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Re: <派兵の行方>アデン湾の“狩人”(中)/海自の世界デビュー【しんぶん赤旗】
http://www.asyura2.com/09/senkyo65/msg/145.html
投稿者 gataro 日時 2009 年 6 月 10 日 16:20:37: KbIx4LOvH6Ccw
 

(回答先: <派兵の行方>アデン湾の“狩人”(中)/海自の世界デビュー【しんぶん赤旗】 投稿者 gataro 日時 2009 年 6 月 10 日 15:52:33)


 から転載。

<派兵の行方>アデン湾の“狩人”(下)/日米同盟「象徴」の部隊【しんぶん赤旗】
2009-06-10 15:53:16
gataro-cloneの投稿
テーマ:集団的自衛権、基地問題、海外派兵など


以下は「しんぶん赤旗記事情報/G-Search」から検索、貼り付け。

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派兵の行方/アデン湾の“狩人”/下/日米同盟「象徴」の部隊
2009.06.02 日刊紙 14頁 社会 (全1,034字) 

 ソマリア沖に出動した海上自衛隊のP3C哨戒機「オライオン」は、自衛隊のなかでも、潜水艦同様にその行動は常に秘密のベールに包まれています。

 ■導入時の闇

 なぜ、厚木基地所属のP3Cなのか。その理由も不明瞭(ふめいりょう)です。防衛省は本紙の取材にこう答えます。「各部隊における任務の状況と諸般の事情を総合的に勘案した結果、厚木の部隊にした」 それを解く一つのヒントが、P3C哨戒機導入をめぐる話です。同機は、田中角栄首相(当時、故人)の犯罪として裁かれたロッキード事件と深くかかわっていました。1976年に発覚した同事件は、対日貿易赤字解消、日米安保体制強化をテーマにした72年の田中・ニクソン会談がきっかけでした。

 この年、それまで国産と決まっていた次期対潜哨戒機(PXL)の導入が突然、輸入に変更。それを待っていたかのように全日空への旅客機、自衛隊へのP3C哨戒機の売り込みを図る米軍需企業のロッキード社から莫大(ばくだい)な工作資金が田中氏や政治家、政府高官に流れたのです。CIA(米中央情報局)と関係の深い右翼、児玉誉士夫(故人)などが関与しました。

 旅客機をめぐる贈収賄事件で田中氏は逮捕されたもののPXL導入をめぐる疑惑は闇に葬られました。

 「P3Cは日米同盟を象徴する兵器・部隊だ」。こう指摘するのは日本共産党の内藤功元参院議員(弁護士)。内藤氏は当時、国会でロッキード事件の真相追求の論陣をはりました。

 ■米軍“付属”

 哨戒機部隊は米第7艦隊の半ば付属部隊として育成。対ソ連(当時)原子力潜水艦戦など米軍の世界戦略に組み込まれてきました。

 81年12月、その第1号機が配備されたのが、空母機動部隊の艦載機や米海軍P3Cが常駐する厚木基地でした。国会審議を通じて、自衛隊のP3Cが収集した情報が米軍に提供されることが明らかになりました。

 内藤氏は、アデン湾でのP3C部隊の役割をこう見ます。「海賊対策だけなら艦載ヘリで十分。P3Cはインド洋、アフリカでの米軍による多様な軍事作戦を支える海域情報を収集、提供する任務についているはず」 ギリシア神話のオライオン(狩人)は「地上のあらゆるものをことごとく射止めてみせる」と豪語、神々にこらしめられたとされています。

 内藤氏は、海外派兵路線をひた走る日本政府の危うさをあげ、こう強調します。「憲法9条をもつ日本のやるべきことは自衛隊の派兵という軍事的対応ではなく政治的、経済的なソマリア復興での貢献だ」 (おわり)

しんぶん赤旗


 

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