥吉(たかぎ しょうきち)
委員 奥田 碩(おくだ ひろし)
委員 丹羽 宇一郎(にわ ういちろう)
西川社長を更迭するのかどうかが大きな政治問題になった。
鳩山邦夫前総務相が西川社長を更迭すべきだとした背景は以下のものだ。
@日本郵政は株式会社形態に移行したが、株式の100%を政府が保有する「完全国有会社」である。
A日本郵政株式会社法は総務大臣に日本郵政に対する監督権限、取締役等選任についての認可権など、強い権限を付与している。
B「かんぽの宿」売却先決定過程が極めて不透明で、時価1000億円程度の国民財産を109億円の安値で、意図的にオリックスに横流ししたとの疑惑を払拭できない。
C西川社長は日本郵政の経営において、カード事業を三井住友カードに委託し、資金運用や保険商品販売において三井住友グループを優遇してきた疑いがある。
D「かんぽの宿」売却先決定事業は、西川社長が直轄するプロジェクトチームが担当した。
これらの事情を背景に、鳩山総務相は西川社長を更迭する方針を決めた。麻生首相も5月21日の衆議院予算委員会質疑で、「この問題については所管大臣である総務大臣がしかるべく判断される」と明言し、鳩山総務相の判断に委ねる方針を示していた。
ところが、その後、「小泉純一郎氏−竹中平蔵氏−中川秀直氏−菅義偉(すがよしひで)氏−石原伸晃氏からなる郵政××化ペンタゴン」が横やりを入れて、 target="_blank"西川社長更迭方針をひっくり返した。
その中心人物が菅義偉(すがよしひで)氏である。菅氏は竹中平蔵氏が郵政民営化を担当する総務相に就任した2005年10月に総務副大臣に就任し、竹中氏が議員辞職した2006年9月以降、総務相に就任した人物で、日本郵政の西川体制と表裏一体をなす人物である。
日本郵政の疑惑は「かんぽの宿」だけにとどまらない。旧日本郵政公社時代の資産売却にも重大な疑惑が存在する。旧日本郵政公社時代の所管大臣が竹中氏−菅(すが)氏のラインであり、竹中氏−菅(すが)氏ラインは、西川社長を更迭されるとよほど困る事情があるのだと指摘されている。
宮内義彦氏は総合規制改革会議議長として郵政民営化論議にも関わった人物である。2003年10月7日の2003年度総合規制改革会議第5回会合で、郵政民営化論議が経済財政諮問会議に一本化されることが決定されたが、その際に、「経済財政諮問会議と今後も連絡を取り合う方針」を示した。
宮内義彦氏は著書『経営論』のなかで、「かんぽの宿」の施設が充実しており、競争力が高いことを指摘しており、温泉旅館の再生ビジネスに注力していたオリックスにとって、「かんぽの宿」は極めて重要なターゲットであったと推察される。
日本郵政の取締役会および指名委員会は、100%出資者である日本政府の意向を人事案に反映させる責務を負うが、取締役会も指名委員会も日本政府ではなく、上記した「郵政××化ペンタゴン」の意向を反映する決定を行なった。
「郵政××化ペンタゴン」が日本郵政を「私物化」していると言わざるを得ない。
「日刊ゲンダイ」が示した会合は、「日本郵政私物化のキーパーソン」による「密会」と言わざるを得ない。ここに竹中氏か小泉氏が加われば、まさに「郵政××化ペンタゴン」となる。
「かんぽの宿」の裏の鍵を握っているのは「村上ファンド」であるとの指摘もある。
「李下(りか)に冠を正さず」が大切だと言われるなかで、これまで国会にもまったく登場していない宮内義彦氏が西川善文氏、菅義偉(すがよしひで)氏、日本郵政指名委員会委員長の牛尾治朗氏と密会していたとなれば、極めて重大である。
事実関係を確認していないから、事実を確認することが必要だが、かりに会合が事実だとすると、この事実をクローズアップして問題として取り上げることが不可欠である。
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