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社民党が民主党との連立に舵をきった：主導権を握るのは誰だ？：文系ネットワーク屋のぼやき：So-net blog
これまで独自路線で行くか民主党との連立路線で行くか明確でなかった社民党が、民主党中心の連立政権に入る方向に動き出した。
これで、公明党、共産党に次ぐ勢力が民主党側に加わるだけではない。共産党は野党での批判性党路線、社民党は与党を目指す政権奪取路線ということになり、社民党は政権交代に期待する国民の声に応える責任をになったことになる。ぜひ、共産党を食うくらいの戦いを、全国でしてほしい。
社民が民主と連立方針 政権交代優先、野党で準備加速
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009061101000791.html
社民党は１１日、衆院選で与野党が逆転した場合、民主党中心の連立政権に参加する方針を固め、党内調整に入った。民主党とは憲法、安全保障などで政策に隔たりがあるが「政権交代に対する国民の期待は強い」と判断。社会保障や景気対策など一致する政策実現を優先する。国民新党も同様の方針を固めており、今後、共通政策づくりなど３党連立に向けた準備が加速する。
１１日午前、社民党は常任幹事会で衆院選後に民主党から連立要請があれば、協議入りすることを確認した。民主党の鳩山由紀夫代表は会合で「社民党、国民新党と一緒に新しい夜明けをつくりたい」と期待を表明。同席した国民新党の亀井静香代表代行も「今から３党で政策協議を進めるべきだ」と訴えた。
ただ、社民党内では衆院選前に連立参加の方針を打ち出せば「自民対民主の構図に埋没する」との懸念が強い。福島瑞穂党首が「自衛隊海外派遣や憲法改正への反対が連立の条件」と強調するのも、地方組織の不満をやわらげる狙いがある。
民主党単独では参議院の単独過半数に到達しないためもあって、様々な勢力が、主導権を握ろうと名乗り出ている。民主党も、少数派の国民新党にふりまわされ気味だが、社民党は国民新党より人数が多いのであるから、しっかりしてほしい。「自由民主党と民主党の間に埋没する」などという不安は、国民新党・日本の夜明けなどのしたたかさと比べれば、情けなすぎる。
ここで、選挙前の情勢を整理しておこうと思う。勝手にポジショニングしてみた。
社民党と国民新党は、福祉国家的なビジョンを持ち、弱者切捨てや市場原理主義に反対という点では、ポジションが近い。ただし、国民新党は一応、自由民主党と同じく、改憲派であり、自主憲法制定を謳っているのが社民党と大きく違う。とはいえ国民新党も、憲法をすぐにどうする気もなさそうだし、郵政民営化に関する議論のほうが彼らにとっては重要なので、当分は憲法どころではないだろう。国民新党は選挙での劣勢が伝えられており、以前のアルベルト・フジモリ擁立と同様の、骨太だが奇抜な候補を探している可能性がある。
新党日本は民主党より強固な行革派であり、世襲制限案も、新党日本の田中康夫案のほうが民主党の岡田克也案より厳しい。両者の関係は良好で、鳩山由紀夫が記者クラブ以外の人間のインタビューも受けると宣言したのは、田中康夫のアイデアと全く同じ。入れ知恵かパクリかもしれない。新党日本と国民新党の関係は、ややギクシャクしている。一時期、田中の衆議院転出の噂もあったが、最近は耳にしない。
現在は国民運動体と称している、渡辺喜美の「日本の夜明け」は、政党としての要件を満たす議員数に達するかどうかが注目。鋭意、現職議員を引き抜きの最中だ。政党になれば、新党日本、新党大地をしのぐ影響力を獲得する可能性もあるだけに、馬鹿にならない。最初は国民運動体という言葉で何をしたいのか分からなかったが、地方分権がキーワードのひとつであることが、鮮明になってきた。東京以外の都市部で、以外な人気を発揮するかもしれない。比例候補を立てれば、伸びるかも。
「改革」は、離党を決めたとされる、酔っ払っていないほうの中川こと中川秀直の新党で、党首は竹中平蔵だそうな。中川は自身がスキャンダルまみれなのを理解しているため、党首には竹中を担ぎ、日本の夜明けにラブコールを送る方針とか。多分、本当に離党しても、ダメだね、これは。国民に不人気だろうし、無理やり民主党にすりようとしても、絶対に国民新党が反対する。郵政民営化の旗印だった竹中を、国民新党が許すわけが無いのだから。万が一、中川が本当に離党しても、自民・民主の二大政党の間でいかに生き抜くかの戦略を立てようがない集団になるだろう。日本の夜明けは、無理に人数を増やす必要はないという態度の集団なので、中川と組めば人数は増えても人気が落ちると判断するだろう。
鳩山邦夫が離党するとの噂が出始めたが、その場合、どこにポジショニングするか想像もつかない。とりあえず、新党大地と国民新党の間に。
新党大地は地域政党だし、北方領土問題くらいしか他の野党と比べて突出しているものがないので、すんなりと民主・社民・国民新のまわりにつくのではないか。
社民党に一番期待しているのは、潜在的な共産党の票を吸い取り、共産党が候補を立てることに伴う、野党相打ちの選挙区を減らすこと。なお、ケンエツされ訪問者数が激減している疑いがある記事を３つ、あわせてお読みください。
与党側、え〜んざい被害者の菅谷さん国会参考人招致を屁理屈でキョヒヒヒヒ
http://harepanda.blog.so-net.ne.jp/2009-06-08-4
コク営まんがカフェ：批判的な街の声に、推進者側がへりくつ反論で挑む
http://harepanda.blog.so-net.ne.jp/2009-06-06-1
あそう迷走：減反見直しが腰砕け挫折！国民の命に関わる問題を隠して
http://harepanda.blog.so-net.ne.jp/2009-06-06
http://harepanda.blog.so-net.ne.jp/2009-06-12-1
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