★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK63 > 440.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
一ノ宮美成の取材日記
http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/
最新記事(サイド表示は10個)
ブログ閉鎖のお知らせ(05/16)
負債総額一兆円倒産企業説(04/28)
総選挙は都議選とダブル選も(04/22)
郵便不正のベスト電機めぐり怪文書(04/20)
郵便不正、政界人脈のキーマンは倉沢元会長(04/17)
郵便不正事件、背後に郵政0B人脈(04/16)
民主、第三者委は小沢引導渡しへの道(04/15)
二階ルート、トーンダウン(04/14)
貧困ビジネス(04/14)
仁徳天皇陵って?(04/13)
で、11個目が最新記事リストに出ていないが、
2009年04月10日(金)
佐久間特捜部長と司法クラブが9日夜、飲み会
阿修羅に残ってます。
佐久間特捜部長と司法クラブが9日夜、飲み会-一ノ宮美成の取材日記 問われる権力と報道機関の距離
http://www.asyura2.com/09/hihyo9/msg/247.html
投稿者 ロエンヒ 日時 2009 年 4 月 15 日 18:43:06: oeA7laveFLvrs
しかし、実際はこれかな?こちらの方が政治的なインパクトが強いような気がします。
一段落で読みづらいので、これだけ段落分けしました。
民主、第三者委は小沢引導渡しへの道
http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/article/64/
民主党が11日発足させた、「政治資金問題をめぐる政治・経済・報道のあり方に関する第三者委員会」の目的はズバリ、小沢代表に辞任の引導を渡すための道をつくったものだ。
第三者委員会のメンバーは、飯尾潤・政策研究大学院大学教授(政治学)、元東京地検特捜部検事の郷原信郎・名城大学教授(弁護士)、桜井敬子・学習院大学教授(行政法)、服部孝章・立教大学教授(メディア論)の四人。飯尾氏を座長、郷原氏を副座長に、5月までに6回程度の会合を開き、報告書をとりまとめるという。
会合には民主党が参加せず、同委員会は民主党から一切の関与なしに独立して報告書をまとめるとしているが実のところ、この第三者委員会には裏があるのだ。
一つは、座長の飯尾氏は、21世紀臨調の主査を務めたこともあるいわゆる「改革」派。つまり、自民も民主も財界も労働界も仲良く、二大政党制で政治をやって行こうという考えの持ち主。民主党による政権取りを狙う、小沢氏とは正反対の立場にある。
しかも、表向きは民主から独立した機関を装っているが、事務局は、民主党の影シンクタンクといわれてる新日本パブリックアフェアーズがやっているのだ。同社は大手監査法人・新日本監査法人の子会社である。
このシンクタンクを民主党で担当しているのが仙谷由人氏だ。仙谷氏が小沢下しの急先鋒であることは周知に事実だ。そして、その仙谷氏ブレーンがほかならぬ郷原氏なのである。二年ほど前、仙谷氏が開いたセミナーに郷原氏は、コンプライアンス問題で講師を務めた。東大法学部先輩・後輩という関係もあって仲がいい。
21世紀臨調は、岡田元代表をはじめ、野田佳彦、玄葉幸一郎など民主党の「政治改革」派が参加しているところだ仙谷も旧社会党時代、「ニュウエーブの会」で、「政治改革」を推進した人物だ。いわば、21世紀臨調の旧社会党版の先駆けである。
こうみてくると、第三者委員会の狙いは、小沢に代表辞任の引導を渡すための機関であることが見えてくる。
そして、7月解散・8月選挙に持ち込むというのが狙いのようだ、こうした民主党の水面下の動きに呼応するかのように、公明幹部が14日、山岡国対委員長が自民党の大島国対委員長に補正予算の早期成立に協力する見返りに、「話し合い解散」を打診していることがあきらかになった。同日、公明党の太田代表はラジオ番組で、6月7日投票説は、7月の都議選と一カ月では短い、望ましいものではない、と8月以降の投票を主張した。
こうした選挙日程が声高に叫ばれ、取引の材料になるなか、東京地検はそれこそ、「選挙妨害」ということで、二階ルートは断念せざるを得ないだろう。
