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http://blogs.yahoo.co.jp/abc5def6/59642891.html から転載。
≪西松建設の本当の闇は使途秘匿金の26億円の支出にある≫
西松建設の社内調査報告書が公表された。
http://www.nishimatsu.co.jp/press/2009/20090515_2.pdf
ダミー団体を通じての政治家達への政治献金をするために、特別賞与加算金として約11 億円、パーティー券購入として52,420 千円合計約11億5千万円が社外に「流出」した。
≪西松建設の取締役らは連帯して5億円を会社に返すべき(株主と会社48≫とブログ
で述べた。http://blogs.yahoo.co.jp/abc5def6/58418379.html
違法額は5億円でなく、11億5千万円になった。
その点はともかく、この報告書は真実を語っているのか疑問である。
第1に国沢元社長などの一部幹部連中が全ての実行行為者であり、他の役員達の責任について一般的、道義的責任は触れているが、他の役員達の責任に関して真実が語られていない。
毎年、毎年200人前後の社員に、特別賞与加算金を支払う方法でダミー団体の金を捻出するやり方は企業の「表の経理を通じての支出」である。
このようなやり方は取締役会で議論されていないことは当然としても、相当数の役員達がその「表の支出」に関与しているはずである。
又200人の幹部連中が関与しているのに、それらの上司の役員達が知らないという論理も理解しがたい。
これらの「ダーテイー問題」はすべては国沢元社長などの一部幹部に泥をかぶらせようとする報告書の基本的なスタンスを疑う。
第2に、西松がこれほどの裏金を作り、何故これほど巨額の政治献金をしてきたのかにつ言いて一切触れていない。この闇は何ら解明されていない。
しかも、これらのダミー団体の解散理由など(インタネットで収支報告書が開示されるようになったとか、誰かが裏切るかも知れない・・)は、子供じみた弁明でしかなく、笑ってしまった。
平成17年12月末の大手ゼネコンの談合決別宣言により、平成18年からは談合が出来なくなった。このような「裏金的献金」は談合があるから政治家に献金するのである。
談合ができないとなれば、献金をする理由はなくなる。だから、ダミー団体も存続する必要性がなく平成18年11月と12月に解散した理解すれば極めて明瞭。
政治家への献金は談合と関係しないものはない。
「一点の曇りもやましさもない」という小沢の弁明はおよそ信用できない。
第3に、使途秘匿金も平成16年から平成20年の5年間で26億円、年間平均5億円にもなっている事実が全く解明されていない。
これほど巨額の使途秘匿金が何故、使われてたのかも殆ど触れていない。(地元対策費などに支出されたと「お茶を濁している」が)
西松建設の本当の闇はダミー団体からの献金もあるが、26億円の使途秘匿金にある。
調査報告書は、この巨額の闇を明らかにしなかった。
この解明こそ、本当の公共工事の受注と関連するはずである。
小沢の秘書は、表の政治献金で逮捕された。
小沢の秘書以外に、逮捕、起訴されされるべきは、11年の間に5億を貰った与党の政治家達も当然だが、この5年で26億円をもらった政治家達ではないのか。
東京地検はこの本当の闇にメスを入れようとしなかった。
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