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http://www.asahi.com/national/update/0619/TKY200906190059.html
西松建設から民主党の小沢一郎前代表側への違法献金事件で、政治資金規正法違反などの罪に問われた同社前社長の国沢幹雄被告(70)の初公判が19日午前、東京地裁(山口雅高裁判長)で始まった。国沢前社長は罪状認否で「間違いありません」と述べ、起訴内容を全面的に認めた。検察側は冒頭陳述で、小沢事務所が東北地方でゼネコン談合組織の本命業者の選定に影響力を持ち、西松建設が工事受注のため、小沢氏側の要求に応じて献金していた、と指摘した。
また、同社元副社長の藤巻恵次被告(68)=外国為替及び外国貿易法違反の罪で起訴=も起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、小沢事務所は80年代ごろから、岩手県内の公共工事について、ゼネコン談合組織の受注調整に介入していたと指摘。小沢事務所の意向が、本命業者の選定に決定的な影響力を及ぼす「天の声」とされたとした。97年ごろには、秋田県内の工事にも影響力を持ったため、西松建設を含めたゼネコン各社は両県内の公共工事で、小沢事務所の「天の声」を得るために、下請け業者などを通じて小沢氏側に献金するようになったとしている。
西松建設は95年、東北地方での公共工事の受注実績を増やすためには小沢氏側に献金する必要があると判断。小沢事務所から1千万円を超える献金をするよう要求され、応じた。97年には小沢氏側と交渉し、年間2500万円を寄付することになった。
00年ころには、公設第1秘書の大久保隆規(たかのり)被告(48)=政治資金規正法違反の罪で起訴=が、ゼネコン各社などとの献金交渉や談合における「天の声」を出すことを担当することになったという。西松建設に対しても献金先や金額を指示したほか、岩手県内などの公共工事で、西松建設を本命業者とする「天の声」を出したとしている。96〜03年に「天の声」による同社など共同企業体の落札額は計約122億円に上ったという。
この日の初公判は午後も続き、論告求刑や弁護側の最終弁論を経て即日結審する予定。判決は早ければ7月中旬にも言い渡される見通しだ。
一方、大久保秘書の初公判の日程のめどは立っていない。大久保秘書は先月26日に保釈された際、「法を犯す意図など毛頭無く、やましいことをした覚えはありません」などのコメントを公表し、起訴内容を争う姿勢を示している。
東京地検特捜部の調べでは、西松建設は95年以降、同社OBが代表を務める政治団体「新政治問題研究会」と「未来産業研究会」を相次いで設立。同社は03〜06年にこの二つの政治団体を経由して小沢氏側に計3500万円を違法に献金したとされる。検察側はこの二つの政治団体を同社のダミーと判断。小沢氏側への献金が政治資金規正法で禁じる他人名義の献金や資金管理団体への企業献金に当たるとしている。
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