今回の西松事件に関して政治と検察の歴史的対立論を唱える論者がいるが、たとえ、動機は金丸金脈の一掃という積年の課題にケリをつけるものであったとしても、検察また権力であり、政治や世論には勝てない。二階ルートについて、検察は、日程的にみても今週中にも最後の決断を迫られている。
2009-04-15 10:44 | 記事へ | トラックバック(0) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/trackback/64/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
以下、順に。
ブログ閉鎖のお知らせ
http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/article/70/
当ブログは、作者の都合により終了しました。ありがとうございました。
2009-05-16 19:06 | 記事へ | トラックバック(0) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/trackback/70/
負債総額一兆円倒産企業説
http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/article/69/
株式市場に負債総額1兆円クラスの大型倒産説が流れている。“Xデー”近し、と見られているのは上場不動産会社。地価下落・資金調達難が続く中、手持ち不動産売却を急ぐが、購入時の4分の1の価格でも買い手がつかない状況という。経営者からは開き直り発言も飛び出す有様。
2009-04-28 07:45 | 記事へ | トラックバック(0) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/trackback/69/
総選挙は都議選とダブル選も
http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/article/68/
注目の衆院の解散・総選挙の日程だが、ここへ来て、公明党が強く反対していた7月12日投票の都議会選挙とのダブル選挙もありうる情勢になってきた。というのも、都議会に22議席有する公明党は、重点区は10選挙区と上げているが、この中には二議席持つ大田区や足立区をふくむなど、従来から強いところ。つまり、都議選挙は、全員当選の盤石の大勢にあるということだ。そして、東京での小選挙区の議席は、太田代表の一議席だけ。同時選挙になっても、大勢に影響はないということになる。公明党は、他の政党がどうであれ、学会票で当選できることから、ダブル選挙の覚悟も決めたようだ。いずれにせよ総選挙は、7月ないし、8月にはおこなわれる見通し。
2009-04-22 15:42 | 記事へ | トラックバック(0) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/trackback/68/
郵便不正のベスト電機めぐり怪文書
http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/article/67/
ダイレクトメール広告の郵便不正事件で、大阪地検特捜部は4月16日、広告主の家電量販大手(株)ベスト電器(福岡市博多区、東証1部上場、浜田 孝社長)の元販売促進部長、久保俊晴容疑者ら10人を郵便法違反容疑で逮捕した。同社が過去2年半で不正に免れた郵便料金は約13億円にのぼる。今回の郵便不正事件発覚を前にして、ベスト電器に関する怪文書が兜町、北浜周辺で流され注目を集めた。その内容は以下の通り。
〜ベスト電器は、子会社であるイーベスト(インターネット通販・非上場)の株式を全額、(株)ストリーム(本社・東京、東証マザース上場)に売却したが、その経緯を巡って、今、関係者で話題になっている。というのは、ストリーム社はベスト電器の持分法適用会社(約30%株式保有、役員数名派遣)であると共に、売却価格4億5200万円が、イーベストの純資産から見て、“不当な売却”に当たり、当然、捜査、関係当局の目に留まるかと思われるからだろう。ベスト電器による、子会社の“不当売却”問題は、関係者によると、ビックカメラによる子会社同然の投資ファンドを利用しての不適正な会計処理と同じ構図であり、ストリームから利益を“上納”あるいは“還流”させる仕組みであるという。東証はこの件に関しビックカメラを管理ポストに移し、目下、上場廃止処分を検討している。ビックカメラのオーナーである新井会長は引責辞任したが、子会社“コロガシ”での利益操作に当局の目は厳しくなっていることから、今回はベスト電器による関連会社を利用した子会社“コロガシ”取引の帰趨が注目される。〜
