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■6月某日 西松建設からの小沢代表への献金事件で、民主党の有識者会議が報告書を発表した。検察捜査への批判と同時にメディア批判も展開されたまっとうな内容だが、「背景に記者クラブに象徴される当局と報道機関との不透明な関係がある」という共同通信の配信記事をカットしている地元紙もあった。沖縄タイムスである。記者クラブ批判が気にくわなかったのだろうか。あれだけの検察リークによる小沢バッシングを展開したにもかかわらず、飯尾潤(政策研究大学院大学教授)らによる第三者委員会の報告書の扱いは実に小さいものだった。記者クラブ頼みのマスメディアが自民党、検察、霞ヶ関と癒着しているという証明だろう。本来ならば、報告書の全文を掲載してもよさそうなものである。それが検察の暴走や国策捜査に対する批判にもなるはずだ。
しかしながら、マスメディアを総動員した小沢バッシングにもかかわらず、民主党及び鳩山由紀夫代表の支持率があがっているのは何とも皮肉である。選挙担当に就任した小沢氏、幹事長に就任した岡田氏ともども、それぞれの役割を精力的にこなしており、「もはや政権交代しないと日本の政治は立ち行かない」というのが、自民・公明党支持者以外の国民の総意になりつつあるということだろう。その事は、直近のNHK世論調査にも明確に出ていた。麻生総理の支持率はさらに低下。あの体制寄りの報道に加えて、世論調査の結果も保守的な傾向を示すNHKですら、だ。
おそらく、その理由のひとつは日本郵政の西川義文の社長続投をめぐる人事の混乱である。郵政民営化後、日本郵政が「かんぽの宿」などのオリックス売却をめぐり露骨な癒着関係をやってきた西川氏に対し鳩山邦夫総務大臣がブチ切れて、続投を認めないと繰り返しているためだ。西川社長続投を推すグループは、郵政民営化を推進してきた、小泉・竹中グループと財界人の一部である。しかし、死刑もバタバタ執行するような思慮の浅い直情径行型の鳩山大臣だが、この件に限っていえば、民意は明らかに鳩山大臣支持だといえる。問題は、麻生総理が側近中の側近であるはずの鳩山大臣と満足な話し合いもせず、リーダーシップをまったく発揮できないことだ。
一体、何を考えているのかと言う声はもはや自民党、公明党内からも噴出している。この程度の案件を的確かつスピーディに判断できない麻生は、ホントのバカかもしれない。聞きかじりで厚生労働省分割論をぶち上げたと思ったら、即撤回するという醜態をさらしたのもつい先日のこと。バカじゃなくて心身症寸前なのかもしれない。麻生を見ていると、どうしても、安倍晋三、福田康夫という前の総理二人が政権を投げ出し「辞めた!」と言う辛抱強さも知力もない世襲お坊ちゃんぶりがオーバーラップする。自民党は世襲議員の出馬制限を検討しながら、世襲容認を結論づけた。自民党は世襲議員が3割を占めるといわれているが、地盤、看板,かばんをそっくり引き継いで議員になった連中は、政策に関しては必然的に霞ヶ関官僚に新人議員の時からオンブに抱っこ。官僚が教育係といってもいい。手練手管の官僚にとっても若手の世襲議員を手玉にとるのは朝飯前のシステムなのだ。
日本の霞ヶ関依存型の政治を変えるには政権交代と霞ヶ関の革命的改革以外にない。民意を無視し、自分自身のために任期いっぱい政権にしがみつくことじたいが目的になっている麻生という人物は、安倍、福田よりも性格もタチの悪い、戦後の政治家としては最悪のタイプではないのか。口をゆがめての喋り方、あの虚勢じみたダミ声にも原因はあるのだろうが。
★鳩山辞任の前に書かれた記事だが、阿呆首相の評価は完全に正しい。
問題なのは、このような戦後最悪の人物しか首相候補がいなかった自民党の劣化ぶりだろう。
もはや脳死状態一歩手前で、生命維持装置でかろうじて政党の体を保っているのではないか(笑)。
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