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http://netallica.yahoo.co.jp/news/83419
憶測を呼ぶ警察庁長官前倒し人事
2009/6/27 10:00
●民主党の選挙違反を狙い撃ち?
今月22日の閣議で安藤隆春・警察庁長官の人事が了承されたが、この人事にはさまざまな憶測が飛び交っている。通常は国会閉会後に発令される幹部人事が、開会中に行われるのは異例だからだ。そのため、総選挙をめぐる“民主対策”ではないか――とささやかれている。
警察庁長官は、総選挙で全国の都道府県警本部に対して選挙違反の摘発や、情報集約を指示できる最高ポストだ。
「警察庁は今回の人事を『衆院選に備えて庁内態勢を整えるため』なんて説明しているが、狙うのは民主党の選挙違反でしょう。そのための前倒し人事ではないかとみられています」(司法記者)
安藤氏は公安畑を歩んできた。西松事件で「自民には捜査は及ばない」と問題発言をやらかした漆間官房副長官が警察庁長官だった頃から、長官候補と目されてきた。
漆間氏も関わっていた捜査費不正支出問題では、警察庁官房長として国会での追及をノラリクラリかわし、漆間氏との緊密ぶりがささやかれたものだ。政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。
「自民党は権力維持のためならどんな禁じ手も使う。23日の古賀・東国原会談がいい例です。日程を明らかにしてテレビカメラまで入れた。選挙民が『そこまでやるか』ということを平気でやるのです」
まだまだ驚きの展開がありそうだ。
(日刊ゲンダイ2009年6月24日掲載)
2009/6/27 10:00 更新
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