(株)ベスト電器の業績は2008/2期連結売上4135億円が09/2期は3719億円に急落、最終赤字は08/2期56億円、09/2期30億円。07年のビックカメラとの業務・資本提携はなんら成果をあげられないまま厳しい業績が続いている。今回の不正DMは主に決算期の直前に送られており、広告費を圧縮する一方でDM効果によって売り上げを伸ばし、業績を上げようとしたとみられるが、決算を見る限りではさほどの効果はなかったようだ。いっぽう、イーベストの売却も21年2月期決算をしめるギリギリの時期に行われた。あの手この手で違法性の強い利益操作を行う背景には、ベスト電器経営陣の相当な焦りが垣間見える。
2009-04-20 16:52 | 記事へ | トラックバック(0) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/trackback/67/
郵便不正、政界人脈のキーマンは倉沢元会長
http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/article/66/
福祉目的の郵便割引制度を悪用していた郵便不正の政界人脈のキーマンは、「白山会」の前身、「凜の会」会長だった倉沢邦夫容疑者である。倉沢容疑者は、故川島正次郎自民党副総裁の秘書を経て、民主党の副代表・石井一氏の弟・一二元参院議員の公設秘書を務め、その後、「冬樹社」という出版社を経営。福祉郵便ビジネスである「凜の会」を立ち上げたのは、04年5月。石井一二元参院議員の公設秘書時代は、同元参院議員の投資会社の役員を務めていた。永田町では知る人ぞ知る人物で、政界では石井兄弟と密接な関係にあることで知られている。
ところで、白山会」が民主党の牧衆院議員を応援していたことが分かったが、同議員は自民党の鳩山現総務相の元運転手。いまは、民主党の「娯楽産業議員連盟」の事務局長格にある。パチンコ業界の応援団体である同議員連盟は、さきの石井一副代表、小沢代表の側近・山岡国対委員長などが中心になっている。このため、永田町では、「牧議員は石井兄弟に巻き込まれた」という説もある。
その牧議員は、創価学会と仲がいい。また、その創価学会は、日本の歴代首相で関係が深い人物として鳩山一郎の名前を「聖教新聞」で取り上げたことがあるが、その息子である鳩山邦夫総務相も創価学会と仲がいいことで知られている。この郵便不正ビジネスでは、公明党の大阪府議会副議長の親族が経営する福祉施設の名前も報道された。 白山会は鳩山邦夫総務相の地元・東京都文京区にある鳩山御殿で知られる通称白山通りに隣接したところに事務所がある。倉沢容疑者は長年、永田町をわたり歩いてきた政界ブローカーである。それだけに人脈も、利権も輻輳しているようだ。
2009-04-17 10:13 | 記事へ | トラックバック(0) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/trackback/66/
郵便不正事件、背後に郵政0B人脈
http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/article/65/
郵便不正事件で大阪地検特捜部はきょう、家電量販大手のベスト電元部長、博報堂子会社の「博報堂エルグ」、広告仲介業者・ウイルコム会長、障害者団体・白山会の守田義国会長ら10人を郵便放違反容疑で逮捕、日本郵便の新東京支店の家宅捜索もおこなった。もともと、障害者団体の割引制度を悪用した今回のダイレクトメールビジネスは、民主党の牧衆院議員の支援者だった白山会の守田会長が手掛けたものといわれているが、背景にいるのは郵政OBだ。この郵政ルートにメスを入れなければ、事件を解明したことにならない。
2009-04-16 23:22 | 記事へ | トラックバック(0) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/trackback/65/
二階ルート、トーンダウン
http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/article/63/
