★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK66 > 177.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/36381bb2b1e909a3056b6e073957e885
どうもご本人は大まじめのようだ。自民党の古賀選対委員長は日本遺族会会長として例年出席している沖縄での「慰霊の日」の式典参加を取りやめて、宮崎県庁にむかい、御存知のように「次期衆議院選挙の出馬」を要請した。すると、東国原英夫知事は「全国知事会でまとめて地方分権方針を丸ごと自民党へのマニフェストにすること」「自分を次期自民党総裁候補とすること」の二条件を提示、古賀選対委員長は回答を留保したというニュースだ。 報道は次のように伝えている。 自民党内では「知事が国政に出たがっている」(閣僚経験者)との感触を得て、昨秋から東国原氏に秋波を送ってきた。総選挙も間近に迫り、麻生内閣の支持率が再び「危険水域」に突入。古賀氏が出馬の正式要請に動いた。 古賀氏の要請に、東国原氏は「党の体質を変えていただかないと、国民の支持は得られない」などと語り、受諾条件として「私が次期総裁候補として、自民党は次の選挙を戦うご覚悟があるか」。この問いかけに古賀氏は険しい表情を浮かべ返答しなかった。 今回の会談には、町村派の参議院議員の伊達忠一党副幹事長が同席。伊達氏は知人を介して東国原氏とパイプがある。「町村派議員を通じ、総務相起用をほのめかされた」との関係者の話もある。 だが、どこまで党側と東国原氏との間ですりあわせができていたのか疑わしい。首相官邸では、閣僚起用の打診について「うちはまったく関係ない」(首相周辺)と否定的だ。党執行部の一人も「選挙への協力は要請するとは聞いていたが、出馬要請とは知らなかった」と首をかしげる。 (朝日新聞) [引用終了] 何とも間が抜けた話である。宮崎県では絶大な人気があるとはいえ、国政の経験はゼロのタレント知事が「俺に出てくれというなら総理にしろ」と要求した。支持率低落にあえぐ自民党の足元を見透かしたような話だ。「自公連立はそのまんま」 小泉「改革」が色褪せて、麻生太郎が反転する兆しもなく、総裁選前倒しと言えば「舛添厚生労働大臣」などが取り沙汰されいる状況だが、「起死回生策」には至らない。そこで、実際のマンガより面白く笑える「そのまんま総理」という裏技を自民党は考えたのか。 古賀選対委員長が宮崎県庁に出向いた段階で「下打合せ」が出来ているはずである。テレビ・新聞報道は古賀氏が「立候補してほしい」と切り出したら、「私が次期総理候補として闘う覚悟があるか」と東国原知事が切り返したということになっているが、私は、ここまでは「シナリオ通り」だったと理解する。すでに古賀選対委員長は「7月12日の都議選とのダブル選挙になるかもしれない」と言った時期に麻生官邸と距離を置いて、ポスト麻生を模索し出したと言われている。今回も、その第2弾だったという気もしないわげはない。 「策士、策に溺れる」というが、今回の「東国原出馬要請」が麻生降ろしにつながるという流れには必ずしもならず、「自民党全体が沈没中」というメッセージにつながったのではないか。あるいは、半分が「シナリオ通り」だったが、「俺を総理候補に」という一言だけが予定外だったのかもしれない。 どうやら何でもありの状況に突入してきた。自民党の表紙を「そのまんま東」に替えて、「そのまんま自民党」だけでなく、「そのまんま自公連立」「そのまんま与党」で、自民党の延命と政権交代阻止のためのトリックスターとして登場するようなことも、ないとは言えない。 二度あることは三度ある。自民党に小泉現象という黄金期があったのは、まさに彼が「自民党をぶっ壊す」という改革者のイメージで登場したからだ。小泉自民党を支持することは、小泉と一緒になってハンマーで自民党をぶっ壊すお祭りだと勘違いした。しかし、ハンマーが砕いていたのは自分たちの生存権を保障してきた社会保障であり、雇用であり、医療だった。 国民生活が困窮して、目もあてられないような惨状が広がったので、政権交代への期待が高いのだ。その中身を変えることなく、「そのまんま与党」の人気者にだまされるほど、世の中甘くないと私は信じている。 |
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK66掲示板
フォローアップ: