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http://pub.ne.jp/shimura/?entry_id=2218863
6月9日に「NPO法人日本パラリンピック支援機構という気になる団体」のタイトルで記事にしたkimeraさんのブログが閉鎖された。goo事務局からの記事削除要求に応じなかったので、予告通りの閉鎖処分を受けたのだろう。管理事務局が「利用規定に違反する誹謗・中傷に当る」と判断すれば、こういう処置があるということだ。
kimeraさんは今も間違ったことを書いたつもりはないと言っている。しかし日本パラリンピック支援機構はkimeraさんを直接相手にせず、gooに苦情を申し立てた。gooは事実関係の調査には立ち入らず、「事実の有無にかかわらず」が適用される名誉毀損を準用して記事の削除を要求したのではないかと思われる。そこに内閣府認証のNPOだからという配慮が働いたかどうかは私は知らない。またkimeraさんの記事も、疑惑告発の断定に近い調子が、少し強すぎたのかもしれない。このことについても、今の私は判断する立場ではない。
しかし一般から寄付を募って障害者を支援する非営利団体の会計が、最高度の透明性を必要とすることに異論を唱える人はいないだろう。そこに疑問を投げかけられたら、何をおいても事実を明らかにして疑惑を持たれないようにするのが団体の責務ではあるまいか。相手が一つのブログであっても、まず釈明なり説明なりをして、それでも理不尽な悪宣伝をされるようだったら管理会社を通して善処を求めるという、手順を踏んでほしかったと思う。
今回の事例では、ブログが無料であることにも問題があるように思った。有料であればブログの使用者には権利があるから、納得できない閉鎖処分を受けた場合には損害賠償の訴訟を起こして、ブログ閉鎖の正当性について争うことができるだろう。無料ブログでも表現の自由の侵害として立件できるかもしれないが、立場が少し弱いような気がする。しかしブログにおける表現の自由は、今後の大事な課題だ。そして基本的に規制は少ない方がいいのだ。
私はこの件に出会うまでNPO法人日本パラリンピック支援機構の存在を知らなかった。多くの人たちの目が、今後はこの法人に注がれるだろう。善意の支持者までが離れてしまうことはないか。法人としては、賢い対応をしたのだろうか。
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