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【鳩山ぶら下がり】都議選勝敗ラインは「比較第1党」(8日午後)【産経】
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090608/stt0906081823004-n1.htm
2009.6.8 18:21
民主党の鳩山由紀夫代表は8日午後、党本部で記者団に対し、7月12日投開票の東京都議選の勝敗ラインについて、「比較第1党になることが勝利の条件だ」と述べた。
ぶら下がり取材の詳報は以下の通り。
−−日本郵政の西川善文社長の進退問題について、鳩山邦夫総務相は今朝も 「落としどころはない」と譲歩しない姿勢を示しているが、改めて見解は。昨日、総務相と同じ飛行機に乗ったようだが、どんな話をしたのか
「見解は前から変わりません。すなわち、この麻生(太郎)総理が3大臣に任せていると。その結果、何も決まらないと。リーダーシップの欠如がこのような混乱をもたらしていると。早く決断をされなければならないと思っています。やはりもう政権末期症状だなと。そのように感じます」
「それから、弟、総務大臣とたまたま飛行機が一緒になって福岡から戻りましたが、席も別ですし、基本的には通りすがりに若干の話をしたと。『指は大丈夫か』というような話でですね。ある意味での兄弟の会話以上のものは何もありません」
−−この問題について話さなかったか
「あ、まるでしていません」
−−首相が東京都議選に向けて候補者の事務所回りを始めたが、受け止めは
「それは自民党さんの話ですから、私どもは私どもとしてベストを尽くすということであります。優れた候補がわが党にもたくさんおりますから、まずは全員の必勝をいかにして作り上げていくかと。おかげさまで都民の皆さんも民主党に対して大変、好意的でありますので、この勢いで都議選の勝利をつかみ取っていきたい。麻生総理が行かれるのは、ぞうぞ、ご自由ですけどね。わが党にはかかわりのない話だと。そう思っています」
−−都議選の候補者の擁立を増やし、勝敗ラインを比較第1党から過半数に設定する考えはあるか。米国のクリントン国務長官が北朝鮮についてテロ支援国家の再指定を検討する考えを示したが、受け止めは。
「はい。まず、言うまでもありませんが、すべて勝つのが目標であります。しかし、当然のことながら、比較第1党という地位をですね、都議選において民主党が占めるということになれば、当然、それが勝利だと思います。勝敗ラインが全勝だというわけでは必ずしもありません。しかし、すべての優れた候補者が勝利を目指してがんばるのは当然のことだと。そんなように思っております」
「くどいようですが、従って、勝敗ラインみたいなものを今からあんまり言うべきではないかもしれませんが、まずはこの勢いの中で十分に自民党に勝つと。比較第1党になるということが、勝利の条件だと。そう思います」
「それからクリントン国務長官が北朝鮮に対するテロ支援の指定国家、また、再検討するということでありますが、当然のことではないかと歓迎いたします。これ以上、申し上げる必要もないと思いますが、このような北朝鮮が大変、強硬に出ていることに対して、アメリカがテロの支援の指定国会にもう1度、北朝鮮を考えるのは当然のことではないかと思います」
−−西川氏の進退問題に関する鳩山総務相の言動を「ハトの乱」と表現されていることがあるが、どう受け止めるか
「ふふ。ハトの乱という、イントロでそのような発言をいくつかしました。これは、私は正攻法のハトと、党の中で撹乱(かくらん)をしているハトの違いを申し上げるつもりであえて述べました。私の方はむしろ、当然のことながら、野党第1党の党首として、麻生内閣を退陣に追い込むと。総選挙で勝利に導くためのハトだと。そう思っております」
「一方のハトの方は、むしろ閣内不一致を広げているためのハトであると。まあ、自分は正義だということでがんばっておるようでありますが、いずれにしても早く結論を出さなければ私は自民党、持たないのではないか。あるいは、内閣が持たないんじゃないかと。そのように感じています。政権の体をなしていない。くどいようですが繰り返します」
−−訪英中の民主党の菅直人代表代行は、事務次官ら各省庁幹部との公式な協議の場を設けるよう政府に要請したいと発言をしたようだが、鳩山氏も同様の考えか
「それはあくまでも菅代行の私案であります。党としてそのようなことを決めたわけではありません。従って、菅代行がイギリスから戻りましたら、真意を伺って、その必要性などを検討してまいりたいと思います」
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