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誰が言い出したのか、郵政民営化の頃によく出てきた「守旧勢力」。こうした分類からすると、大多数の国民にとって現在の守旧勢力は自公になるに違いない。このうちのどのぐらいの割合の方がはっきりと認識されているかわからないが、米軍占領下で腐ってしまった戦後体制。日本が米軍占領下にあることを認識していないとしても(認識はなくても米軍基地がそこらじゅうに散在していることは厳然たる事実である)、米国法に流れるAt-Will Employment(契約関係があったとしても雇用関係をいつでも自由に破棄できる)の原則にそっくり従ったような小泉、自公政権下の労働者派遣改悪によって、将来国を担うはずの若者の非正規雇用の割合が3割、4割にもなれば、さすがに、これでは国が、日本社会が持たなくなると思うに違いない。大多数が良くて月給15万前後、技術や知識の継承も行われず、自活していれば、若者がそのうち脱落していくことは目に見えていたし、現実にそうなっている。
こんな状況を守ろうとするのは、築いてきた利権の維持に一生懸命の自民党と公明党だけだろうと思いきや、最近は共産党までその方向の動きが露骨になっている。企業が政治家に献金するのは、政治家からの見返りを期待してというのが共産党の一貫した考え方だから、この考え方を敷衍すれば、このひどい現状を維持しようとするのは、それで得する何かが共産党にあるからなんだろう。西松問題にしても、共産党が攻撃するのほぼ小沢さん、民主党だけ、自民党の二階議員などおまけ程度である。それは赤旗のプロパガンダにもはっきりと出ている。
共産党員あるいは支持者かどうかは知らないが、阿修羅でもgataroという方にこの共産党の傾向はハッキリと出ている。例えば少し下にあるこの方の「これはひどい! 馬脚現したか天木直人、橋下・東国原を公然と応援(kojitakenの日記)」という見出しの投稿を見ると、あがきもここまで来たかと思わざるを得ない。本人が紹介しているブログにある天木さんの文章を読んで、どこが「これはひどい! 馬脚現したか天木直人、橋下・東国原を公然と応援」になるのか不思議で仕方がない。天木さんはこう書いている。
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それぞれの政党はそれぞれの思惑がある。メディアもまたその思惑にそって報道する。そして橋下や東国原個人の思惑もある。
しかし、それらはいずれも世論をみて動く。最後は世論が決めるのだ。
そうである以上、われわれ国民がなすべきことは橋下、東国原の動きを、世論の声で正しい方向に導いていく事だ。国民にとって好ましいき姿にもっていく事だ。
この騒ぎを、単なる自民、民主の人気取りだと茶化したり、橋下や東国原のパフォーマンスと切り捨てるだけでは問題の本質を見誤る。ましてや小泉劇場の再来などとおそれてはいけない。
私は橋下、東国原の動きは、本物の「地方主権」を目指すものだと思っている。 彼らの語る言葉はこれまでの政治家の言葉とは違う。
そうだとすれば彼らの動きを国民の動きとさせなければいけない。
出典: 天木直人のブログ − 国民は世論の力で橋下、東国原知事に圧力をかけて正しく導いていくべきだ
http://www.amakiblog.com/archives/2009/07/09/#001428
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つまり、天木さんは、現在の彼らの動きを正しい方向ではないと考えており、だからこそ、、「世論の声で正しい方向に導いていくべきだ」と主張しているのだ。個人的には、二人に対する天木さんの見方に違和感を覚えるが、しかし、現在のところ自民党寄りと思われるこの二人をも世論が味方につけなければいけないという考え方は理解できる。
マスコミと協力して官僚が公然と民主党たたきをやっている以上、今回の選挙で民主党などの勢力が選挙で勝っても、多くの国民が望むように政治がちゃんと機能するとは思えない。守旧勢力のものすごい抵抗があるだろう。機能するようにするには、自民党寄りと思われる彼らをも味方に付ける世論が必要、と主張しているのだ。こんな程度の主張が、どうして「これはひどい! 馬脚現したか天木直人、橋下・東国原を公然と応援」になるんだろうか。主眼が、現在の橋下・東国原氏に対する応援にないことは明らかではないか。
今日は都議選の投票日、そして残るは衆議院選。いずれにしても、日本の有権者の自らの意思で政権交代が起き、現在の腐った戦後体制の向こうに何かが見えるようになるかもしれない。現在の状況が米軍占領下の戦後体制の集大成と見て、これを何とかしたいと考えるのであれば、右とか左とか関係なく、とりあえずは国民が政権交代の行動をすることが現実的な選択肢ではないだろうか。このまま官僚、自公政権に任せていても、何の展望もない。圧倒的大多数の日本国民は新しい風を必要とし、その風を自らの手で吹かそうとしている。
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