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早期解散、民主どう仕掛ける 政局の主導権掌握へ【産経】
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090710/stt0907102115014-n1.htm
2009.7.10 21:11
民主党は、都議選(12日投開票)で優勢が伝えられている情勢を踏まえ、13日に内閣不信任決議案を衆院へ提出し、麻生太郎首相に早期の衆院解散・総選挙を迫る構えだ。
麻生内閣が政権末期症状に陥っていると世論に印象づけるとともに、反麻生勢力が存在する自民党の混乱を誘発し、政局の主導権を握る狙いがある。(斉藤太郎)
民主党は次期衆院選で、支持率が急落した麻生首相と戦うことが有利だと踏んでいる。
不信任案提出をきっかけに「麻生首相が解散すれば思うつぼ」(副幹事長の1人)だからだ。
逆に与党が不信任案を否決すれば、自民党内の麻生降ろしにブレーキがかかり、これまた衆院選で麻生自民党を相手に戦える、との計算もある。
民主党が麻生首相の“延命”に手を貸す皮肉な構図になっている。
鳩山由紀夫代表は10日、東京・内幸町の日本記者クラブでの会見で、不信任案について「都議選で麻生政権への審判が下される。その結果を見て判断したい。
13日に三役ら幹部が集まり、他の野党とも相談し結論を出したい」と述べ、都議選直後に野党間で結論を出す考えを示した。
民主党は都議選で勝利した場合、13日に不信任案を提出する方針を固めている。
自民党の退潮が顕著となれば、不信任案提出で攻勢に出て、「麻生政権ノー」の風潮を次期衆院選まで継続させるためだ。
不信任案は、衆院で否決される公算が大きいが、野党が多数の参院で問責決議案を提出して可決し、追い打ちをかけるシナリオを描く。
民主党内には当初、不信任案提出の効果をめぐり認識にズレがあった。
提出しても早期解散が実現するか読み切れない。
与党に否決させ麻生降ろしを抑制すると見られるが、かえって自民党内の抗争を激化させて首相が交代すれば「選挙の風向きが変化する」(別の中堅)との声もあった。
7日の幹部会で、輿石(こしいし)東(あずま)参院議員会長が「不信任案は、首相がダメだと思えば出せばいい。
ああなる、こうなると考えても仕方がない」と、提出慎重派の菅直人代表代行を説得する場面があった。
国会対応上のリスクもある。
民主党は国民の関心が高く、議員立法の臓器移植法改正案には不信任案の処理後に採決に応じる。
だが、それ以外の北朝鮮関係船舶への立ち入り検査を可能にする貨物検査特別措置法案などの審議はすべて欠席する。
国対幹部は「臓器移植法改正案以外は審議拒否しても、わが党に世論の矛先は向かない」とするが、北朝鮮情勢などの展開次第では非難されるリスクはある。
また、不信任案が否決されても国会を事実上の休会状態とすることで、首相への解散圧力を強めることも期待している。
「民主党議員は全員、来週から選挙活動を本格化させる。
自民党の連中は焦るだろうな」
ある幹部は、麻生降ろしをめぐり混乱する自民党をこう皮肉った。
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