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桜木ピロコ氏・インタビュー(前編)
大阪府立大学人間社会学部の森岡正博教授による『草食系男子の恋愛学』(メディアファクトリー)が昨年7月に上梓されて以来、なにかと話題に上る"草食系"なる系統。さらに同書出版後は、雨後の筍のごとく類似本や関連書籍が数多出版されたが、中でも出色なのは『肉食系女子の恋愛学』(徳間書店)だろう。
恋愛とコミュニケーションの達人(笑)である、作家の中谷彰宏氏が同書読了後、深い興味を示し"僕は肉食系女子が好きです"などとブログで語ったことも、一部では話題となった。そんな達人をも唸らせた"肉食系女子"、そして同書について、モテライターを称する(写真参照)、著者・桜木ピロコ氏に聞いた――。
(著者の写真はこちら)
――(記事の)ご近影についてはツッコミどころ満載かと思いますが、まずはタイトルからお伺いしたいと思います。『草食系男子の恋愛学』のパクり気味ですが、訴えられませんでした?
桜木ピロコ(以下、桜木) ね〜。危ないところでした。つか、タイトルと表紙イラストは事後報告だったんですよ(笑)。もちろん、アタシはいろいろ考えましたよ。"肉食系女子"をタイトルに入れるコトだけは決まっていたので「社会学」とか「研究書」とか。
で、発売前、アタシが連載してる雑誌でパブを打ってくれる(宣伝してくれる)っていうことで、『肉食系〜』の敏腕担当編集に「タイトルってどうなりますか?」って聞いたんですよ。したら、ごく、当り前のように「へ? 『肉食系女子の恋愛学』ですよ」って。「えー! やだぁ! 大丈夫なの!!?」って思いましたよ。したら、まんまと目論み通り、発売後は『草食系の〜』『肉食系の〜』で並べて平積みしていただきまして。どう申し開きもできないコバンザメ商法ですね! あ、でも本当に担当編集者は敏腕なんですよ!!
――一読しただけで、担当編集者氏の腕っ節は伝わりました。さて、同書は基本的に草食系男子を狙う肉食系女子の実態や、彼女たちの恋愛感、歴史的潮流、そして心理状態や展望までもが、膨大なケーススタディを元に構成されています。執筆の経緯をお聞かせください。
桜木 これはですね〜、声を大にして言いたいです。アタシが本を出版したいというか、恋愛に関して知りたいと思う人に有益な情報を発信したいと思う理由は、いわゆる「モテ本作家」(誰とは言いませんが、誰とは)とか、恋愛について「あーだ、こーだ」と語っている人の論に納得できないからです。
絶対にアタシのほうが詳しいし、正しいって思うからです。本当にたくさん、男を知ってるの? 恋愛を知ってるの? 偉そうにお悩みに答えるだけの経験があるの? って思うんです。少なくともアタシよりはないですよ。アタシより"スゲェ"って女は、2人くらいしか見たことないもん。
――桜木さんは、2,000回の合コンを経験して"お持ち帰られ率87%"と豪語していますからね。1,000人斬りどころの騒ぎじゃないし、ソレ以上が2人もいたことの方が驚きですよ。
桜木 アタシは今年36歳ですけど、恋愛市場の中心にいられるように、メチャクチャ努力していますからね。
――(記事内の)写真を見れば一目瞭然です。
桜木 そういうこともしないで、"モテ本作家"の御大は適当なこと言っちゃあダメですよ。それって、アタシが2、3冊経済の本を読んで、何人かに取材して経済の本を書いてるのと同じですよ。それが許せないってのがあったんですよね。
――妙に説得力がありますね。
桜木 あとは、正直、自分を正当化したいとかって気持ちもありましたし、性に積極的な女子を「セックス依存症」とか呼ぶ、何も分かってない人たちにちゃんと分かって欲しいっていうのもありました。あとは、本当に自分自身知りたかったんですよ、いつの間に「狩って」良くなったんだろう、って。
――いや、「狩って良く」はなっていないと思いますが......。さて、取り上げている肉食系女子の行動について、表現は控えめなものの官能小説みたいな描写もあり、アマゾンのレビューでも「エッチな本を読むよりエッチな気持ちになりました」とか書かれてましたよ。
桜木 マヂ? どこが!? 全然、エロくないですよ。だって本人を特定できないように多少変えていますけど、全部実話ですよ。そもそも同書は「社会学」ですもん。
――宮台真司氏も真っ青ですね。桜木さん自身のエピソードはあるんですか? そういえば、「あとがき」に、"不用意にもこれを手にとってしまったアタシと過去に肉体関係のあったアナタ。空気を呼んで決して連絡してこないでください。(略)これまで付き合った男の99.9%は愛していませんでした。(略)趣味なんです、男が。あなたたちは100%浮気されていましたよ。プレゼントは売りました"とありますが、クレームとかありませんでしたか?
