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http://www.asahi.com/international/update/0616/TKY200906160312.html
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【エカテリンブルク(ロシア中部)=副島英樹、西村大輔】ロシアと中国、中央アジアの計6カ国でつくる上海協力機構(SCO)首脳会議は16日、世界の多極化と、公正な国際金融体制を目指すとした「エカテリンブルク宣言」を採択した。北朝鮮の核実験を受けて「朝鮮半島の非核化プロセス再開への支持」や、アフガニスタン安定化への協力も盛り込まれた。ブラジル、ロシア、インド、中国の新興4カ国「BRICs」首脳会議も同日夕に開幕した。
今回のSCO会合は、世界金融危機を受けて国際金融体制が主要テーマの一つとなった。現地通貨による決済の強化や新たな基軸通貨の創設などの意見が相次ぎ、基軸通貨ドルに対する強い懸念が示された。
ロシアのメドベージェフ大統領は「SCO加盟国は現地通貨による決済を増やす可能性を協議したい。国際通貨体制の強化にはドル決済だけでなく、将来的には超国家な通貨と決済システムの創設が必要だ」と主張。カザフスタンのナザルバエフ大統領も「SCOの統一した国際的な決済通貨を創設する作業を始めるべきだ」と応じた。中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席は「金融の対話メカニズムを創設し、通貨政策の協調を強める必要がある」などと述べた。
宣言では、北朝鮮の名指しは避けながらも朝鮮半島の非核化に言及した。ナザルバエフ大統領は会合で「北朝鮮による核実験は、国際的な核不拡散のプロセスに極めて否定的な結果をもたらし、国際的な安全保障に脅威をもたらしている」と非難。メドベージェフ大統領も記者会見で「北朝鮮が国際社会に与えている脅威は容認できない」と述べた。
今回の会合には、SCOメンバーではないアフガニスタンのカルザイ大統領が招かれ、反政府勢力タリバーンの伸長で不安定化するアフガン情勢も主要議題となった。メドベージェフ大統領は「アフガンの安定化は隣国パキスタンなしには進まない」として、両国とロシアの3カ国での会談の枠を設定。米オバマ政権が優先課題に掲げるアフガン安定化で、米国への協力を強化する意向を示した。
このほか、中国がSCO加盟国に対する100億ドルの財政支援措置を表明。スリランカとベラルーシを「パートナー対話国」と決めた。
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