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2009年5月11日午後5時の小沢民主党代表の辞任表明から1日半が過ぎた。今朝のニュースによると、鳩山幹事長と岡田副代表を軸に代表選が行われるという。二人とも代表を経験している。しかし、当時の民主党代表と今回の民主党代表の地位の重さはぜんぜん異なる。鳩山由紀夫 当選7回 昭和22年2月11日生まれ。岡田克也 当選6回 昭和28年7月14日生まれ。ともに新人といっても良いだろう。いよいよ戦後生まれの人が内閣総理大臣になろうという時代が来た。
今日の段階においては、鳩山由紀夫氏を新しい民主党代表に選出することがベストだと私は思っている。その理由は投票日の5月16日までに述べる。鳩山由紀夫民主党代表が誕生すれば、慌てるのは自公“合体”政権だ。自公“合体”体制は、小沢一郎という政敵を抹殺しようとしたのだが、そうは問屋が下ろさない。天は自公“合体”政権を決して許さないであろう。自公“合体”政権の罪は大きいのだ。罰は当然に受けなければならないのだ。
これまで政権交代を支持すると思われてきた人たちの言動が、“小沢問題”で微妙にブレた。人の本性は、ぎりぎりの局面で明らかになる。政治的言動も同じだ。ぎりぎりの困難な場面で、その人の“党派性”が問われる。政治家や政治評論家は学者でない。現実の政治に立ち向かうとき、大切なのは党派性である。いずれの側に立つかということである。小沢一郎という政治家は、自公“合体”政権ともっとも厳しく戦ってきた。一昨年の“大連立構想”のとき、その立場が揺らいだ。多くの人々が疑念を抱いた。
それに比べれば、今回の事件など大したことではない。大連立構想の時、辞意を撤回し続投を誓った小沢民主党代表に私はいち早くエールを送った(永田町徒然草No.606「小沢氏に贈る私のエール!」参照)。今回も小沢代表の闘いを支持してきた。私は小沢代表に盲従するものではない。その必要もない。長い間、小沢一郎と対峙してきた政治家として、私は小沢氏の弱点や欠点を誰よりも熟知しているつもりである。その一方で、小沢民主党代表が果たしてきた役割を誰よりも冷静に評価してきたつもりだ。
小沢民主党代表は、自公“合体”政権をぎりぎりのところまで追い込んだ。恐れをなした自公“合体”政権は、検察を使って小沢氏を抹殺しようと企んだ。日本の政治史上、もっとも稚拙で卑劣な政治的謀略といってよい。過ぎたるは猶及ばざるが如し。いずれ真実は明らかにされるであろう。しかし、民主党と多くの国民は小沢氏を守りきることができなかった。小沢氏にしてみれば、ありていにいえば、“矢折れ、力尽きた”というのが現実であろう。孤高の政治家である小沢一郎の弱点が現われてしまったのだ。
いまさらそのことを悔いても詮無いことである。後は小沢氏が希求する政権交代を実現するために力を尽くすことが、小沢氏に対する友情というものであろう。その第一歩として私は鳩山由紀夫氏を推薦する。鳩山由紀夫民主党代表ならば、総選挙で自公“合体”政権を打ち破り、新しい政権を樹立することができる。これは私の政治的“勘”である。正念場だ。
それでは、また。
★白川勝彦は、「私の政治的“勘”」として民主党の新代表に鳩山を押している。
鳩山が代表になることで、自公政権は慌てふためくだろうと述べている。
マスコミに出てくる政治評論家、コメンテーター、そして自公の政治家の多くが一貫して岡田を押しているのに対して、異様といえば異様な論理だが、小生はこちらの意見のほうが真実を突いていると考えている。
自公政権、その背後の官僚、そしてマスコミが本当に恐れ入るのは鳩山なのだ。
一方、岡田や長妻などといった連中は、いくらでも対処できると考えているのだ。
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