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http://www.chosunonline.com/news/20090616000027
核問題:北朝鮮は保有OK、韓国はNOという二重性(上)
核兵器製造は北朝鮮が行えば「自衛用」で、核の平和利用を韓国が行えば「危険な火遊び」となる。わが国の領海で、北朝鮮の船舶に対して貨物検査を行うことができるPSI(大量破壊兵器拡散防止構想)への加入を李明博(イ・ミョンバク)政権が実行に移せば、「戦争が起こる」として恐怖の雰囲気を造成する一方、「公海上でも北朝鮮船舶の検査を行うことができる国連制裁」をオバマ政権が推進した際にはまったく何の反応もない。野党や進歩左派勢力は北朝鮮の核問題に対して、このように「状況によって大きく変わる」二重の行動を繰り返している。
民主党は15日、韓米首脳会談のために出国した李大統領に対し、「オバマ大統領からいろいろ学んでくるように」というメッセージを送った。民主党の丁世均(チョン・セギュン)代表は、「今はオバマ大統領のような大胆な外交姿勢が必要な時だ」と述べ、李康来(イ・ガンレ)院内代表も、「オバマ大統領から意思疎通の方法や包容性などについて学んでくれば、大韓民国にとってもプラスになるだろう」と述べた。
しかし最近の北朝鮮の動きに対しては、李大統領よりもオバマ大統領の方が実ははるかに強硬だ。今月6日にはフランスで核問題についての質問を受けた際、「北朝鮮によるここ数カ月間の行動は非常に挑発的だ。われわれは北朝鮮の挑発に対して見返りを与えるような政策を続けるつもりはない」と答えた。
米国は国連安全保障理事会による制裁とは別に強力な金融制裁を予告している。米国が主導する安保理の対北朝鮮制裁決議(1874号)では、拳銃1 丁でも北朝鮮への搬入を規制するなど、2006年の最初の核実験直後に決議された内容(1718号)よりもはるかに強硬だ。しかし韓国で民主党が、オバマ政権や国連安保理決議を公開の席で非難したことはない。逆に安保理決議案に対して支持を表明する報道官の声明もあった。
金大中(キム・デジュン)元大統領は李明博政権がPSIへの全面参加を発表した直後、あるマスコミとのインタビューに応じた。その際、「西海(黄海)で武力衝突が起こる可能性があるか」という質問に対して、「あちら(北朝鮮)もPSIへの加入は宣戦布告とみなすと言っているのだから、じっとしていることはないだろう」とコメントしている。武力衝突の可能性について認めたということだ。しかし安保理による北朝鮮への制裁の動きについては、「今回は中国も参加している。制裁を行わないわけにはいかないだろう」と述べた。
http://www.chosunonline.com/news/20090616000028
核問題:北朝鮮は保有OK、韓国はNOという二重性(下)
それでも民主党や左派勢力はPSIが問題になっていたときとは異なり、国連制裁に対しては特別なコメントを発表していない。政府関係者は「なぜ米国大使館や国連に行ってろうそくデモを行わないのか」と不満を示す。明知大学の申律(シン・ユル)教授は、「民主党は論理的な一貫性を失っている。韓国国内で支持基盤の顔色をうかがっているということだ」と述べた。また中央大学のイ・ジョウォン教授のように「結局オバマ大統領は自分たちの側、李大統領は敵という形の区別を行っているのではないか」という指摘も出ている。
また6・15共同宣言から9周年を迎える時期を前後して、民主党などは一斉に「南北関係が悪化しているのは、李明博政権が6・15南北共同宣言を守らなかったためだ」という論理を展開し始めた。丁代表も14日、「今すぐにでも李大統領が6・15宣言と10・4宣言を尊重するという確かな宣言さえ行えば、再び南北対話が可能になるだろう。“6・15宣言と10・4宣言を尊重する”という発言が李大統領の口から出るよう、皆が力を合わせて圧力を加え続けよう」と述べた。
しかし統一部の千海成(チョン・ヘソン)報道官が語るように、6・15宣言を守っていないのはむしろ北朝鮮という見方も根強い。北朝鮮は6・15 宣言で約束した金総書記の韓国訪問を実行に移しておらず、離散家族の再会事業も中止させた。また開城工業団地の賃金を突然今までの4倍に当たる300ドル(約2万9000円)にまで引き上げるよう要求するなど、南北間の経済協力にも非協力的だ。それでも民主党などから北朝鮮に対して6・15宣言の履行を要求する声はまったく出てこない。
南北における核に関する権利についての立場も、まさに二重的と指摘する声が多い。民主党が「永遠に記憶する」という盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領は、2001年11月に米ロサンゼルスで「北朝鮮の核保有は自衛の手段という考え方には一理がある」と発言した。一部の左派は北朝鮮が数々の国際的な合意を足蹴にしながら核兵器を開発していることについて、「統一が実現すればわれわれの核となる」などとして自主を強調する。しかし韓国政府が一時自ら放棄し、その後最小限を取り戻そうとしている「平和的に核を利用する権利」について民主党の報道官は、「韓半島(朝鮮半島)の平和にまったくプラスにならない」と非難した。
とりわけ金大中元大統領は01年、「北朝鮮は核を開発したこともなく、開発する能力もない。この点については自分が責任を持つ」と発言している。しかしこれに対してはいまだに「責任のある説明」は行われていない。
安勇R(アン・ヨンヒョン)記者
安勇R(アン・ヨンヒョン)記者
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エゴな国の韓国民主党という感じですが、これで北が核兵器を所有したまま韓半島が統一されでもすれば、右翼・政冶をはじめとする日本のその筋の間でも核兵器開発の声が高まるのは必然です。
そんなことのないように日本は6カ国協議などを中心とした外交で、北の核放棄を進めさせ、その結果、韓半島が統一に向かい地域の平和・発展のためにも、米・露をはじめ日本や周辺諸国は見守り続けなければならないでしょう。
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