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http://www.chosunonline.com/news/20090615000019
核実験・ICBM・軽水炉などほとんどのカードを使い切る
適当な代案がなかった可能性も
北朝鮮が、国連安全保障理事会の対北制裁が発表されるたびに「3種の脅迫セット」で対抗している。北朝鮮外務省は13日の声明で、ウラン濃縮のほかに「新たに抽出されるプルトニウムの全量兵器化」と「(対北)封鎖を試みる場合軍事的対応」カードを同時に切り、揺さぶりをかけた。
北朝鮮外務省の声明は「現在、使用済み燃料棒は、総量の3分の1以上が再処理された」と発表、2007年の10・3合意で無力化が進められていた使用済み燃料棒について再び再処理作業を始めたことを明らかにした。韓国政府当局者は「6カ国協議で合意した非核化が完全に破られたという意味だ」と述べた。
また、北朝鮮が「封鎖に対する軍事的対応」に言及したのは「今後国連決議によって北朝鮮船舶の検査などが現実になれば、軍事的衝突が起きる可能性があるという威嚇」(イ・ジョウォン中央大教授)との観測が出ている。キム・ヨンヒョン東国大教授は「北朝鮮がどの程度の検査を封鎖と見なすのか範囲を明らかにしなかったため、むしろ海上での偶発的な衝突の可能性が高くなった」と述べた。
北朝鮮は、4月29日にも長距離ロケット発射による国連安保理の制裁に対し(1)2回目の核実験(2)大陸間弾道ミサイル(ICBM)(3)軽水炉発電所の核燃料(ウラン濃縮)開発―の「3種の脅迫セット」で対抗した。
外交当局者は「北朝鮮はこの前の長距離ロケット発射の際、実際に使える3種セット(核実験・ICBM・軽水炉)の大半を切り出した。今回はさらに強力なカードを切らなければならないが、適当なものがなく、まだ熟していないウラン濃縮を切り出した可能性もある」と話した。
「プルトニウム兵器化」は予測されていたもので、「封鎖による軍事的対応」も韓国政府が大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)への全面参加を発表した時に利用した内容だ。
米国フォックス・ニュースは12日、「北朝鮮が安保理制裁に対抗して、3回目の核実験、兵器級プルトニウムの生産、ウラン濃縮プログラムの拡大、 ICBM発射の四つの行動計画に乗り出すとの事実を米情報当局がオバマ大統領に報告した」と伝えた。偶然にも北朝鮮外務省が宣言した「3種の脅迫セット」と似た内容だ。
安勇R(アン・ヨンヒョン)記者
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