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(回答先: Re: 【再掲:石原銀行はり権として東京オリンピックを食い荒らすどうぐである 投稿者 明石 日時 2009 年 7 月 11 日 23:49:53)
石原都知事が狙っているのは利権として東京が、民主党によって奪い去られることへの防御だが、果たして今の民主党に石原独裁を倒す力があるかが問題だ。対決を鮮明にするために民主党は分かりやすい主張を前面に押し出し、先ずオリンピック開催に反対の立場を鮮明にすることだ。なぜならば、民主党には極右が巣食っているいるからだ。
<貼り付け>
危機感募る石原知事、都議選応援に東奔西走(朝日新聞)
石原慎太郎知事が東京都議選で、自民、公明両党の応援に奔走している。各地の地方選で民主党に風が吹き、都政与党の自民、公明両党が議席を減らせば、石原知事の都政運営に支障が出かねないからだ。「非常に不安というか、どうなるか予測がつかない」。知事の危機感は強い。
「過半数を自民党と公明党が失ったら、議会の運営がどうなるかわからない」。6日夕、石原知事は東京都墨田区の街頭で、自民新顔への支援を必死になって求めた。
さて、注目度が高いのはなんと言っても東京都議選です。ここでもやっぱり自民党は劣勢で、慎太郎さんも危機感を募らせているとか。なんでも「過半数を自民党と公明党が失ったら、議会の運営がどうなるかわからない」そうです。 ……あれ? 何か違いませんかね? まるで民主党が過半数を取れば、都政運営に支障が出るような言い方です。しかし実際はどうなのでしょうか?
先の東京都知事選まで、民主党は東京都議会の純然たる与党でした。決して都知事に異を唱えることなく、自民党、公明党と共に忠実に石原都政を支えてきたわけです。それが選挙が始まるやいなや突如として反旗を翻して独自候補の擁立に至ったのは記憶に新しいところですが、その後はどうだったのでしょうか? 共産党の調査に拠りますと、過去4年間で民主党は東京都側が提出した案件の99・3%に賛成票を投じてきたとのことです。ふむ、これだけ都政に「協力的な」政党であるならば、この党が過半数をとっても慎太郎さんの都政運営には何ら支障はないでしょうね。
それでも危機感を募らせている慎太郎さん、いったい何に怯えているのでしょうか? 東京都知事という立場上、民主党が常に自分に賛成する側に立ってきたこと、民主党が自分の味方であることは当然、心得ているはずです。あるいは橋下のように、勝ち目のある方に肩入れすれば済む話と大きく構えていたってよさそうなものです。それでも愛しい我が子も所属する自民党への愛着が強いからでしょうか。どっちが勝っても変わらないけれど、やっぱり「好き」な方の政党に勝って欲しい、そういう思惑も多少はありそうです。
あるいは、あたかも自民党と民主党が対立しているかのようなイメージを作ること、これが目的だとしたらどうでしょう。都知事が自民党と公明党に肩入れすることで、その2党こそが与党であり、民主党は野党である、自民党と民主党の対決だ!そういう構図をアピールしたいのかも知れません。こうすることで、共産党などの本物の野党を都民の視野の外に放り出すことが出来ますから。共産党さえ排除できれば、慎太郎さんとしては楽なもんですよね。
……それでもまぁ、自民党の敗北はもはや必至です。民主党がよほどのヘマをやらかさない限り、流れは変わりません。そうなると下野が迫る自民党以上に、時期最大派閥たる民主党の「中味」が問われます。ならばこの都議選で重要になってくるのは、土屋たかゆきを筆頭とする民主党内の極右議員の当選をどれだけ阻止できるか、ではないでしょうか。現時点での民主党は、昔年の自民党と同程度には穏健で良識のある政治家もいて、問題のある議員ばかりが犇めいているわけではありません。しかし党首の鳩山は麻生以上に小泉路線に近いタイプですし、河村たかしに続く川勝平太の当選など、歴史修正主義者や安倍晋三の取り巻きを表に立てることに躊躇いがない、時に自民党以上に自民党的です。この辺りで民主党内での右派の伸張にブレーキをかけることができないと、まさしく「犬が去って豚が来る」ことになりかねません。
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