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総務相 郵政社長続投政府認めても 『辞任も認可もせず』
2009年6月5日 夕刊
鳩山邦夫総務相は五日午前、閣議後の会見で、日本郵政の西川善文社長の続投問題について、「私は、自民党や今の内閣を信じている。麻生太郎首相は正しく判断される」と述べ、麻生首相が自身の考えに同調し、西川社長の続投を認めないことに期待感を示した。
総務相はその上で、政府が続投を認めた場合については「私は辞任しないで、(取締役の人事案を)認可しない」と述べ、総務相が持つ取締役人事に対する認可権を行使する考えを、あらためて示した。
自らの続投阻止の方針に、自民党内から批判が出ていることについては、「(かんぽの宿という)国民共有の財産をこんなふうに(ずさんに)扱った者を残すか残さないかに関して責任を負っている」と反論。「批判される理由は何もない」と強調した。四日には自民党の国会議員五十−六十人から激励の電話などがあったことを明らかにし、自身の正当性をアピールした。
総務相はまた、旧日本郵政公社時代の簡易生命保険の保険金不払い問題で、かんぽ生命と公社時代の契約を継承した独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構に対し、保険金を支払うための態勢整備状況などを三回にわたって報告するよう求めた。報告期限は八月末、十二月末、来年三月末。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009060502000251.html
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