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「麻生降ろし」へうごめき=首相サイドは警戒
麻生太郎首相の下での衆院解散・総選挙を回避しようと、自民党内で「麻生降ろし」の動きが活発化し始めた。一部の中堅・若手議員は総裁選前倒しを求めて、賛同者を募る動きに出ている。首相と距離を置く中川秀直元幹事長もこれに連動する構えだ。
「『麻生降ろし』を封ずるための早期解散には、絶対に反対する。『自爆解散、万歳突撃・全党玉砕解散』は絶対に阻止する」。中川氏は28日付の自身のホームーページでこう宣言。首相が早期解散にこだわれば、退陣を迫る可能性にも言及した。
中川氏が「麻生降ろし」に踏み込んだことで、中堅・若手の動きも目立ち始めた。佐藤ゆかり、小野次郎両氏ら当選1回の衆院議員数人は29日、国会図書館に集まり、総裁選前倒しをめぐって意見交換した。棚橋泰文元科学技術担当相も前倒しを目指しており、若手らと連携する考えだ。
棚橋氏や若手らの動きは、7月12日投開票の東京都議選で自民党が敗北した場合を見据えたものだ。賛同者を集めて党大会に次ぐ議決機関である両院議員総会を招集して、総裁選前倒しを要求する作戦を検討している。「麻生包囲網構築は今週がヤマ場だ」。若手の1人は29日、こう語った。
いち早く総裁選前倒しの「のろし」を上げた山本拓衆院議員も、賛同者が110人に達したと発表。前倒しには、自民党所属の衆参両院議員と都道府県連代表の総数の過半数が賛成することが必要で、山本氏は若手との連携も視野に入れる。
こうした動きが活発化するのは、首相が党役員人事を検討、都議選前の衆院解散を模索する姿勢を示したためだ。自民党内では、「不人気」の首相の下での解散となれば、「自民党敗北−政権交代」が現実味を増すとの懸念が拡大。参院幹部は「『麻生降ろし』をけん制しようとしたら、逆に火を付けてしまった」と、首相の狙いが裏目に出たと解説する。
「大きな広がりになっているとの認識は持っていない。結束が今求められる」。河村建夫官房長官は29日の記者会見で、若手らの動きをけん制した。
首相は29日夜、「麻生降ろし」の動きについて記者団から感想を問われ、「知っています」とだけ答えた。総裁選前倒しについても「考えていない」と受け流した。(2009/06/29-21:19)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009062900904
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