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当地、石垣市において6月17日、「田母神講演会」が大盛況のもと行われたようです。
講演会当日の地元紙紙面に掲載されるように拙文を投稿しました。
ところが掲載されたのは20日の土曜日…
田母神閣下からは核武装論もとびだし、ボルテージは上がりっぱなしであったようです。
19日付けの同紙には「押しつけ憲法改憲論」も投稿記事として掲載されました。
とりあえずは拙文の引用を。
〜〜〜〜以下投稿記事〜〜〜〜
"催眠商法"と矛盾
どちらも商売にまつわる話です。
"矛盾"の方からお話ししましょう。中国の『韓非子』という書の中に出てくる話です。
楚人の商人がおりました。自らの商う盾(たて)をほめて曰く、「どんな武器を持ってしても通すことが出来ぬ堅き物である」また矛(ほこ)をほめて曰く、「この鋭いこと、いかなる物をも貫き通す物である」
ある人曰く。「お前さんの矛をもってその盾を通そうとしたらどういうことになるんだい?」
もう一つ、"催眠商法"です。
ご承知、販売目的を隠して、プレゼントなりサービスを提供して客を引きつけ、絶妙なトークで次々とサービスを"無料で"あるいは破格の価格で提供し続け、気が付いた時には高額な商品の購入に同意してしまっているという、よく新聞種になるような「詐欺商法」の一つです。
ちょっとでも自分を客観視すればオカシサに気づくはずなのですが、そこが「詐欺師」の詐欺師たるゆえん。ムカシから「口のうまいやつには気をつけろ」と教えられて居るではありませんか。「自分はちがう」この思いこみにつけ込むのが彼らの共通のやり口です。
さて、ここからが本題です。
14日付の本紙に掲載された○○○○氏からの「誘い」から「お2人ともユーモアもあり、とても面白く有益なお話をして下さいます。」
危ない、アブナイ!
○○氏が紹介するお二人が、どういう経歴の持ち主か、氏の紹介文には肝心なことを省略して口当たりの良い部分だけが取り上げられています。
恵氏、田母神氏のお二方の経歴でピタリと重なる部分があります。
「いざというときに戦うことの出来ない自衛隊に自分が存在する意味はない」として、それまでの「軍事的」キャリアを捨て、プロパガンダ活動に転身なさった方という点です。
口当たりの良い「音楽隊」なり、救助活動、奉仕活動に取り組む「自衛隊」ではなくて、「いつでも戦争可能な軍隊」としての自衛隊〜いずれは日本軍〜を実現したいと、啓蒙活動に取り組まれている方々です。
催眠商法の特徴は、警戒感の強いところには決してやってきません。ソフトな掴みからだんだんと本筋に引き込んでゆく、その途中で商売の目的があからさまになってしまってはこの商法は成立しません。
わが八重山もなめられたものです。いったい彼らの売りつけようとしているのは盾なのか?矛なのか?
八重山に軍事拠点を導入したがっている方々の論拠は決まって「盾が必要」ということです。一方でつい表に出てしまった本音が今回の「時局講演会」なるものでしょう。
彼らにとって実は「矛」をこそ配置したい。彼らの持論は「使わぬ矛に意味はない」なのですから。
末尾の付け足しで申し訳ないのですが、彼らの露払いを務めるような同紙面の「論壇」○○○子さんの「疑問」に対してひと言。
このような軍事ボケしたえせ愛国者の跋扈を許さないためにも、自分たちがかつてどんな歴史的体験をしてきたのか、そこから何を学び、どうやって未来へと繋げてゆくのか、しっかりと後世まで共有してゆく必要があるのです。
自らのことばと裏腹に「恥」の文化とは無縁の軍事芸人お二方には、市民一人一人が守ってきた平和の島・八重山に軍事拠点を設けようなどという、まさに矛と盾を同時に売り歩くような己の行動をいかに場違いな物であったか思い知って帰って貰いましょう。
賢明なる市民・郡民みなさんのご賢察、お願い致します。
〜〜〜〜以上、引用〜〜〜〜
これには後日談がありますが、そのことはまた改めて。
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