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以下は http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-93.html からの抜粋転載である。
なぜ、今から7年前、2002年の鳩山民主党は、弱者である母子家庭を追い詰めて悲鳴を上げさせるような児童扶養手当削減に賛成したのか。その政策判断の根拠を探せば、われわれは1998年に策定された民主党の「基本政策」に行き当たる。そこにはこう書いている。
「自己責任と自由意思を前提とした市場原理を貫徹することにより、経済構造改革を行う」、「規制改革を長期的経済発展の基本と位置づけ、経済的規制は原則廃止する」「少子・高齢社会の到来に対応し、『普遍』『個人』『自立支援』を原則とした社会保障制度を構築(略)する」。これらの政策原理は、そのまま2001年に登場した小泉政権の構造改革路線によって具体化される。そして、現在に至っても修正も改訂もされないまま、堂々と「基本政策」として党の公式サイトに公開掲示され続けている。
これを見てもわかるとおり、民主党は結党より一貫して新自由主義の政党なのだ。新自由主義政党だから、1998年の労働者派遣法改悪に賛成して、派遣労働を原則自由化させたのである。この2002年の児童扶養手当削減賛成は、1998年の労働者派遣法改悪賛成と並んで、国民生活に対する重大な犯罪行為として民主党の歴史に汚点として残り続けることだろう。
その鳩山由紀夫が、7年後に生活保護の母子加算復活を政府に要求するのなら、自分が7年前がとった行動について国民の前に反省と謝罪が必要ではないのか。新自由主義の「基本政策」の総括と清算が必要ではないのか。
それをせずに、「国民の生活が第一」などと調子のいい宣伝スローガンを言い、母子加算復活を集票の道具にするのは、政党としてあまりに甚だしい自己欺瞞であり、国民をバカにした態度であろう。7年前に児童扶養手当削減に賛成した野党の党首は誰だったのか。鳩山由紀夫は今回の党首討論で、生活に困窮している弱者の「国民を救おうじゃありませんか」と言った。私は、その言葉に憤りを覚える。
弱者を追い詰めたのは誰だ。弱者が生きられない社会体制にしたのは誰だ。新自由主義のレジームを小泉・竹中と一緒に日本に組み上げたのは誰だ。新自由主義の労働法制と資本法制と税制をコンクリートのように日本中に敷き詰めたのは誰だ。鳩山由紀夫と民主党は共犯者ではないか。今に至ってもなお、民主党は経団連と政策協議をして、経団連が要求する次の新自由主義法制度カタログの御用聞きをやっている。
(*読みやすくするために行替えを行なっている)
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【関連投稿】
<いつ「反石原」になったんだ!>「反石原」と言うロジックの破綻【今日の“つっちー”(土屋敬之民主党都議のブログ)】
http://www.asyura2.com/09/senkyo65/msg/872.html
投稿者 gataro 日時 2009 年 6 月 21 日 19:56:24: KbIx4LOvH6Ccw
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