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「骨太09」に与党内反発…社会保障費抑制・消費税試算で【読売】
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090613-OYT1T00851.htm
政府の「経済財政改革の基本方針2009」(骨太の方針09)をめぐる与党の了承手続きが難航している。
社会保障費抑制方針が踏襲されたことや、消費税率引き上げの試算に、衆院選を間近に控えた与党議員の反発が続出しているためだ。
自民党の園田博之政調会長代理は13日夜、栃木県壬生町で講演し、「社会保障に限っては(抑制は)もう無理なところまで来た。10年度予算編成では『社会保障費(抑制)の総額は2200億円』というのは外して対応していきたい」と強調。消費税率に関しても、「今日の経済状況では1%(引き上げ)でも相談できない」と語った。
財政再建派とされる園田氏の柔軟姿勢には、衆院選の政権公約(マニフェスト)にも反映される「骨太の方針09」原案への反発を少しでも和らげる狙いがある。
与党が問題視するのは、原案にある「『骨太の方針06』を踏まえ、歳出改革を継続」との記述だ。「06」は社会保障費の自然増を07〜11年度に毎年度2200億円抑制する方針を盛り込んでいる。原案とともに政府が公表した、財政健全化のために消費税率を12%にする必要があるとする中長期試算も批判の的だ。
自民党で初の党内論議となった10日の政調全体会議は荒れた。
元厚生労働相の尾辻参院議員会長が「出来もしないことになぜこだわるのか。選挙にならない。この場で文言を消してくれ」と声を張り上げた。柳沢伯夫・党税制調査会小委員長も「税調に何の相談もない。(官僚は)選挙に関係ないから言えるんだ」とかみついた。
公明党も同じだ。太田代表は12日の記者会見で「財政再建よりも、まず生活再建だ」と明言した。
その後も、与党幹部の批判がやむことがない。
「骨太の方針06」の社会保障費抑制方針は、小泉改革の象徴的方針だが、今の与党では「医療崩壊や雇用不安を招いた」と不満の的になっている。
自民党では、有力支持団体の日本医師会も社会保障費抑制方針撤廃を求める要望書を党幹部らに配っており、選挙を控えた衆院議員への圧力となっている。
政府は23日に「骨太の方針09」の閣議決定を目指しており、自民党執行部は週内に了承手続きを終えたい考えだ。しかし、ある幹部は「落としどころは見つかっていない」と頭を抱える。歳出削減路線を転換すれば、首相に批判的な中川秀直・元幹事長ら小泉改革支持派が「反麻生」ののろしを上げる口実となりかねず、党執行部は対応に苦慮している。
(2009年6月13日21時53分 読売新聞)
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