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民主代表選：小沢氏を執行部起用へ【毎日ＪＰ】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090517k0000m010068000c.html
民主党は１６日午後、小沢一郎代表の辞任に伴う党代表選を東京都内のホテルで行い、党所属国会議員（２２１人、欠席１人）による投票の結果、幹事長の鳩山由紀夫氏（６２）が過半数の１２４票を獲得、９５票だった副代表の岡田克也氏（５５）を２９票差で破り、新代表に選出された。
鳩山氏の代表就任は旧民主党時代も含め３度目。
任期は小沢氏の任期が切れる１０年９月までとなる。
鳩山氏は代表就任後の記者会見で、小沢、岡田両氏を執行部に起用し、挙党態勢で次期衆院選に臨む方針を表明。
西松建設による違法献金事件に揺れる民主党は、鳩山氏のもとで態勢の立て直しを図り、政権交代を目指すことになった。
代表選は同日午前告示され、岡田、鳩山両氏が立候補を届け出た。
民主党は党大会に代わる両院議員総会を開き、国会議員だけによる投票を行った。
新代表に選ばれた鳩山氏は、糾合すれば党内最大勢力となる鳩山、小沢両グループや、小沢氏が掌握する参院側からの後ろ盾を得て、選挙戦を有利に進めた。
さらに投票直前まで態度を決めない「中間層」にも支持を広げ、世論の支えを背景に追い上げてきた岡田氏を振り切った。
鳩山氏は記者会見で、小沢、岡田両氏の処遇について「できるだけしっかりしたポストに就いてもらい、執行部の一員として入っていただきたい」と述べた。
人事は、国会や衆院選への対応を理由に小規模にとどめ、週明けの１８日までに決める考えを示した。
また次期衆院選での目標議席に関しては「願わくば単独過半数だが、少なくとも自民党を凌駕（りょうが）する議席を得なければならない」と表明。
社民、国民新両党との協力については、「参院を見れば決して楽ではない」と語り、民主党が単独過半数を得た場合でも、現在の共闘関係を継続する考えを強調した。
今回の代表選は、小沢氏の辞任表明を受け、急きょ設定された。
鳩山氏と岡田氏の一騎打ちは、党内に「親小沢」対「非小沢」の溝を生むとの懸念も出ていた。
【中田卓二】
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