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(回答先: テレ朝サンプロ竹中氏偏重と選挙妨害疑惑(植草一秀の『知られざる真実』) 投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 7 月 12 日 14:25:48)
「見限られている自民党のネガティブ・キャンペーン
今、自民党は完全に末期症状の最終段階に入っているようだ。三年間で総理大臣が三人目であるということも政権与党の体を為していないが、現在の麻生総理の迷走状態も、もはや酩酊総理と言えるほどひどい有様になっている。イタリアのラクイラサミットでは麻生首相を各国首脳がまともな話し相手としてみなさなかったようだ。自公政権のこの凋落は、実は麻生氏の個人的ぶれの影響はサブ的なものであり、真因は、小泉政権が行った国政への批判が国民レベルに浸透した結果なのだ。
麻生・鳩山(邦)ラインの郵政民営化見直し発言も、政治現象としては、小泉・竹中構造改革路線に対する国民の不信感の表れと解していいだろう。相次いだ知事選の結果が如実にそれを証明している。つまり、小泉政権の否定は確実に民意となっているのである。国政を預かる与党政権がその声を無視できなくなっていることは、自民党の浮き足立った動き方にすべて反映している。今、小泉政権を牽引した自民党・清和会系勢力は、マスメディア、特にテレビを使って、なりふり構わず民主党のネガティブ・キャンペーンに没頭しているが、一旦方向が変化した民意の潮流は強くて、これまではきわめて効果的な結果をもたらしていた自民党の画策(プロパガンダ)は、すべて裏目に出てきている。
今朝のフジテレビ・「新報道2001」も、司会者の采配に中立性はまったくなく、きわめて過激な偏りを示していた。ゲストには自民党・菅義偉(すが よしひで)選対副委員長、民主党・前原誠司副代表、公明党・高木陽介広報室長、共産党・穀田恵二国対委員長、社民党・阿部知子政審会長、国民新党・亀井静香代表代行が出演し、麻生政権について討論したが、案の定、番組は菅義偉氏主導による鳩山民主党代表の献金問題に集中した。これに果敢に異を唱えたのは国民新党の亀井静香氏であったが、司会者は矯激に亀井氏を制止、終始彼に言いたいことを言わせず、菅氏に思いっきり話をさせていた。
亀井静香氏の主張したかったことは、以前から言っていたことであるが、自民党だって「国民政治協会」から献金を数百億円も貰っているはずだ、それを無視して鳩山さんだけを集中攻撃することは公平性において問題があるということだった。管理人には「国民政治協会」なるものはわからなかったが、ここは起業からの献金を一旦プールして、自民党にそれを渡す仕組みらしいが、これを迂回献金と言うのではないのか。
小沢氏の公設第一秘書事件の時も、亀井氏が提起した国民政治協会の話はスルーされていることは今回と同じであり、自民等と民主党に対し明らかに前提が不公平、非対称である。
しかし、司会者が亀井氏のこの発言を何度も初期段階で露骨に封じていたことは、この番組の主旨が民主党のネガティブ・キャンペーンにあったことは明らかだった。しかし今の視聴者は2005年9月の「郵政民営化是か非か」の国政選挙の時とは違っている。メディアがやる一本調子の自民党マンセーに疑念を抱き始めている。
午前10時になり、やはり民放であるが、植草さんがサンプロ・ペンタゴンと揶揄(やゆ)している、テレ朝の御用番組「サンデープロジェクト」も、フジテレビの「新報道2001」と似たようなゲスト陣で占められていた。菅義偉(自民党)、高木 陽介(公明党)、野田佳彦(民主党幹事長代理)、穀田恵二(共産党)、 阿部知子(社民党)、そして亀井静香(国民新党)である。ここでも菅義偉氏の一方的な鳩山民主党代表への言論攻撃が展開され、それに亀井氏が異を唱えようとすれば、田原総一朗氏が徹底して邪魔をした。さすがに亀井氏の表情には怒気が浮かんでいた。田原氏は歴年の大政治家である亀井氏に対して「ちょっと待ってろ!」とか言っていたが、とんでもない傲慢さである。
民放は自民党の意を受けて、政権交代阻止に向け、露骨な民主党批判を繰り返している。悪徳ペンタゴンの必死の悪足掻きである。しかし、今日の都議選の結果で彼らの最後の希望も費えるだろう。国民は55年から続いた自民党を見限っている。しかし、今の自民党は55年体制の自民党ではなく、55年体制をアメリカの内政干渉によってネオリベ変革で崩壊させ、桁違いに悪しき国政に転換した自民党突然変異体の国賊政党である。国民は小泉・竹中構造改革の惨憺たる結果を肌感覚で受け止め、醒めた目で自民党を眺めている。その感情は静かな怒りである。
自民党が今、あの手この手を弄して、いろいろと民主党叩きをやっても、今、それらはすべて裏目に出ているように思う。ただし、自民党にはアメリカがバックに付いているから、けっして油断はできない。日本はこの悪徳政権を倒さない限り、国民のためのまともな政治は望めそうもない。」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2009/07/post-a775.html
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