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イスラエルの新聞「ハーレツ」電子版に22日付で「オバマがイランに対する軍事オプションを押さえ込む Obama quashed Israel military option against Iran 」という見出しの記事が載りました(キャプチャ画像:左;http://www.haaretz.com/hasen/spages/1087331.html)。この見出しをそのままタイトルにしたかったのですが、わたしがそれをやると「またオバマか・・・」と読者が減るので変えました(苦笑)。
内容としては、わたしがすでにお伝えした米国のイスラエルに対する軍事支援の中止で実質的に話は決まっているのですが、これを駄目押しする形で、米国の現政権の主要高官、すなわち、オバマ大統領、バイデン副大統領、ゲイツ国防長官その他が「イスラエルがイランを攻撃することは許されないという強く明確な示唆 strong, clear hints that Israel does not have permission to strike Iran.」を送りつつあるということです。先日ワシントンで行なわれたオバマとイスラエルのナタニエフ首相との会談はいわば引き分け状態に終わったのですが、その後オバマがイスラエルの核保有黙認継続を条件にした結果。進展があったとみられます。あらためて新任のパネッタCIA長官をイスラエルへ派遣して、もしもイスラエルがイランを攻撃すれば「大きな困難 big trouble」が生じると明言したとのことです。同紙の表現によれば、「イスラエルのイランに対する軍事オプションは死んだ Israel's military option against Iran has died」です。
これにより、イスラエルの核保有という火種は残るにしても、西側のイランとの交渉における障害物がほぼなくなったと見てさしつかえなく、パレスティナ問題の解決や中東和平の実現、ひいてはイラクやアフガニスタンの米軍早期撤退へもつながる展望が開けたと言えるでしょう。
このニュースは、わたしがここしばらく追跡してきた米国の「イスラエル離れ」の成果であり、新聞の第一面トップを飾っても不思議はないはずですが、googleを「オバマイスラエル」で検索して愕然としました(キャプチャ画像:右)。「イスラエル離れ」どころか、トップからして《オバマよ、おまえもか 親イスラエル団体との危険な関係に幻滅》とあり、しかも日刊ベリタです。以下、《オバマ氏は、もっとも親イスラエル的なロビー集団「米イスラエル公共問題委員会」の会合で行った演説で、エルサレムを「分割せずに」イスラエルの首都とすべきだと発言した》、《オバマ イスラエル防衛を確約。 中東解決は犠牲》、《米、イスラエルの核保有黙認継続 オバマ氏が伝達と報道》、《オバマ大統領、イスラエル支持鮮明に》、《 オバマ 、イスラエル説得工作不調》・・・。
みなさんはこれをどのように考えるでしょうか。
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