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昨日5月11日小沢一郎民主党党首記者会見忠実再現テキスト。それにしてもきっこのはお粗末過ぎる。例として毎日もお粗末。
http://www.asyura2.com/09/senkyo63/msg/191.html
投稿者 ROMが好き 日時 2009 年 5 月 13 日 08:53:09: Dh66aZsq5vxts
 

(回答先: 飛車角落ちの民主党(きっこの日記、5.11)【でも大丈夫とご託宣。トンチンカンな質問はやはり日テレ記者(笑)】 投稿者 南青山 日時 2009 年 5 月 12 日 06:51:44)

雑談日記から。http://soba.txt-nifty.com/zatudan/


昨日5月11日小沢一郎民主党党首記者会見忠実再現テキスト。それにしてもきっこのはお粗末過ぎる。例として毎日もお粗末。
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2009/05/post-076a.html


 今回、きっこのブログと毎日新聞の記事をチェックしたのですが、お粗末の一言。民主党のHPに会見のテキストがアップされているので、そのテキストをたたき台に追加したり修正したりすれば楽でもあるし間違いも少なくなるのに不思議な話しです。(笑)小生は下記テキスト起こしではそうしました。

 以下、2009・5・11小沢氏の会見そのまんまテキストです。民主党のテキストはさすがに正確でしたが、若干違う部分があったので、実際の表現になおしておきました。また、会見の始まる前の部分も小沢氏が言った一言に氏の人柄を感じたので追加しておきました。

※ただし、今回のようなメモを読み上げるような場合でも読み間違えたりとかはある訳で、本来は当事者の意思を尊重して、HPなどで紹介しているテキストを元テキストとして記録や紹介すればよいものだと思います。よほどひどいのでない限りです。今回はきっこや毎日新聞の間違い箇所がお粗末なので、実際の会見をそのまんまご紹介しておきます。

※今回感じたのは、小沢氏と言うのは言葉の感覚が鋭敏な人だなと言うことです。以下、ご紹介するテキスト中、民主党HPでは、「思います。」として記事紹介している部分を、小沢氏は実際には「考えております」と読み上げています。この部分に気がついた時に、大野 晋: 日本語練習帳 (岩波新書) を思い出しました。大野先生は言います「単語に敏感になろう」と、そして「思う」と「考える」の違いを例にした説明からこの年間ベストセラーになったこともある新書版の小冊子は始まります。

※その人の人柄と言うのはちょっとした一言の中に歴然と表れると思っています。下記のビデオ中継で最初の「おーマイクもいっぱいだ。いいよ。」の「いいよ」のところに小沢氏の人柄が滲み出ています。人生経験から得た勘です。ぜひ最初の部分も聞いて下さい。多くの庶民はたとえ本をたくさん読んでいなくても、たとえ教育程度が高くなくても、相手の声、話し方、その他全体の印象からかなり正確に相手の人格を読みとります。この点からも小沢氏が若手政治家に説く汗をかき小集会を積み重ねての選挙運動の重要性の意味が分かろうと言うものです。なお、ついでに言葉の端々からと言うことで麻生の人品鑑定をしてみると、麻生は人間としては下の下の部類だと思います。庶民はそれほど馬鹿じゃありません。ちゃんと見てます。

 

【ビデオ配信】小沢代表記者会見

<ビデオ>
 300k (ADSLや光などブロードバンド)
 56k (ISDNなど)

 

民主党HPのテキストを元に若干実際と違うところを直しました。(最初の部分は付録で追加です。)

平成21年5月11日
衆議院議員 小沢一郎

 おーマイクもいっぱいだ。いいよ。

進行役:それでは代表の緊急記者会見を始めます。では代表。

 それでは私から申し上げます。メモにしてきましたので、あとで諸君にも配りますけれども、メモを読み上げさせてもらいます

 挙党一致をより強固にするためにと言うことで

 来る衆議院総選挙での必勝と、政権交代の実現に向け、挙党一致の態勢をより強固にするために、あえてこの身を擲(なげう)ち、民主党代表の職を辞することを決意致しました。

 国民の皆様、支持者の皆様にご心配をおかけして参りましたことをお詫び申し上げますとともに、特に、この3年間、至らぬ私を支えて下さいました同僚議員の方々、党員・サポーターの皆様に、心より御礼を申し上げます。

 もとより、今度の総選挙は、国民自身が政権を選択して、自らこの国と国民生活を救う、又とない機会であります。民主党にとっては、悲願の政権交代を実現する最大のチャンスであります。

