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2009/6/16 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/81944
●「JP労組」を押さえられ…
鳩山邦夫総務相の辞任、西川善文社長の続投で決着した日本郵政の社長人事。この結末に、なぜか民主党が危機感を募らせているという。
その理由は、日本郵政の「JP労組」の存在だ。
「JP労組は約23万人の組合員を抱える国内最大の単一労組。民主党の重要な支持基盤です。通常、労組は経営陣と対立関係にあるものですが、JP労組は西川社長と極めて近い関係にあるのです。西川社長が労組を取り込んでしまった。自民、民主両党と太いパイプを持つ労組の大物幹部を郵便局会社の監査役に起用するという仰天人事まで打ち出しています。これがこの先、民主党のネックになりそうなのです」(永田町関係者)
政権交代をかけて戦う民主党にとって、郵政の大票田はどうしても必要だ。だが、党としては、西川社長を追及する立場。ここにジレンマがあるという。西川社長がヘソを曲げれば、JP労組にソッポを向かれかねないのだ。実際、民主党が国民、社民などと西川社長の解任要請に動いた際に、JP労組が要請を取り下げるよう民主党へ執拗に働きかけたことは有名だ。
西川氏を知るジャーナリストが言う。
「西川氏にとって、今回の郵政人事のゴタゴタなんて大したことじゃない。振り返れば、旧住友銀行時代からイトマン事件をはじめ汚れ役をやってきた。最後は師と仰ぎ、自分を引き立ててくれた住友銀の天皇と称された磯田元頭取に引導を渡したほどの豪腕で知られる人物です。労組の懐柔など朝飯前。民営化するや、“労使パートナー宣言”なるものをブチ上げてJP労組幹部を籠絡してみせました」
西川社長は来週半ばから仙台で行われるJP労組主催の定期全国大会に出席して、来年の参議院選挙に民主党から出馬する候補にエールを送る予定だ。民主党はどうするのか。
選挙に人、モノ、カネが必要なのは民主党も同じ。JP労組を押さえた西川社長の存在は、民主党にとって目の上のタンコブになる日が近い。
(日刊ゲンダイ2009年6月13日掲載)
2009/6/16 10:00 更新
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