桜木 もちろん私のエピソードもありますよ。こういった部類の本は著者に経験がないと書けないと思いますし、書いてはいけないと思いますからね。あと、アタシが抱えているギャルズ(友達)の数はハンパないですから、彼女たちにもご協力いただいております。エピソードに出てくる女のコたちとは、すごく親しいですからね。逆に出てくる男はもう切っていいヤツです。特定すると、相手があまりにも不憫なのでいいませんけど、発売後、うらみがましくメールを送ってくる男や電話をかけてくるのもいますよ。そこまで執着してくれるなんて可愛いですけどねぇ。
――そうそう、本書は「はじめに」「あとがき」がかなり秀逸ですね。「はじめに」では"山手線の主要駅すべての公衆トイレに(桜木さんの)携帯番号が書かれていたことがある"など、男性に対して奔放な桜木さんの武勇伝も満載です。
桜木 本当は、かなり長く書いたんですけど、削られました(笑)。はじめて本を出せて死ぬほど嬉しかったので「もうこれ以上自分に嘘をつきたくないの」って思ったし、本当に「アタシってどうしてこんなに魔性なのかしら」って自慢もありますよ。年齢も公表したのもそのためっです。これまで28歳で通してきましたからね!
――7歳サバ読みつつ、2,000回も合コンをしておいて、「もうこれ以上自分に嘘はつきたくないの」というのも......ある意味本当に"魔性"ですね。
(後編へ続く)
http://news.livedoor.com/article/detail/4182414/
livedoor ニュース - 『肉食系女子の恋愛学』著者桜木ピロコ氏・インタビュー(後編)
『草食系男子の恋愛学』のコバンザメ商法(失礼!)とも言える、『肉食系女子の恋愛学』。前半では、同書の著者・桜木ピロコ氏に出版の経緯などを中心に聞いたが、後半では肉食系女子の生態に迫る----。
――さて、前フリが長くなりましたが本題に入ります。なぜ、肉食系女子が増えたんだと思いますか?
桜木ピロコ(以下、桜木) これは、単純に社会が「草食系男子」「肉食系女子」を認知したっていうだけで、別に「肉食系女子」は増えてはいませんよ。(肉食系女子に)狩られたことがない人がほとんどなハズですからね。ただ、確実に前よりは増えてるし、今後も増えます。正確にいうと、肉食系女子が増えたのではなく、草食系男子が増えたんです。エサが増えたことが理由ですが、そもそもは男が情けないんです。
――まあ、俗流若者論云々ってワケではないですが、「最近の〜」ってのはありますからね。ところで、同書を読むと、肉食系女子は向上心が高く都心型の女性に見られる傾向があるように見えますが。
桜木 アタシは東京の中でも歓楽街中の歓楽街で生まれ育ったんで、地方のことはよく分からないんですよね。東京出身じゃない人と付き合ったことも何回かしかないし。ただ、東京に出てきた地方出身の女子は、「絶対に帰らない」っていうけど、男は「いつか帰る」って必ず口にする。東京に出てくるだけでその女のコたちは向上心が高く、行動力もある、肉食系の資質を持っているんだと思います。
――なるほど。では、草食動物の皮を被った肉食系女子の有名人っていますか?
