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苦境に立つ小泉チルドレン=「麻生降ろし」や離党も
2005年9月の衆院選で初当選した自民党の「小泉チルドレン」がピンチに立たされている。83人を当選させた「生みの親」小泉純一郎元首相の影響力も低下し、次期衆院選では苦戦必至。比例代表で執行部は特別扱いをしない方針で、チルドレンが当選圏内に入る保証はない。生き残りを図るため「麻生降ろし」に走る議員もいれば、離党をほのめかす議員もいる。
「せめて落ち着いてほしい。党の混乱ぶりをさらすだけだ」。当選1回の清水鴻一郎氏は28日、東京都議選(7月12日投開票)前の衆院解散や党役員人事などの憶測が流れていることに悲鳴を上げた。清水氏は小選挙区で落選し比例代表で当選した「比例復活組」33人の1人。鳩山邦夫前総務相更迭後に麻生内閣の支持率が急落し、選挙地盤の弱いチルドレンの危機感は強い。
清水氏ら4人の当選1回議員は25日、「総裁の信任投票を実施する会」の初会合を開いたが、「都議選の敗因にされても困る」として当面は活動を控えることにした。しかし、都議選で自民党が敗北すれば、清水氏らも「麻生政権で衆院選は戦えない」と、本格的に「麻生降ろし」の動きを強めそうだ。
同じ比例復活組の小野次郎氏は、前回山梨3区で郵政造反組と激戦を展開。対立候補の市長転出で党公認は内定したが、「前回選挙のしこりは残っている」と語る。岐阜1区で野田聖子消費者行政担当相と戦った佐藤ゆかり氏は生まれ育った東京5区に国替えできたが、後援会づくりなどはゼロからのスタートだ。
より深刻なのは選挙区を持たない「比例単独組」の14人。運良く引退議員の選挙区を引き継いだのは、神奈川7区から出馬する鈴木馨祐氏と埼玉9区からの大塚拓氏だけ。猪口邦子元少子化担当相ら10人は比例単独で出馬する構えだ。奔放な言動で話題をさらった杉村太蔵氏は北海道1区の公認調整に敗れ、不出馬を余儀なくされた。中森福代氏は辞職して市長選に出たが、落選した。
「すべてを捨てて選挙に出た人に対し、あまりに面倒見が悪過ぎる」。比例単独での出馬を目指す安井潤一郎氏は執行部の方針に不満を隠さず、比例代表名簿の順位が低い場合は離党も選択肢の一つに挙げる。
小野氏ら有志は29日夜、同期会を開く。小泉氏や武部勤元幹事長らも訪れ、次期衆院選へのエールを送る予定だ。もっとも、チルドレンの一人は「83人のうち生き残るのはせいぜい1割ぐらいだ」と自虐的に語っている。(2009/06/28-20:46)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009062800078
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