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岡田氏会見「検察を頭から否定すべきではない」
http://www.asyura2.com/09/senkyo63/msg/311.html
投稿者 ドキッ!プロ奴隷だらけの水泳大会 日時 2009 年 5 月 15 日 05:47:13: hSNyXCkDoAhxY
 

5月14日20時31分配信 産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090514-00000620-san-pol

 −−前回の代表時代の経験、教訓を踏まえ、どう違うスタイルでリーダーシップをとるか

 「この4年間は私にとって貴重な4年間だったと思います。わたしは思想信条はだいぶん違いますが、中曽根康弘元首相の『自省録』という本を読ませていただいて、科学技術庁長官をつとめられた後、次の運輸大臣までの間、非常に時間があったからこそ中曽根康弘が誕生したと書いておられた。私のこの4年間も非常に貴重な時間。地域を歩き、さまざまな人々と意見交わすことができ、より現場が見えてきた。そこの苦しみも悲しみも。ですからそういったことをしっかりと踏まえてこれから政治家としてリーダーとして頑張っていきたいし、頑張っていけると思います。それが最大の違いだと思います」

 −−党内では原理主義者とか融通がきかないとの評判がある。変えるつもりか、変えないつもりか。労働組合、連合との関係は。労組との関係は前回の代表の時代によくなかったといわれるがどう改善するか

 「はい。原理主義者という言葉が褒め言葉か、それともそうでないかは、意見が分かれるところだが、やはり物事によると思う。本質的に重要なことは譲りません。説得はしなければいけません。しかし、無原則に、足して2で割るようなことはしません。そこは変わりません。しかしまあ、あまり本質的でないことで、多くの人の発言に耳を傾け、柔軟に対応していくことは重要なことだと思います。まあ、わたくしが本質的だと考えることを譲らないから、原理主義者でけしからんといわれますが、議論するのはいいと思います。議論した結果、その議論に勝てなかったから、あいつはけしからんというのはいかがかなものという風に思います。政治家には譲れない部分があるという風に思います。

 それから、連合との話は、最近そういう話を聞いて、私、非常に驚いております。若い議員が多くて、あまり4年前のことをご存じない方もいるのかもしれません。私が代表の1年半弱の間、連合との関係で何か問題になったことはありません。それは記者の皆さんも当時やっておられた方はご存じだと思います。最も、連合とお互いに理解しながらうまくやれた時期ではなかったかと思います。今日も私、連合の高木剛会長、古賀伸明事務局長と会いましたが、こういう話が出ました。『本当にうまく、いい関係だったね』と。知らない皆さんには申し上げておきたい。ただ、当時から申し上げていますが、労働組合、働く皆さんの権利を守る労働組合と政党、これは団体としての性格が違いますから全員一致するわけではありません。意見の相違はある。だけどそれは信頼関係に基づいてお互い理解することで乗り越えていくことは可能であり、私が代表の時にはそのことができていたと思います」

 −−西松事件について、どう考えるか

 「政党と事件が起きたことのかかわり合いをきちんと整理した方がいい。事件の性格によっては政党がバックアップしなければいけないこともあると思う。ただ、基本的にこれは政治家個人の問題。たまたま代表であったことにおいては個人の問題では済まないところがあるが、代表をやめるのなら、政党がどうのこうのということでなく、小沢代表が個人として説明責任を果たされるということだ。私は収支報告書をホームページで説明しながら公開しているが、これを小沢代表にお示しして、『こういうこともお考えになりませんか』と申し上げた。参考にするとおっしゃっていたので、何らかの説明をするのではないかと予想している。

 私は、今回の事件もそうだが、政党が前面に出てて検察批判をするのは避けるべきだ。具体的当事者が批判をするのは当然だ。裁判の中でもそうですし、自ら降りかかった火の粉を払うというのは当然ですね。しかし、政党が国家権力の中核にある検察というものを、頭から否定するような言い方は絶対すべきではない。具体的な問題があれば指摘をすればいいんです。例えば今回、おかしなことはいろいろあった。事情聴取を受けた現職議員のことが事前に漏れているというのには憤りをおぼえるが、検察のやっていること全体がおかしいというかのごとく、そういう言い方を政党がするのは、国家権力の根幹を政党が否定することになりかねないので一定の自制があるべきだ」

 −−与党が3分の2を得た郵政選挙をどう総括するか

 「2005年の選挙は、投票日に『日本の民主主義にとり、いい選挙ではなかった』と申し上げた。ワン・イシューで劇場型の選挙で、今でも日本の民主主義にとっていい選挙ではないと思っている。しかし、負けは負けです。責任者は私であることは間違いありません。私の力が及ばなかったわけで、悔しさとともに強い反省の気持ちをもっている。だからこそ4年間、地域を回ってまいりました。なるべくテレビにもメディアにも出ずに、控えていた。今度の選挙は同じ失敗をするわけにはまいりません。しかし、あのときと比べて、党のまとまりは遙かによくなっているし、一人一人は成長して、候補者もすばらしい人材がそろっている。必ず政権交代できると思う。最後に申し上げておきますと、あの時の小選挙区における民主党の得票は2480万票。従来の票に比べて遙かに多くの票を得た。しかし、残念ながら、自民党は投票率が上がってそれ以上の票を得た。多くの選挙区で民主党は1、2万票を増やしているが、自民党は3、4万増やし、結果的に負けている。こういう選挙だったと思う。数の上では敗北したが、支持してくださった人の数からいえば、そんなにひどい選挙ではなかった」  

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