民主党が揺れている。どんなに遅くても、秋には解散・総選挙がおこなわれる。その前に総選挙がおこなわれることになった場合、どういう体制で臨んだらいいか、摸索しているようだ。というのも、秋田知事選挙は、当初から敗北するのは織り込みずみだったにもかかわらず、千葉での敗北と合わせメディアが「民主党動揺」と書きたてているからだ。きょうの大阪朝日は、一面トップで大阪地検特捜部が摘発した郵便不正事件で、同党の牧義夫・衆院議員(愛知四区)が、関係先として捜索された東京の福祉支援事業団体・白山会側の立場でライバル会社を批判する国会質問をおこなっていたことをスクープ。白山会会長は牧議員の長年の後援者で政治献金もしていたと報じ、同党にまたダメージを与えた。この郵政不正事件では、公明や保守系
議員の名前もでたが、地方議員レベルの話。国会議員の不祥事とでは雲泥の差がある。その一方で、西松事件の二階ルートの捜査は今週に入って急速にトーンダウンしている。まさに、「選挙妨害」ということなのだろう。そんな中、新党日本の田中康夫代表が小沢擁護論を民主党の広報紙「プレス民主」17日号に寄稿した。田中氏は、自らは公明党の冬柴元幹事長の地元兵庫から、小沢代表は、東京の太田代表の選挙区からの出馬推進論者。しかし、いまの形勢からすると、田中氏の願望ははかない夢で終わりそうだ。
2009-04-14 14:27 | 記事へ | トラックバック(0) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/trackback/63/
貧困ビジネス
http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/article/62/
いまや日本は「桜」ならぬ貧困ビジネスが花盛りだ。最新のものは、郵便ポストに投げ込まれる「車庫付4LDK新築を購入して、借金を返済しよう」というチラシ。「家賃・ガレージ代・カーローン・借入れによる返済等、支出が多くてお困りの方、今すぐ当社営業マンにご相談下さい。車庫付4LDK新築を購入して、月々の支払いは、上記合算の支払いよりお安くなります。御相談内容は、秘密厳守します。なお、相談料などは、一切無料です。悩む前に、まずお電話を!!」。新築の家の月々の支払いは、家賃やカーローン、借金の支払い合計額より安くなるのというのが売り文句だ。借金抱えて困っている人が、新築の家を買った方が得になるなんて、俄かに信じがたい話だ。いったいどういうからくりになっているのか、わからないが、それは「いますぐお電話を!!」ということらしい。まさに、新手の貧困ビジネスだ。
ところで、最近取材した「貧困ビジネス」は、ゼロゼロ物件といわれる「立ち退かせ屋」と派遣切り。今回は派遣切りのケースを紹介する。たとえば、東海地方の大手自動車メーカーの子会社で派遣労働者として働いていた中年男性。他の派遣労働者とともに突然クビになり、この1月、寮を追い出された。「失業手当を」と工場のある市のハローワークに行ったが、「住所」がないということでまったく相手にされず。出身地の大阪に戻ってきたものの住むところがなく、大阪駅前ビルで段ボール生活。「地下街は縄張りがある」といい、食料は、コンビニで買う一個百円のおにぎり。ただ、携帯だけは、仕事の情報を得るため絶対必要で「命綱」という。この中年の男性は、「クビになった子会社には、親会社の大手自動車メーカーから、社員がどんどん入ってきている。表向き、親会社は社員の首切りはないと言っているが、実際は子会社に回している」という。
20代前半の若者も昨年9月に派遣切りにあった一人。もともと大阪出身だが、身内はてんでバラバラ。友達の紹介で居酒屋で働いているが月収は5万円。住むところがなく、大阪・船場のオフィス街のビルに背もたれて寝ているという。この若者も、携帯は絶対必要で月1万円払うという。「ハローワークに行って仕事を探せばいいというが、そもそも履歴書を買うカネがない。マスコミは何もわかってない」。やはり、コンビニで百円のおにぎりを買うという。
最後に、集めた空きを踏みつぶしていたホームレスの中年男性。「野宿している。時々土方に行っていたが、いまはなんにも仕事がない」。空き缶は、キロ60円で、一日6キロ集めるのが限界という。つまり、一日の収入は多くて360円ということだ。
2009-04-14 01:40 | 記事へ | トラックバック(0) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/trackback/62/
仁徳天皇陵って?
