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●「森田健作知事を告発する会」などで活躍の大野ひろみブログより
http://kengi-blog.cocolog-nifty.com/kengogo/2009/05/post-2560.html
2009年5月13日 (水)
5月12日(火) 八ッ場裁判と裁判員制度
(*前半八ッ場裁判部分省略)
午後3時に県ネットを飛び出して、東京へ入江さん吉澤さんと急ぐ。国会の衆議院会館で、「裁判員制度反対院内集会」が開かれるのだ。
会場は満杯。司会は保坂展人衆議院議員と、われらが弁護士及川さんとで、サクサクと要領よくすすんでいく。まずは超党派の国会議員による「裁判員制度を問い直す議員連盟」代表の亀井久興衆議院議員があいさつ。「この制度を全会一致で可決したことに忸怩たる思いだ。その後、裁判員制度がいかに欠陥だらけで、危険なものであるかが分かった。5月21日実施を目前にして廃止、あるいは凍結をめざして全力を尽くす」
狭い室内は超満員で立ち見も出る始末。出席者は最終的に、弁護士26人、市民35人、議員14人、議員代理出席(秘書)17人の計92人に上った。
主な発言はーーーー
◆この制度には「国民に強制的に参加させ、拒否する者には罰則を課する」など、少なくとも憲法違反が4点以上ある。
◆普通、こういう問題があるから、こういう法律を作るということになるが、裁判員制度に限っては、今の制度は森法相も「何の問題もない」と言っているのに、無理やり法律を作ってしまった。ハメルーンの笛吹きに連れられたネズミのように、国民が誤った方向へ連れて行かれている状態だ。
◆今回の裁判員制度は、実は、ナチスドイツに占領されていたフランスの「参審制度」にそっくりだ。最高裁が発行しているフランスへの調査報告書でも明らかにされている。60年以上も前の、いわば「ナチスの参審制度」というべきものを、「裁判員制度」と名前を変えて導入しようとする国家権力の狡猾さと恐ろしさを知ってほしい。
◆自分は衆議院議員でありながら、この法律ができたことも知らなかった。(おいおい) しかし、大変な問題があると分かったので阻止したい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
特に興味深かったのが、実際に「模擬裁判」に参加した市民の方の発言。この男性は最初は裁判員制度に大賛成だったという。ところが、模擬裁判員になって、とにかく職業裁判官がシロウト裁判員を強引に誘導する姿を目の当たりにし、考えが180度変わったという。「自分は無罪だと判断したが、結局は裁判官の意向のとおり、有罪になった。これが実際の裁判だったらと思うと、もう二度と参加したくない」
私と吉澤さんも発言。私は、さくらネットで行ったアンケートから「人を裁くなんて、自分は絶対やりたくない」「墓場まで秘密を持っていかなければならないなんて真っ平ごめんだ」などの意見を紹介した。吉澤さんは「主権者たる国民を統治の側に強引にもっていく点に大きな問題がある」と指摘。
えん罪は増えるだろうし、国民の負担はもっと増える。何のための制度か。司法の負担と責任を減らすためだけとしたら、その代償は余りにも大きいのではないか。
写真は左から、原口議員、亀井議員(ちょっと隠れている)、綿貫議員、そして保坂さん。
余談であるが、帰り際「大野さん」と呼び止められてビックリ。夫の会社の同僚ではないか。なんと定年退職後、国民新党の糸川議員の秘書をやっているとか。世間は狭い!
●クマのプーさんブログより
http://blog.livedoor.jp/amaki_fan/archives/51655408.html
2009年05月13日
国会で起きている新たな動きを報告する!?(その1)
5月12日、国会では大きな動きがあった。「裁判員制度の見直しを求める院内集会」、そのことをいち早く報道する機関はないのか!
相変わらずドジな私は衆議院議員会館へたどり着くのに失敗し、すでに始まっていた会議室にもぐり込んだ。予想していたことのいくつかが悪い方で的中し、報告の仕方を多少悩む事態となった。
まずマイナス面を先に書くことする。会場が狭い。国会議員と弁護士と市民がどれほど参加するのかの想定に疑問を感じる。まあ、国会議員が超忙しい時期に開催するのですから、致し方ないとする。そしてもう一つは、裁判員制度はいらない!大運動の人たちは参加していなかった。まあ、いろいろ考えてみれば、運動の難しいことをあらためて知ることとなる。
さて一番印象的だったのは、夜のテレビニュースを見ていたら、どこかで見かけた人が急遽夕方開かれた民主党の両院議員総会の議長をしていた。古賀一成という民主党議員である。院内集会では、議員や議員の代理人の人が入れ替わり参加したり退席したりする。忙しい中でもひと言発言するために訪れる。
保坂展人議員からの報告によれば「裁判員制度を見直す議員連盟」への国会議員の入会者は現時点で53名になったとのこと。その中の一人が民主党の古賀一成議員であり、私にとっては初めて知る名前であったり顔であったりする。
さて今回の院内集会での一番の主役は弁護士であろうと予想はしていった。そのことは予想以上であった。会場には多分ですが90名ぐらい(小耳に鋏んだ情報ですから確かでない)のうち、3分の1ぐらいが弁護士、3分の一が国会議員(代理人も含め31名)そして市民が3分に1ぐらいに見えた。
集まった弁護士の方々は栃木、埼玉、群馬、千葉、東京、兵庫などであり、延期などを求める決議を出したけれど今回出席できていない所では、新潟、大分があった。また延期を求める決議には至らなかった長野などの説明もあった。このように主に関東圏の弁護士会が積極的に裁判員制度はおかしい、廃止ないし見直し、延期を求めていることがよくわかった。しかし一方、肝心な東京の弁護士会の動きが大きすぎて状況が把握できないし、意思統一も計れないという報告もあった。
弁護士会の動きについては報道でも知るところであり、関東圏や新潟などには、まともな弁護士がちゃんと行動するのに比べ、東京の弁護士はいったい何を考え、社会に対峙しているのか不信感を持つ。東京は病んでいる、砂漠化しているとつい思ってしまう。続きは、他の人や新聞報道を見て書こうと思う。
参考資料―ネットで以下のアンケート結果を知る
『衆議院議員の裁判員制度へ賛否一覧』
http://saiban.odaikansama.com/
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