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2009/6/4 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/80443
西松事件をきっかけに地元への利益誘導やゼネコン癒着が次々に発覚した二階俊博大臣。てっきりおとなしくしているのかと思ったら、とんでもなかった。
先週、地元・和歌山県広川町で「二階俊博 選挙対策本部 役員会」が開かれたが、これが露骨なまでの“町ぐるみ”なのだ。連絡先を副町長にしているうえ、電話番号を役所の代表電話にしているから、さすがに地元紙もカミついているのだ。役所の電話を政治活動に使うのは、重大な法律違反の可能性がある。
後援会の役員60人に配られた文書には、〈和歌山3区では、民主党より強力な新人候補が出馬されるようであり〉〈今回の二階俊博衆院議員の選挙は非常に厳しいものがあります〉〈そこで各市町村で選挙対策本部を立ち上げ……〉などと記され、連絡先として役所の代表番号だけでなく、ご丁寧に、副町長の内線番号まで付記している。
あれだけ地元との癒着が批判されたのに、ホント、懲りてない。それに中立な行政機関を一候補が選挙の手先に使うのは、民主選挙じゃない。現職大臣がここまで露骨な“町ぐるみ選挙”をしているのは、選挙が苦しいからだ。
「60人の後援会幹部に選対本部への出席を呼びかけたのに、集まったのは21人だけ。しかも、その21人も義理で参加した人が多かった。時間も30分ほどで終わっています。鉄の団結を誇った、かつての二階後援会とは様変わりしている。70歳という年齢もあるのでしょうが、地元では和歌山選出の参院議員、世耕弘成(46)や、鶴保庸介(42)が、二階の後釜を狙っているという噂が飛び交い、それでますます求心力が弱まっています」(地元事情通)
二階本人は、頻繁に地元に帰っているが、3月の式典に顔を出して以来、有権者の前に姿を現していない。緩みきった後援会を立て直すのに必死らしいが、緩みきってしまったのは、二階大臣の金銭感覚と選挙モラルだ。
(取材協力=ジャーナリスト・鎌倉三次)
(日刊ゲンダイ2009年6月1日掲載)
2009/6/4 10:00 更新
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