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●もはや、黙っていられない!(2)
空母艦載機部隊の移駐、それに伴う愛宕山の米軍住宅化、それらの取引材料にされている民間空港の問題・・・、岩国の難しい課題を行政と市民が心を一つにして解決する方法は、「真実」を明らかにして、意見の違いを超えて市民みんながともに考えること、その前提として、まず市長が「真実」を語るべしという趣旨の「草の根からの声明」を先日発表した。
もちろん市長だけの問題ではない。もう一方の議会の役割も重要である。この1年間、愛宕山開発事業の廃止のための法的手続きが強引に進められ、現在、水面下で国への売却交渉が行われているはずである。日常的な交渉や協議は行政の役割であるが、最終的な意思決定は議会の役割である。すでに米軍住宅の有力な候補地と認めている防衛省に売却すれば、何に使われるかは誰でもわかること。先般の「情報公開審査会」の市長宛の答申により本物であることが証明された「内部資料」にも、米軍住宅化と民間空港の裏取引の様子が生々しく記載されていた。
事態がここまで進展しているにも拘わらず、議会ではほとんど実質的な審議が行われていないのではないか。それでは、意思決定機関としての議会の存在価値がない。
議員には「真実」を知る権利と責任がある。議会として市長に徹底した情報の開示を求め、公開の議場で党派を超えて十分に議論し、そして岩国の方向性を決定していくべきではないか。何も知らされないままで漫然と時を過ごしては、議員としての市民に対する責任が果たせないのではなかろうか。
●もはや黙っていられない(3)
市役所は言うまでもなく市民のためにある。職員はみんな、採用された際に、法令を守り、市民のために誠実に働くと宣誓をする。もちろん、市民や議員に嘘をつくことは、誠実に職務を執行しているとは言えない。
「容認していない」「米軍住宅ではない」・・・
明らかな嘘であることは、職員であればみんな知っている。知っていて、嘘をつかざるを得ない状況に追い込まれている。彼らも、普通の善良な市民である。家庭では子供たちに「嘘をついてはいけないよ」と教えているはず。心の中で悩み苦しむ人もいるのではなかろうか。職員がかわいそうである。
誇りを持って市民のために働いて欲しいし、そうした環境を作ることが市長や幹部の人たちの責任であろう。
組織の中で仕事をしていれば簡単なことではないが、上司の命令であっても、嘘をつくことや法令に反することは、拒絶することができるし、勇気を持ってそうすべきである。そもそも、そのような命令をする幹部職員が間違っており、正当な業務命令とは言えない。
公務員には、違法を知れば告発する義務がある。裏取引など、市民に対する基本的な義務に反するようなことは、むしろ外部に明らかにする必要がある。もちろん、守秘義務違反にはならない。
●もはや黙っていられない(4)
我々には、「真実」を「知る権利」がある。
我々のまち、そこに住む我々の生活、そして未来は、我々のもの。
市長のものでも、議員のものでも、まして一部の有力者のものでもない。
跡地の転用策が何も明らかにされないままに、愛宕山開発事業の廃止等の法的手続きが強引に行われた。
その蔭で、すでに1年前に、愛宕山の米軍住宅化と民間空港の裏取引が行われており、その様子が克明に記録されている岩国市の「内部協議資料」は、情報公開審査会の一部開示の答申を無視して全面非開示とされたままである。しかし、この答申により、皮肉にも「内部協議資料」が本物であることが証明された。
また、庁舎補助金や再編交付金を受け取り、すでに事実上米軍再編を容認していることは明らかであるが、岩国市は、いまだに容認していないという。
このままでは、基地や愛宕山の周辺住民は決して納得することはできないし、行政不信が高まるばかり。対立が深まり、不毛の争いが繰り返される。
行政と市民が心を一つにしてこの危機を切り抜ける方法は、ただ一つ。「真実」に立ち返ること。
嘘やごまかしではなく、今こそ、すべての情報を明らかにし、意見や立場の違いを乗り越えて、ともに岩国の未来を考えようではないか。
「虚偽は不信と対立を生み、
真実は、信頼と和解をもたらす」
http://ihara-k.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-c28b.html
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