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http://netallica.yahoo.co.jp/news/82728
菅選対副委員長が仕掛ける麻生「安楽死」
2009/6/22 10:00
「鳩山総務相切り」のウラで暗躍した菅義偉(すがよしひで)選対副委員長。当選4回ながら、総理の側近としてマスコミをコントロールし、今や自民党の“参謀役”“舞台回し役”を自負する。その菅が密かに練っているのが「麻生安楽死」作戦だ。
●自民党の舞台回し役を気取る
「麻生は、最近の菅の言動を不愉快に思っている。“日本郵政の西川社長を続投させないと、財界が怒って総選挙に協力してくれない”という菅の進言を聞いて鳩山のクビを切ったら、支持率がストーンと落ちた。しかも側近のはずなのに、17日には“都議選で第1党になれなかったら首相の進退問題になる”と麻生を揺さぶる発言をしたからです」(官邸事情通)
だが、不愉快であっても、麻生は菅に頼らざるを得ない。中川昭一、鴻池祥肇に続き、鳩山邦夫まで切ってしまい、今や相談できる“側近”は菅しかいないからだ。完全に麻生をコントロール下に入れた菅は、どう料理するつもりなのか。
「麻生を見限った菅の狙いは、麻生に解散を打たせないことと、自然な形で退陣に追い込むことです。9月に任期がくる自民党総裁選の前倒しをあまり早めると、麻生は解散で対抗してくる。だから1カ月前の8月前倒しを想定している。これなら不自然じゃない。そして、それまでは生かさず殺さず、支えたり突き離したりしながら、少しずつ麻生の力を削(そ)いでいく。あの進退発言も、都議選までは麻生降ろしで騒ぐなという党内へのサインだし、都議選で負けたら進退問題になりますよという麻生へのサインでもある。その一方で、北朝鮮の船舶臨検法案などを国会に出して、麻生に仕事を与え、7月28日の国会会期末までは解散できない状況もつくる。そうやって8月になったら、一気に総裁選前倒しの準備に突入です。もちろん、レームダックの麻生が再選狙いで出馬するのは勝手。でも、推薦人さえ集まらないから、そこで万事休す。解散する力もなく、辞意表明となるでしょう。お盆明けから自民党は総裁選で大騒ぎし、その勢いと新しい首相で9月総選挙に突入する。これなら自民党の大敗は食い止められる。この作戦通りに行ったら、菅は自民党の救世主となるのです」(政界関係者)
だが、昨年秋の解散を麻生に断念させたり、いらぬ世襲制限を持ち出して混乱を広げたりと、菅の作戦は失敗が多い。鳩山大臣更迭だって、財界の支持以上の票を失った。菅のことを「君側の奸」と書いた週刊誌もあるが、この「麻生安楽死」作戦もうまくいく保証はなにもないのだ。
(日刊ゲンダイ2009年6月19日掲載)
2009/6/22 10:00 更新
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