★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK65 > 777.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/2009-06.html#20090619
海賊対処法、改正国民年金法、税制関連法が参院否決、衆院の3分の2で再可決されました。重要法案3点セットが通過し、国会も解散に近付いてきました。ただ麻生首相の雰囲気、覇気のない党首討論から察すると、都議選敗退なら首相退陣を模索中、と感じます。一度上昇した支持率が再下落し、もはや再び支持率が回復する芽はないと、自身もやっと気付き始めたのでしょう。
特に骨太2009素案の党内調整が遅れ、マニフェストへの記載も先送りです。党内さえまとめ切れないのに、総選挙を戦えるのか?日本のリーダーとして相応しいのか?との認識も、麻生政権に漂ってきます。国民に不評だろうと、郵政解散以来5人目になろうと、新総裁で出直しが自民党内の現実的な路線になりつつあるのでしょうね。
西松献金事件で、国沢前西松社長の公判において、一斉に「天の声」との表現がメディアで流れました。ただこの事件は全体が『政治資金規正法違反』であり、談合事件ではなく、贈収賄や斡旋利得での起訴もありません。なので検察は本来、公判において「天の声」の存在に触れる必要はなく、逆にそこに言及したことで、事件の構図全体を談合による贈収賄や斡旋利得なのか、政治資金規正法違反なのか、見え難くしてしまう効果を狙ったものと見られます。
今回の公判は、罪状を認めている国沢氏の側の判決を先に得ることで、大久保氏の公判を有利に、有罪であるとの心証を与えたい、という効果も考えてのことと推察できます。しかし「天の声」による受注調整が事実なら、早く受注調整に関わった企業全てを起訴すべきであり、検察は相変わらずこの点の説明が皆無です。
しかも「国民の目から覆い隠した、ヤミ献金と同じ」と断じた検察の論告、論調では、では他の政治家への献金も同じではないか?という疑念を生じさせます。与党議員への追及がない現状は、国沢氏を追い込めば追い込むほど、検察側の偏りとして認識されてしまうことになるのです。
これはとても早い裁判で、一介の審理で結審し、来月には判決がでます。が、検察、被告ともに納得しない判決、その後控訴となる可能性も高いのでしょう。検察は大久保氏の裁判に繋げたい、被告は検察に協力したのだから執行猶予を得たい、両者がこの思惑で一致する中、裁判所の判断が波乱要因となるか?それが注目となってくるのでしょう。
この事件はこのまま、総選挙にはあまり影響しないと見ています。談合事件など、事件の構図が大きく発展するなら別ですが、それ以外の材料は出尽くした、という感じもあります。むしろ国沢氏の公判で、大久保氏の供述まで持ち出した時点で、これ以上のネタは検察も握っていないことを示唆していると見ます。ただ検察の描く事件の構図と、起訴事実が異なるということが今後、公判でも不規則な事態を生む可能性だけは、強く示されたことになるのでしょうね。
★事件全体が「政治資金規正法違反」なのに、検察が公判で「天の声」の存在に触れる愚。
それに追随して「説明責任」を求める愚。
元々の首謀者(チームの一員)の自公がそのような声をあげるのは(もともとアホなんだから)理解できるが、共産党がそのような愚行に歩調を合わせ「説明責任」を叫ぶのはどうしたことか(下記穀田国対委員長の発言記事参照)。
要するにやっていることは自公暗愚政権と同じなのだ。
今回の小沢秘書逮捕事件で露呈したのは、何度も言われていることだが、検察が正義(法と倫理)の執行者ではなく、時の権力の走狗に過ぎないこと、マスコミも同様かそれ以上に忠犬であることだ。
さらに、前々から言われていたことだが、共産党も自公(反国民)政権の追随者であり、別働隊であることも明らかになったのではないか。
だからこれからは反国民的政治勢力の総称として、自公ではなく自公共と表記すべきかもしれない。
事態はそこまで来ているということだ。
共産党のトップは自覚的に行動していると思えるが、末端の党員やシンパはそのことにどこまで気づいているのだろうか。
(穀田国対委員長の発言・赤旗記事)
民主自体に説明責任 こくた氏指摘
日本共産党の、こくた恵二国対委員長は19日、西松建設前社長・国沢幹雄被告の初公判について記者団に問われ、「民主党前代表の小沢氏本人だけでなく、民主党自体の説明責任が問われる」と述べました。
こくた氏は、検察の冒頭陳述で、東北地方の公共事業の業者選定に小沢事務所の意向が決定的影響力をもつ「天の声」とされたこと、西松建設は小沢氏側の「天の声」を得るため巨額の献金をしたこと、大久保秘書自身が「天の声」を発したことなどが指摘されたことは、「きわめて重大な問題だ」と指摘。民主党が同事件を、「小沢氏個人の問題で、党の問題ではない」との立場をとっていることについて、「民主党は小沢氏をかばいつづけてきた、政党としての責任が鋭く問われている。党内で自ら調査し回答することから逃げることは許されない」と述べました。
また、「関係者を呼び、国会としての真相を究明することがいよいよ必要だ。国会の責務はきわめて大きい」と述べました。
西松建設違法献金事件
小沢一郎民主党前代表の資金管理団体「陸山会」と小沢氏が支部長の「民主党岩手県第4区総支部」が西松建設から企業献金を受けながら、政治資金収支報告書に、二つのダミー政治団体からの献金として虚偽記載したとされ、小沢氏の公設第1秘書が起訴された事件。ダミー政治団体を通じ、総額約4億8000万円が、自民党の二階俊博経済産業相ら20人近くの政治家にばらまかれました。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK65掲示板
フォローアップ: