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政治資金規正法を口実とした権力弾圧・最高裁決定で、議員10年にしてこの3月に失職・公民計停止2年にさ
せられた http://www.hige-toda.com/____1/toda_danatu/index.html
前大阪府門真(かどま)市議の戸田です。
10年悪政の自公合体政権の打倒が成るか否かの衆院選挙を目前に控える現在、兵庫県尼崎市の市議選(5/31(日)
公示〜6/7(日)投票)が極めて重要な意味を持っている。関西はもちろん全国の諸氏に尼崎市議選への注目を求め
たい。
(私は「公民権停止」中ゆえに、特定候補・政党への投票を呼びかけることが出来ないので、こういう言い方
しか出来ない事をご理解あれ。)
・戸田HPでの尼崎市議選特集 http://www.hige-toda.com/_mado04/2009amagasaki/index.html
まず今回の尼崎市議選の重要点の概略を述べる。
1:尼崎市は、人口ランキングでいくと兵庫県で4番めの大都市(神戸市>姫路市>西宮市>尼崎市)で、人口
46万人。
2:尼崎の市議選ではいつも多くの候補者が立ち、「10数人から20人以上は落選する」激しい選挙が行なわれて
来た。・・・・今回は定数44に対して60人近い立候補が予測されている。
→あまがさき情報局 http://amahanako.blog.ocn.ne.jp/amajoh/2009/05/post_cd82.html
3:その上、尼崎市議選では全ての国政政党候補かそれと直結の候補はもちろんの事、国会に議席を持たない「新
社会党」とかいわゆる市民派の「虹と緑」とか、「無所属市民派」、「革新無所属」とかの、全ての議会政治勢力
が登場して議席を争う。 (厳密には「ほとんど全ての議会政治勢力」と言うべきだが)
4:それゆえ、来る衆院選の前哨戦として極めて重要な選挙となる。
5:ただし、後に詳述するが、尼崎市は公明党の冬柴元大臣(衆院議員)の地元であり、小選挙区では自公から
は公明党の冬柴のみが出馬し、ここ数年間公明党の市議数が大躍進した市である。
また、ここの民主党は自公との馴れ合い勢力でしかなく、今の時期でも民主党のポスターをほとんど貼り
出さない(!)「政権交代サボタージュ勢力」・「自公との癒着勢力」でしかない。
つまり「大勢力を誇る公明党と自公癒着型の民主党」という地域実態において、他にはない複雑さがある。
次ぎに1992年発覚の「全議員の不正出張発覚」〜議会解散・出直し選挙、その後の「女性市民派市長の誕生・
2期当選」などの「大事件」・「市民力」も含めた尼崎市の経過と特色を素描する。
■尼崎市の議会・議員の問題、市長の問題を考える戸田レジュメ(1)
尼崎市:☆労働者のまち、尼崎
・・・・活発だった労働組合、労働運動、今は?
☆公害問題のまち、尼崎
43号線大気汚染問題、 アスベスト公害
・・・・住民運動、裁判闘争、・・・
☆「全議員の不正出張」を市民が猛追及して議会解散させ、議会大刷新をやったまち、尼崎
1992年から93年にかけて
あの大闘争勃発から17年、市民派議員初誕生から16年!
1人は07年に県議に転出し活躍。
尼崎市議会の「市民派議員」の刷新パワーは、今もあるか?
議会改革・議員の体質改善はどこまで進んだか? どこで停滞しているか?
☆全国最年少の女性市民派市長(白井あや)を誕生させたまち、尼崎。
2002年:社・共・市民派・保守良識派の大共闘で、鉄壁組織選挙の現職を打破!
兵庫県及び近畿地方の女性市長は芦屋市の北村春江(2003年退任)に次いで2人目
しかも2期め06年には自公全力支援の対立候補を2倍以上の差をつけて破る!
※この市長選挙での白井市長の101,388票は、一人の候補者が獲得した票数としては過去最高。
その「輝ける市民派女性市長」は2期め移行、どんどんと新自由主義政治屋・「クビ切り市長」に
転向(企業向けコンサルの地金が出た?)し、自公とも「いい仲」に。
「市長の新自由主義暴走」を全然止められない「市民派議員」や社共議員、
新自由主義路線の市長を「大歓迎」の自公議員。
☆公明党大増加のまち、尼崎
01年:48議席に対して8人当選。⇒05年:定数45で11人に大増加!
全て4000票越で2位〜12位独占!(うち1人は07年4月に県議に転出して欠員)
公明党以外の支持者は、それを公にできず、公明批判などしようものなら「ささやき作戦」
で悪口を言われ「村八分」的扱いを受ける。 (特に復興住宅や市営住宅では)
(尼崎在住記者)
■尼崎市議会不正出張問題とは
1992年9月に発覚した元議長の沖縄・北海道カラ出張が端緒となり、他議員の不正も次々と判明。
翌年1月に発足した行政視察等実態調査委の調べでは、不正は全議員に及び、269件、総額約1939万円に達し」ていた。
同委が議会側に自主解散を勧告、93年5月25日、市議会は解散した。
出直し選挙が93年6月に行われ、追及運動の先頭に立った市民派議員4人をはじめ34人の新人が当選し、
議員定数52人中3分の2にあたる議席を占め、ボス支配と言われてきた議会に新風を吹き込んだ。
また、女性議員が10人となり、それ以降の活動もあいまって、新しいめばえを育んだ。
当初、不正追及運動の息吹は、必然的に議会改革運動に活力を与え活発な動きをもたらした。多数の傍聴者が
詰めかけ、絶えず市民の強い監視の目が注がれた。
市民団体は、議会内の会派やグループに伍して改革案を提案した。
これらのこともあいまって、常任・特別委員会や議会運営委員会などの会議の原則公開の確立、傍聴規則の見
直し、傍聴枠の拡大、議長・副議長選挙などで、新人議員中心ともいえる議会運営を実現し、さらに「議会改革
検討委員会」を設置させ、白熱した議論や「情報公開法の早期制定」要望の決議がされるなど、前進が見られた。
(その後、議会改革は一定程度行われたが、不正出張に関わった古参議員が復権する現象も出た)
■2001 年・尼崎市議会議員選挙を振り返って(定数48 、立候補者数は68 人)
(「人民新聞」の01年記事)
市民派9 人の立候補
市民派は、現職3 人(飯田、酒井、丸尾)の他に、5 人の新人と1人の元職が立候補。
市民派としての共通確認事項を印刷したビラを集会や街頭演説の時に配った。
新聞報道でも市民派9 人立候補と取り上げられ、9 人の共同街頭演説の実施、集会の開催、市民派統一のぼり
の作成など「市民派」の存在について一定のアピールはできたが、カラ出張問題の怒りが消え去った今回の選挙
において、市民派の風を起こすには至らなかった。
9 人の市民派、当選は現職3 人のみ
有権者に見えなかった「市民派」
今回の市議選において、「市民派」に特段の風が吹いたわけではありません。それどころか小泉人気は明らか
な逆風でもありました。その様に追い風が無い中で、選挙前の短期間だけ共同で訴えても、有権者の中には染み
込みません。
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◆2001年市議選:48議席に68候補の激戦、市民派増加なるか尼崎市議選6/17投票
日付: 2001/06/14 17:29:45 名前: ヒゲ-戸田
20人が落選する激戦で、しかも「市民派候補」が9人も出るという凄さ。8年前、「全議員がカラ出張=旅費の
不正受給」という大スキャンダル発覚・・・問題追求の市民派新人4人が当選し一定の改革もなされたものの、」4年前の選挙では市民派が2人に減少、古手議員や利権勢力の盛り返しもあり、「改革の前進か後退か」が問われ
る選挙です。
尼崎市議会では一定の改革がなされる一方で、未だに「議会を欠席する・遅刻・早退する」、という門真ではな
いようなひどい事もまかり通っています。(全然質問しない議員が幅を利かせているのは同様ですが)
ちなみに公明党候補(おそらく全員当確)は48議席に対して8人。
■2007年市議選:尼崎市議選 世代交代進んだ「保守派」地域活動が弱まった「市民派」
人民新聞:2005年07月08日記事
6月5日、任期満了に伴う尼崎市議選(定数45)の投開票が行われ、立候補した現職34人、新人27人のうち、
それぞれ31人、14人が当選。20代の3人が当選するなどで平均年齢は50歳と、改選前からほぼ6歳若返った。
議会ぐるみの「カラ出張」発覚で解散─出直し選挙から四回目の選挙で、東京都議選と並び常に興味深い結果
が出る。
今回の尼崎市議選は、市民派・白井文(あや)市政に対する与野党の構図がどう変わるかが注目されたが、大
きな変化はなかった。
一方、尼崎選挙区で現職衆院議員を抱える公明党(冬柴鉄三)と民主党(室井邦彦)は、次の国政選挙の前哨
戦として市議選を位置づけ、総力戦の様相を呈した。
民主党は、2議席の現有議席に対し引退議員の後継2人を含め8人を推薦し、現職2人、新人4人を当選させ
た。さらに隠れ民主(室井チルドレンと呼ばれる)も複数いると言われ、若い見栄えのいい候補者・選挙カーを
使わず自転車による選挙活動など、新鮮さを前面に出して台風の目となり、市民派のお株を奪った恰好だ。
一方公明党は、現有10議席に対し11人を立候補させ、全て4000票(当選ライン2325票)を超え、上位をほ
ぼ独占した。
市民派は、現職2(丸尾牧氏は三回連続トップ当選)が議席を確保。引退議員の後継も議席を確保した上に、
新人1が加わった。なお本紙で支援を呼びかけた市民派・田中寿雄氏は、残念ながら1770票で落選。
市民派は、合計4議席となったものの、存在感の減少傾向は否めない。
公明党の上位独占は、毎度のことながら異様である。圧倒的集票力に加え、絵に描いたような票割りでその力
を誇示しているようだ。私も尼崎住民だが、その隠然とした圧力を肌で感じる。
復興住宅や市営住宅では、公明党以外の支持者は、それを公にできず、公明批判などしようものなら「ささや
き作戦」で悪口を言われ「村八分」的扱いを受ける。
これほどの組織力を誇示する公明党は、議会内では決して主導権を握らず、第二党として影響力を行使しよう
とする。
理由は、
1.ヌエ的に顔形を変えその時々の利害で動くため、
2.キャスチングボードをしっかり握ることで、影響力を最大限行使する。
3.あからさまな影響力行使に対する警戒や反発を抑える。
4.そもそも政治理念もなく政策立案能力が低い、
ということだろうか。
今回の尼崎市議選は、総じていうと保守派の世代交代が進んだと言える。
12年前に改革勢力として颯爽と登場した市民派は、議席を得ることで活動の中心が「議会」に引っ張られ、本
来の市民派としてのラディカルな行動・問題提起といった地域活動が弱くなっている。
今回の選挙結果は、そうした状態が続き、徐々に体制内化してきた結果と言えるだろう。(編集部・山田)
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戸田HP http://www.hige-toda.com/
尼崎市議選特集 http://www.hige-toda.com/_mado04/2009amagasaki/index.html
「自由論争掲示板」 http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=tre;id=01
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