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民主代表選公開討論会要旨【時事ドットコム】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009051501199
１５日に開かれた民主党の鳩山由紀夫幹事長と岡田克也副代表による日本記者クラブでの公開討論会要旨は次の通り。
【挙党態勢の在り方】
岡田氏 鳩山氏とわたしだけでなく、小沢一郎代表や菅直人代表代行らリーダーたちが全員野球で政権交代を目指す。
鳩山氏 親小沢、反小沢と言えば言うほど小沢氏の存在感が大きくなる。党の結束力が何より必要だ。
【消費税】
鳩山氏 ４年間の間に消費税を上げる議論は必要ない。
先の議論をするなと言っているつもりはない。
岡田氏 （新たな年金制度の）制度設計の議論は今からやらないといけない。
消費税の議論はセットで、議論すらすべきではないと言われると少し違和感がある。
【小沢氏の処遇】
鳩山氏 党を一つにまとめ、参院選で勝利を収めた功績は認めるべきだ。
西松問題は何らかの説明責任を果たしてもらいたいが、小沢氏の功績をうまく継承しながら発展させていく。
政権交代に向けて何らかの形で積極的に貢献してもらいたい。
ただ、その役割以上のことをすべきではない。
岡田氏 （衆院の）３００小選挙区について、おそらく日本で最も詳しい方。
経験や能力をぜひ活用したい。
【財源論】
鳩山氏 無駄を排除し、これ以上の国債発行を行わない仕組みを作らなければならない。
財源は見いだせる。
岡田氏 具体的な財源のメドがついたところで、民主党の政策を順次やっていく。
メドが立たないのに政策だけスタートさせると国債発行を増やしかねない。
【外交・安全保障】
鳩山氏 小沢氏の発想は国連至上主義で、わたしは国連中心主義だ。
国連が認めたら何でもやるべきだという発想を必ずしも踏襲しない。
武力行使につながる可能性があるところには（自衛隊を）派遣すべきでない。
岡田氏 小沢氏の発想と違う。
国連決議があっても武力行使は認められない。
ただ、国連平和維持活動（ＰＫＯ）５原則を、武力行使に至らない範囲で緩めるべきではないか。
【憲法改正】
鳩山氏 即、憲法改正に手を付けられるという状況では残念ながらない。
集団的自衛権の範囲の区分けを早い時期に行わなければいけない。
岡田氏 時代の変化に応じて変えるのは当たり前だが、当面の課題としてはプライオリティーが低い。
【新執行部人事】
鳩山氏 岡田氏は優秀な方だ。
新トロイカ体制の中で頑張ってもらいたい。
岡田氏 選挙の前にポストの話をするのはいかがなものか。（2009/05/15-21:45）
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