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http://www.asahi.com/politics/update/0618/TKY200906180003_01.html
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盟友の麻生首相を見限り、閣外へ飛び出した自民党の鳩山邦夫前総務相。離党カードは当面封印し、政界再編を視野に「正義」を掲げて党内闘争を挑む構えだ。自民党再生の起爆剤か、壊滅への引き金か。内閣支持率を急落させた「邦夫爆弾」に自民党は戦々恐々だ。
「今日もまた振付師がいたんですね。総理があんなことをおっしゃるわけがない。総理から振付師を遠ざけたい」
鳩山氏は17日、首相が党首討論で日本郵政社長人事への介入に慎重姿勢を示したことについてこう語った。「振付師」とは、西川社長続投を進言してきた自民党の菅義偉選挙対策副委員長らのことだ。
首相の盟友を自任してきた鳩山氏の敵意は、自らを更迭した首相ではなく、首相の取り巻きに向けられる。16日には若手議員のパーティーで声を荒らげた。「正邪を判断できる政党に生まれ変わることが、次の選挙で優秀な若手を見殺しにしない唯一の道だ」
鳩山氏にとって「正」とは西川社長更迭、「邪」とは西川社長続投。菅氏ら小泉改革の継承者を党中枢から追い出し、首相が本来めざしたはずの小泉路線からの転換を成し遂げる――。鳩山氏の視線はまず党内闘争に向けられている。
自民党では「麻生首相では総選挙は戦えない」との声が強まり、総裁選前倒し論が広がりつつある。「鳩山チルドレン」の一人、田村憲久衆院議員は「鳩山氏出馬の選択は全くないとは言えない」と意欲を隠さない。
鳩山氏の側近は田村氏ら同じ津島派の「5人衆」。このうち戸井田徹衆院議員は鳩山氏を追うように厚生労働政務官を辞任。
鳩山氏が17日夜、東京・音羽の鳩山会館で催した「有機野菜を食べる会」には国会議員27人が駆けつけた。
「今は離党や新党は頭にないが、未来永劫(みらいえいごう)ないかと言われれば……」。鳩山氏は世論の支持を得た今を好機とみており、将来の「離党」をもちらつかせて強気だ。
しかし、離党や新党結成のハードルは高い。5人衆のうち2人は前回総選挙で選挙区で敗れての比例復活。1人は次の総選挙で比例転出が決まり、「自民党」の看板なしでは厳しい。党執行部は「選挙前は離党できない」と足元を見る。
菅氏は17日、首相の鳩山氏更迭の判断は「郵政民営化を推進するということ」と強調。鳩山氏を「ちょっと異常。何が正義なのか聞きたい。民主党や国民新党と一緒にやっているとしか思えない」とこき下ろした。「邦夫の乱」は内閣支持率を急落させたばかりか、自民党内の「小泉」と「反小泉」の闘いを再燃させた。
鳩山氏は政界再編も視野に入れ、兄の由紀夫氏率いる民主党に秋波を送る。由紀夫氏は今のところ、「民主党は政権交代、弟は政界再編」と距離を置くが、今後の情勢次第では「兄弟連携」が実現するとの見方もくすぶる。(鶴岡正寛、山尾有紀恵
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