桜木 断言できますけど、女子アナは全員肉食系です。あとは、もろ「モテ服」のコって完璧に肉食系ですからね。だって、男ウケしか考えてないワケですから。
――(写真の)桜木さんのファッションも、単純に男ウケだけは狙っていますもんね。では、キャバクラ嬢的ないわゆる"ageha嬢"はいかがでしょうか?
桜木 アタシの知ってる限り、肉食ですね。セックスにも、お金にも。反論する向きも多いでしょうが、お金のためなら枕営業も厭わないキャバ嬢しか、アタシは知りませんね。でも、そんなの、悪いことでもなんでもないし、普通のことですよ。
――では、肉食系女子で良かったことはありますか?
桜木 よかったこと......。この本を出せたこと(笑)。あと、ちょっと優しくすると、男がコロっと騙されてくれるところ。マイナスのイメージが強いんで、ちょっといいことしただけで、すっごい評価があがるんですよ。これだけ男を漁っておいて、部屋に連れ込んだ翌朝、エプロン姿で味噌汁作ってあげたら......って、ネタばれじゃん! 逆に損することの方が多いかも。孤独だし、男に頼れないし、どうしてもセックスで責めにまわらないといけないし、めんどくさい!
――逆にイヤなことは?
桜木 一番イヤなのは、女の人に意地悪されること。肉食系女子の存在が邪魔なのって「彼女たちに男をかっさらわれた」女性だけなんです。それ以外には別になんら害のない存在なんですよね。
――意外にも(失礼!)繊細な部分はあるんですね。では、どういった人に読んでもらいたいですか?
桜木 モテたい人全員です。男女問わず。具体的な指南書ではないけど、すっごくヒントになることを書いたと思ってます。安心して読んで信じて下さい。頭だけで考えた本じゃないですから。
――おっしゃる通り、口先だけではなく、ある意味本当に"全身全霊を駆使して"書いていますよね。「はじめに」を読んだだけでも感じ取れました。では、最後になりますが、『草食系男子の恋愛学』の森岡正博氏に、ひと言お願いします。
桜木 ホント、スイマセン! タイトルを決めたのはアタシじゃないですから! なんだったら、カラダでつぐなうので、ぜひ、ご一報下さい。そして、これからも、みなさまの隣のお笑い作家として頑張ります! 見かけたら奢って下さい。いつでも彼氏募集中です。合コンも受け付けています。よろしくお願いします!
※写真は著者の桜木ピロコ氏
『肉食系女子の恋愛学』(徳間書店 1200円+税)
女性に積極的にアプローチできない「草食系男子」が話題になる一方で、貪欲に彼ら男性を狩る「肉食系女子」が急増中! なぜ、いかにして彼女たちは草食系男子を狙い、モノにするのか。そしてその心のうちは? 2,000回の合コンを体験し、年間1,000人以上の女の子を取材してきた希代の恋愛ライターが、肉食系女子のタイプから「狩り」の手口、男性観、知られざる素顔と心理、さらには彼女たちを引きつけるテクニックまでを完全分析。
桜木ピロコ(さくらぎ・ぴろこ)
1973年7月9日生まれ。大学卒業後、経済産業省勤務、イベントコンパニオン、情報誌記者など"いろいろ"経験し、フリーランスに。合コンの女王、オトシの女王、モテライターの異名をとる売文家。著書に、『私はなぜ一回でヤリ捨てられるのか』『六本木ナンパゾーン芸能紳士録』(共に、新潮社電子書籍)、『30過ぎたら女は怪物ちゃん』(扶桑社、共著)など。
http://news.livedoor.com/article/detail/4184222/
民主党はこういう人(B層)から支持されない限り、関東関西では勝てないだろう。と言うために貼り付けておく。不快に思う人が多いだろうが、削除要請しないでね。
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