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http://www.cyzo.com/2009/06/post_2083.html
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当選の秘訣は"女性学会員ウケか否"か?
学会員、党員、番記者に聞く公明党"禁断"の選挙戦略(前編)
繰り返される政教一致議論や学会メンバーによる熱心な選挙活動など、公明党と創価学会の関係は、一政党とその支持団体という表現ではおさまらないほど密接だ。そこで、都議会選、総選挙を前に、"公明党と選挙"について関係者に話を聞いた──。
もうすぐ選挙だー。
* * *
【座談会出席者】
A......37歳、製造業勤務。学会2世だが、入信は社会人2年目に同僚に誘われたことがきっかけ。ニュース番組は欠かさず見ている自称「政策通」。
B......45歳、自営業。大学時代に友人の紹介で入信。現在は、娘が女子部の部長で活躍し、信仰を深めていることから、活動をめぐって叱咤激励される毎日。
C......29歳、商社勤務。3年前に彼女に誘われて入信。やっと政治活動と学会の関係が見えてきたところ。
* * *
A 今回は、7月12日投開票される東京都議会選、そして都議会選後に実施されるといわれている総選挙での、「学会員による公明党の選挙運動」というテーマなんだけど(苦笑)。やっぱり総選挙は都議選の後になりそうだ。
B 公明党の予定候補者は決まっているけど、都議選まではまであと2カ月もあるからまだそこまで盛り上がっていないし、その後に行われる総選挙については選挙活動の動きすらはっきりとは見えていない。でも、地方に住んでいる(学会員の)メンバーの話だと、「都議選にそなえて、5月は行けるだけ東京に行き、東京の知人や友人に会って候補者を推薦してほしい」というお願いが、信濃町の学会本部から出ているそうだ。
C 一応、"お願い"ってコトですから、「東京には知り合いがいません」といえばそれまでだし、電話での活動でもいいという話です。でも、メンバーの中には東京に友人がいなくても、とりあえず上京し、ガソリンスタンドのバイトやファミレスの店員にまで"お願い"する猛者もいますよ(苦笑)。
A この時期の座談会【註1】では、公明党や創価学会の理念を相手に伝える"対話"した人数の報告があるからね。我々はその人数から票を読むんだけど、"対話をした人数の1割が票になる"というのが基本認識。だけど、縁もゆかりもない人にお願いしたって、間違いなく票には結びつかない。
B とはいっても、地道に票に結びつく行動を起こさないと。何しろ、都議選はほかの地方選挙にも影響を与えるから、「首都決戦・本陣の戦い」と学会では位置づけられている。「東京で惨敗しているから、地方も厳しいかも」という空気になるのは、やはり怖い。婦人部【註2】のメンバーなどは、東京の地図を大きく引き延ばして、対話数をかわいい動物のマークにして貼り込むなど、各地区で活動の多さを競っているようだ。
C こうした対話は、基本的に民主党や共産党など、公明党と敵対している政党の支持層相手に行うと"金星"として喜ばれますよね。
B でも、ある地域で民主党支持の自治会長のところへお願いに行った壮年部【註3】メンバーが大ゲンカになったそうだ。なんでも玄関先で民主党・小沢一郎代表と公明党・太田昭宏代表の悪口を互いに言い合ったとか。
A やはり相手は選んだほうがいい。深夜に選挙活動の電話をしたメンバーがいて、公明党本部に苦情が来たケースもあったし。こっちもやりすぎなんだけど(苦笑)。
C 僕はまだメンバーになって日も浅いんですけど、昔と比べて選挙活動って変わりました?
B 1970年代の頃はキツかったはずだ。当時はまだ公明党の認知度が低いためか、「選挙期間は会社を休んででも対話に励め」というのが、学会員の間でも美学として蔓延していた。だけど今は選挙期間中でもなんでも「社会生活優先」というのが、学会の基本路線だからね。このあたりはバブルがはじけた90年以降、変わってきたところだ。今どき「選挙中だから残業しない」ではすぐ解雇されてしまうから当然だけど。
(「サイゾー」6月号より)
【註1】......ブロック単位(町内ごとの組織)で、定期的に催される会合。
【註2】......既婚女性や中年女性によって構成される創価学会の地区組織。
【註3】......中高年男子で構成される創価学会の地区組織。
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