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http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/2009-05.html#20090513
補正予算が衆院を通過しました。延長含みの国会ですが、7月まで会期延長が現実味を帯びそうです。また鴻池官房副長官が辞任しました。女性問題でエラー2、しかも公費で支給される交通費を使ったので、言い逃れもできないでしょう。宇野元首相も女性問題で引責しましたが、英雄色を好むでは現状の政治家は通用しません。特に不倫では有権者もついていけないのでしょうね。
民主党の代表選が岡田氏、鳩山氏の一騎打ちとなりそうです。非小沢、親小沢との構図が描かれていますが、次期政権が小沢色を強く残すと、民主党の政権交代も一回先送りされるでしょう。小沢氏は草の根、と呼ばれる地道で不断の努力を強いる選挙活動を通じ、浮動票以外の取り込みに成功しています。しかし次期選挙は、浮動票が大きなカギを握ると見て間違いありません。政権交代の期待と盛り上がりは、この浮動票を得るかどうかが重要であり、特に代表選を議員の投票に絞ってサポーターの声が届かない以上、今後の投票行動にも影響が出てくることは必至となります。
クリーンさ、融和、どちらの旗頭にしろ、国民の中でこれだけ高まった反小沢の流れを無視すれば民主党は失速するはずです。永田町の論理に染まっている、そんな声が高まれば当然、古い自民党体質を揶揄された小沢問題を引きずります。新党首は誰がなっても小沢氏より評価が高くなりますが、国民目線を考える時、党内活動ばかりに躍起になると後の総選挙で痛い目を見るのでしょう。
そして民主党の党内事情以上に、メディアと検察の動きが注目されます。メディアは一斉に院政と書き立て、危険とのニュアンスを含ませました。実は小沢氏が党代表を辞し、フリーハンドでメディア、検察を攻撃できる状態の方が、小沢叩きを演じてきた側にとって恐怖を抱かせます。党代表の座にあれば国会対策や外交に忙殺されますが、一国会議員として、直接本人が事実調査に乗り出す、抑えの効かない豪腕の方がよほど性質が悪いのです。
検察は国策捜査との批判を避けるため、与党議員に手を伸ばす可能性があります。政治資金規正法の一般性を冒したので、立件するかどうかは、検察のさじ加減一つで決められます。根の深い小沢氏の不信感と、真っ向から対決し続けるかどうか、検察も判断を迫られます。メディアも検察の情報をそのまま流し、反小沢に手を貸した形になったので、危機感もあります。代表のときは抑え気味だった豪腕が、復活した感のある行動も目立ち始めています。力を残したままの代表辞任となれば、こちらも小沢氏との距離感に悩むことになるでしょう。
非小沢、親小沢、反小沢、どれも小沢氏を中心に据え、その関係性を探るものです。しかし幾ら稀有な政治家といえど、主義、主張に対してどういう態度をとるのかが、本来の政治としての立場でもあります。この視点を間違え、そこに対立軸をおくと可笑しな議論になり、何を為すべきかが見えなくなっていくのでしょうね。
★小沢色を強く残すと政権交代は難しい?というのは、これはこれでひとつの見識だろう。小生はそうは思わないが、結果はどう出るのだろう。
後段のフリーハンドを得た小沢と検察、メディアとの戦いが激化するという予測は賛成だ。
辞任せざるを得なくなった腹いせは、検察とメディアに向けられるのではないか。
辞任会見では、とりあえずメディアに対してかなり牙をむき出しにしていたことを思い出す。
こちらは徹底的にやってほしい。
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