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第三者委員会が最終報告書で指揮権発動を肯定するようなことを書いている。
これに対して、読売産経などが繰り返し批判し続けている。
民主党寄りの人のなかでも、同じように批判している人が多い。
しかし、冷静に考えてみると、指揮権発動は、本来は民主主義に不可欠なシステムだったはずだ。
辞書にはこう書いてある。
指揮権発動 - Yahoo!百科事典
指揮権発動(しきけんはつどう)
法務大臣が検察事務に関し、検察官に対して有する指揮監督権を行使すること。ただし個々の事件の取調べまたは処分については、検事総長のみを指揮できる(検察庁法14条)。1954年(昭和29)の造船疑獄の際、これが発動されて有名になった。造船疑獄の捜査が最終段階に入った同年4月20日、最高検察庁は、自由党幹事長佐藤栄作に対する収賄容疑による逮捕許諾の請求を行ったが、翌日、犬養健(いぬかいたける)法相は、吉田茂(しげる)首相の意向を受け、指揮権発動によってこれを拒否した。このため捜査は挫折(ざせつ)し、構造汚職事件の追及は阻止された。犬養は翌22日辞職し、第五次吉田内閣も、結局、12月7日、総辞職を余儀なくされた。
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E6%8C%87%E6%8F%AE%E6%A8%A9%E7%99%BA%E5%8B%95/
検察官 - Wikipedia
法務大臣の指揮権は民主主義的な支持基盤を持たない行政機関である検察が独善的な行動をとらないよう掣肘する目的も有しており、法務大臣の人事権とあわせて民主主義的な行政機関のコントロールを意味している[4]。
この指揮権は、1954年4月21日、吉田内閣の法務大臣犬養健が造船疑獄に際して当時の自由党幹事長佐藤栄作の逮捕を通常国会の会期終了まで延期せしめた例が存在(注:会期終了後その指示は解除されたが逮捕は見送りとなった)し、それ以後発動されたことはない。本来、政から官への民主主義的なチェックシステムだった指揮権発動が佐藤など一部の吉田茂系の政治家を救うためまったく正反対の趣旨で発動されてしまい、制度の政治的正当性が失われてしまった。以後、指揮権発動はおろか政治が検察に対して関心を持つことすらタブーとなってしまったといわれている[4]。
つまり、指揮権発動=悪 ではなく、
あくまでも、使い方の問題だというわけだ。
(学校では、そう習ってなかったゾ!!笑)
第三者委員会の「指揮権発動」論は本来の趣旨に戻せと言っているに過ぎない、ことになる。
もちろん現在において、そのようなシステムがそのまま転用されると問題もあるが、安易に否定するのもオカシイ。
文民である法務大臣が検察をチェックするのは当然だ。検察は日本国最高の捜査機関なのだから徹底的にチェックをする。あたりまえだ。と思う。
第三者委員会の提議した「指揮権発動」肯定論。一理あるのではないか。
関連記事:
「法務大臣の指揮権」を巡る思考停止からの脱却を: 造船疑獄指揮権発動は「検察の威信」を守るための策略だった (郷原信郎) passenger
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史上初 法務部長官指揮権発動「姜禎求を任意取調せよ」[朝鮮日報]【朝鮮戦争は統一戦争でマッカーサーは韓国の敵の発言者】 あっしら
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検察vs小沢の戦い 8 − 指揮権の発動 真夏の海の家
http://www.asyura2.com/09/senkyo65/msg/563.html
「法務大臣の指揮権」条文が存在するが国会審議では疑問あり。 木村愛二
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検察は行政に属し、当然国政調査の対象である 日光仮面
http://www.asyura2.com/09/senkyo61/msg/256.html
ニューヨーク・タイムズが書く「検察情報とメディアの追随」(保坂展人のどこどこ日記) ダイナモ
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【読売、検察の捜査「そもそも違反が成立するか否かに疑問」】(小泉・竹中以降、政治・行政・司法が姑息化してきています) 小沢内閣待望論
http://www.asyura2.com/09/lunchbreak22/msg/153.html
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