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6月11日6時14分配信 河北新報
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090611-00000009-khk-l06
衆院の解散・総選挙が迫る中、「ミスター自民党」の異名を持つ土田正剛東根市長(65)が、山形2区に立候補する民主党県連会長の近藤洋介氏(44)の支援を打ち出し、波紋を広げている。土田市長は「人物本位」を強調するが、ほかの選挙区を含め「影響は計り知れない」(自民党県連関係者)とされる。県連幹部は「苦しい状況をどう乗り切るか。底力が問われる」と苦渋の表情で語った。
(山形総局・今里直樹)
<地元発展第一に>
土田市長は現在党籍を離れているが、自民党にとって、その実績と貢献度は大きい。
県議を4期務め、この間、県連幹事長を務めた。1993年の山形県知事選では自民党の全面支援を受けて立候補した。落選後の98年、東根市長に就いた。一昨年の参院選と昨年の衆院山形2区の各候補者選考では、自民党から立候補を打診されている。1月の知事選では、自民党が全面支援した当時の現職を支えた。
近藤氏支援について土田市長は10日、取材に対し、「東根市の発展を第一に考えた」と語る。理由として、知事選で対立した吉村美栄子知事の就任を受け、吉村知事を推した近藤氏に市と県のパイプ役を期待すること、市内への企業誘致の際、近藤氏の有力支持者が尽力したことを挙げた。
<真意測りかねる>
土田市長の意向が広まると、自民党県連内には早くも異変が起きた。9日にあった東根市支部の大会では、自民党新人の鈴木啓功氏(42)の必勝を期す活動方針に対し、土田市長の側近である役員が異論を唱え、保留される事態になった。同支部の渡辺正幸支部長は「驚いた。県連の機関決定を根本から覆す行為だ」と困惑する。
県連の今井栄喜幹事長は「市町村長の中で、自民党が最も頼りにしている人。それだけに発言は大きい」と真意を測りかねる様子で語った。
土田市長が影響力を持つ東根市を含む北村山地方は、自民党の牙城といわれる。民主党県連の木村政信幹事長は「圧倒的な存在感を持つ市長が味方についたことは、絶大な効果がある」と歓迎し、「牙城攻略」に意欲を見せた。
<知事選密約説も>
近藤氏支援の背景について、1月の知事選の余波を指摘する声もある。
2区内の複数の県議は「土田市長は(吉村知事を推す)近藤氏の動きを抑え、近藤氏も応じたといわれている」と明かす。自民県連の選対関係者は「衆院選で、選挙の借りを返すのでは」と話すが、こうした見方について、土田市長は「相手に失礼だ」と否定している。
東根市支部は来週、役員会を開き、鈴木氏支援の方向で一本化を図る方針。一方、土田市長は「党員に近藤氏の支援を求めるつもりはない。だが、多くの有権者を説得する自信はある」と語った。
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