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「もうサプライズない」小泉元首相の本心は…!?
2009.7.9 23:20
引退を表明し、すっかりご隠居モードとなっていた小泉純一郎元首相が「北の大地」に姿を現した。郵政解散当時に自民党幹事長を務め、「偉大なるイエスマン」を自任する武部勤元幹事長のために1泊2日で北海道に駆けつけたのだ。地元のウニに舌鼓を打ち、半分は観光気分のようだが、次期衆院選について「こんな逆風はかつてない」と断じた。「自民党をぶっ壊す」と宣言し、首相の座について8年余り。その予言通りに瓦解していく自民党をどんな気持ちで見つめているのか。(酒井充)
「武部さんがおいしいウニを食べさせてくれると言う。麻生太郎首相がサミットから帰ってくると解散するかもしれない。サミット中の今なら安全だと思ってやってきました」
9日午後、島民約5500人のうち約400人が詰めかけた北海道・利尻島の開発センターで小泉氏は満面の笑みを浮かべた。
「ここのウニはほっぺたが落ちそうにおいしい。なぜこんなおいしいのにバフンウニなんてまずそうな名前を付けるのか。利尻ウニ、礼文ウニにして町おこしをしたらどうか。ピンチはチャンスだ!」
講演前に食べたウニがよほどおいしかったのか、別の講演会場に移っても話題はウニばかり。
「ウニにメス、オスがあるとは知らなかった。メスの方が色がきれいだ」。衆院選については「4年前の選挙は大勝したが、今回はそうはいかない。こんな逆風はない。何をやっても逆風は続く」と突き放すように語っただけだった。
この後小泉氏はフェリーで礼文島に渡り、礼文山に登り、「気持ちいいなあ」と連発。武部氏がハイカーに「天然記念物、小泉純一郎です」と声をかけると、小泉氏は「私はもう博物館行きだ」と応じた。
小泉氏は昨年9月27日に地元・神奈川県横須賀市で「能力は使い切った」と引退表明し、次男・進次郎氏を後継指名後は「政局は語らない」と公言してきた。首相が今年2月に郵政民営化の見直しを示唆した際は、「笑っちゃうくらいあきれている」と色をなしたが、その後は再び沈黙を続けてきた。
とはいえ、自民党の凋落(ちようらく)ぶりはやはり気になるらしい。6月29日には、4年前の郵政選挙で初当選した「小泉チルドレン」23人を都内の居酒屋に集め、「人生もいろいろ、選挙もいろいろだ。野党になることがあってもいいのではないか。信念を貫いてほしい」と激励した。
小泉氏は9日夜は礼文島に泊まり、10日は北海道稚内市内で講演する予定だ。
「まもなく任期満了だ。いつ解散があってもおかしくない」と達観する小泉氏だが、衆院選に突入すれば、チルドレンの選挙区を中心に積極的に応援に繰り出す考えを示している。「小泉マジック」で政権交代の風を吹き飛ばす考えなのか。単に元首相の「最後のお務め」だと思っているのか。いずれにしろ「政界の風雲児」の動向から目を離せそうにない。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090709/stt0907091829005-n2.htm
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