http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/article/61/
美しい緑に包まれた大仙公園(堺市堺区)はいま、花見客でごったがえしている。その大仙公園の向かいにひときわ巨大な大仙古墳がある。正式名称は百舌鳥耳原中陵というが、世界的には「仁徳天皇陵」として有名。昔、小学校で大仙古墳は仁徳天皇の墓と習った人は多いはず。1600年以上前、仁徳天皇が百舌鳥野陵(もずののみささぎ)に葬られたという記述が日本書紀にあることがその根拠。しかし実のところ多数ある古代の天皇墓のなかで、「これは確かに○○天皇陵だ」と明言できる古墳はきわめて少なく、世界一の墓である仁徳天皇陵も本当は誰の墓か、よくわからないという。
大仙古墳の墓域面積は世界一である。墳長486m、前方部は幅305m、高さ33m。後円部は直径245m、高さ35m。三重の濠の外周は2.7kmにもおよび、その内側の面積はしめて46万m^(2)もある。中国の始皇帝陵やエジプトクフ王のピラミッドより大きい。ところが近年、この古墳は仁徳天皇が埋葬されたものではない、との説が有力となりつつあり、教科書や地図などでも仁徳天皇陵という表現が少なくなっている。「天皇陵の比定」といって、どの陵が○○天皇の陵かを決める作業が行われたのは江戸末期から明治時代にかけてのこと。作業は当時の学問水準のもとで国がなかば強圧的に過去の天皇全員の比定を済ませた。だが、その後の学問の進歩で比定されたはずの天皇陵のうち、被埋葬者と古墳名が一致するものは5つほどしかないことが分かった。また、仁徳天皇より後に在位した履中天皇の陵が大仙古墳より先に築造されたことも判明している。だが、国(宮内庁)に明治時代の比定を改める考えはない。仁徳陵に対する発掘調査どころか、考古学者の立ち入りすら一切拒否しているため、学術上ここが仁徳天皇陵であると確定することは今のところ不可能である。したがって、現在多くの教科書では単に大仙古墳と記述されているにとどまる。
一方で国は、「陵墓参考地」なるものも定めている。これは「天皇の墓ではないかと見られる古墳」のことで、全国に200カ所ほどある。全員の比定を終えているはずなのに、どう考えても矛盾している。これは、国の自信のなさの表れだ。
いまの大仙古墳は最も墳丘に近づけるのは正面の拝所まで。そこは二重濠の外側なので実につまらない(写真)。何も知らなければ余りにも大きいただの丘にしか見えない。それでも江戸時代までは自由に出入り出来て人々は酒宴を催したらしい。なぜか外国の博物館には仁徳天皇陵発掘の“鏡”が展示されているというから盗掘もされていたのだろう。
なお、堺市では大仙陵古墳を含む百舌鳥古墳群をユネスコの世界遺産に登録する計画が持ち上がっているが、こちらも実現見通しはたっていない。登録条件である「当該国又は地方の法令による確実な保護管理を担保すること」を満たしていないため。つまり文化財保護法に基づく国宝・特別史跡や自然公園法に基づく国立公園なら問題はないのだが、大仙陵古墳はあくまでも皇室の財産だから。また、これを文化財同様に扱うことへの反対意見も多い。
宮内庁はかたくなに、「尊厳を守る」との立場で学者の立ち入りさえ認めないようだが、間違っている可能性が高い比定を放置することの方が尊厳を汚していることが分からないのか。誰だって自分の墓に他人の名前が付けられていたら怒るだろう。世界一の墓が誰の墓かも分からないなんて日本の恥だが、宮内庁が発掘調査にゴーサインを出す日は遠い未来のことだろう。宮内庁の役人というのは、まこと“役に立たない人”だ。
2009-04-13 00:05 | 記事へ | トラックバック(0) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/jtsyakai/trackback/61/
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK63掲示板
フォローアップ: