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【西松建設初公判】検察独演会終了 2009-06-19 (Fri) 19:27
http://daily-point.com/?itemid=247
注目されていた、国沢前社長らの西松建設初公判が今日行われ、即日結審した。判決公判は7月14日だが、判決は見るまでもないだろう。検察の言う通りに供述書を書き上げ、全てを認めたのだろうから、執行猶予付きでおしまいだ。今日の茶番は、大久保秘書の初公判に向けたセレモニーであり、検察の独演会である。自殺者まで出し、10億円とも言われた裏金の行方は何一つわからないまま、検察は事件に幕を引こうとしている。
検察側の起訴状朗読から始まった公判だが、二つの政治団体を作り、献金したくだりには、なんと「小沢」と「大久保」の名しか出てこない異様なものだった。大久保秘書が会計責任者を前任者の高橋嘉信から引き継いだのは平成12年のことである。政治献金用の団体を作った経緯や、献金要請など、平成12年より前は、高橋嘉信が担当したと思われるのだが、公判中、彼の名前は一度も出ず、もっぱら「小沢事務所」とのみ表現された。
西松側の政治団体からは、自民党議員にも多額の献金が行われていたのだが、公判中、自民の自の字も出ない。政治団体をダミー団体と断定し、それを通じた献金が違法であると指摘するのであれば、額の多寡に関わらず、自民党議員への献金もまた違法なはずである。しかし、自民党側議員への献金について、検察は徹底的に無視した。どういう「談合」があったのやら、検察のみならず、裁判官も弁護側も全く触れない。
既に公判でのやり取りが詳しく報道されているが、全てがシナリオ通りに進んだという印象を受ける。大久保秘書の弁護士からもコメントが発表されているが、これでは大久保秘書と小沢一郎をターゲットにした欠席裁判だと指摘されても仕方がないだろう。一体この裁判の目的はなんなのだろうか。まるで検察の一連の捜査が正しいものだったと正当化するために開催された独演会である。
一方の大久保秘書の初公判についてはまだ公判期日すら発表されていない。選挙に影響する可能性があるとのことで、総選挙後に予定されるとのことだが、国沢前社長らの初公判でさんざん大久保秘書や小沢代表代行に対する一方的な主張を行い、反論する機会さえ与えられることなく総選挙を迎えさせるというのは、一体誰のアイデアなのか。これで公平な選挙が期待できると言えるのだろうか。
10億円はどこに消えたのか。小沢以外への献金はどこに消えたのか。原発利権に流れた分はどうしたのか。二階への裏献金の疑惑はどこへ消えたのか。検察はどうしてこれらに口を閉ざし、幕を引いてしまおうとするのだろうか。それで検察は、自分たちにこそ正義があると、国民にきちんと顔を向けて言えるのだろうか。
恐ろしいことだが、今日の公判の印象から、私は検察側の姿勢に一片の正義も感じるとことができない。こんな茶番を見せられて、日本の検察を信頼せよと言われても不可能である。
(転載終わり)
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