 民主党を中心とする新しい政権をつくり、「国民の生活が第一。」の政治を実現して、日本の経済、社会を根本から立て直すこと。そして、政権交代によって、日本に議会制民主主義を定着させること。そのこの2つが、民主党に課せられた歴史的使命であり、私自身の政治家としての最終目標にほかなりません。

 日本のために、また国民にとって、民主党にとって、そして私自身にとっても、何が何でも、ここで勝たなければならないのであります。

 それを達成するためには、党内の結束・団結が絶対不可欠の条件であります。党内が乱れていたのでは、総選挙に勝利することはできません。逆に、挙党一致で臨みさえすれば、必ず勝利することができると確信しております。

 私が代表の職にとどまることにより、挙党一致の態勢を強固にする上で少しでも差し障りがあるとするならば、それは決して私の本意ではありません。
政権交代という大目標を達成するために、自ら身を引くことで、民主党の団結を強め、挙党一致をより強固なものにしたいと判断した次第であります。

 正に、身を捨て、必ず勝利する。私の覚悟、私の決断は、その一点にあります。

 連休中、熟慮を重ねまして、その結論に達し、決断した以上、党内の混
乱を回避するためにも、直ちに連休明けの本日、辞意を表明することに致しました。ただし、国民生活への影響を最小限に抑えるために、平成21年度補正予算
案の衆議院での審議が終わるのを待ったうえで、速やかに代表選挙を実施していただきたいと思い考えております。

 重ねて申し上げます。新代表の下で挙党態勢を確立して総選挙に臨むことが、何よりも重要であります。もちろん、私もその挙党態勢の一員として新代表を支え、総選挙必勝のために最前線で戦い続けたいと思います。

 国民の皆様、引き続き民主党をご支持下さいますよう、心よりお願い申し上げます。ありがとうございました

 

 きっこ氏は以下のように、大見えを切っていたのだけれど、念のためにチェックしたら結構間違いを見つけた。

自民党の宣伝に余念がない御用マスコミは、自民党にとって都合のいい部分だけをツギハギに編集してテレビで流す
から、ニポンの未来を真剣に考えてる良識ある国民たちが、そうしたテレビ局の意図的なヤラセ映像に騙されないように、ここに「文字」で記しておく。

 
 下の方で紹介する部分の内、1、2、3、5の部分はどうでもいい違いだけれど、4と6のところは見逃せない。

 4では実際の小沢氏では「自らこの国と国民生活を救う」だが、(きっこ)「自ら国民と国民生活を救う」で国が抜け落ちている。

 6では実際の小沢氏が言ったのから、(きっこ)では「新代表を支え」がすっぽり抜け落ちている。

1241890523_2←きっこがひとつ前のエントリーでアップした画像。

 
 影響力のあるブログだし、俳人とか詩人と言うのは一つ一つの言葉をおろそかにしない人々なんじゃないの?大見得を切っている割にはお粗末だ。この小沢氏の声明は歴史的にもこれから残ると思うのでひどすぎ。きっこは小沢氏のことを小沢一郎と呼び捨てだし、使っている写真からも実のところはマスゴミと通底する心性を感じてしまうのは勘ぐりすぎだろうか。

 

 以下、実際の小沢氏の声明と、きっこのブログの異同部分。1、2、3、5の部分はどうでもいい違いだけれど、4と6のところはお粗末。

1、

来たる衆議院総選挙での必勝と政権交代の実現に向け、(小沢氏)

来たる衆議院総選挙での必勝と政権交代の実現に向けて、(きっこブログ)

 

2、

国民の皆様、支持者の皆様にご心配をおかけして参りましたことをお詫び申し上げますとともに、(小沢氏)

国民の皆様、支持者の皆様に、ご心配をお掛けしてまいりましたことをお詫びしますとともに、(きっこブログ)

 

3、

党員、サポーターの皆様に、心より御礼を申し上げます。(小沢氏)

党員、サポーターの皆様に、心よりお礼を申し上げます。(きっこブログ)

 

200905124、小沢さんのと、きっこのでは受ける印象も、意味するところも随分違う。

自らこの国と国民生活を救う、又とない機会であります。(小沢氏)

自ら国民と国民生活を救う、またとない機会であります。(きっこブログ)

 

5、
ここで勝たなければならないのであります。(小沢氏)

ここで勝たないとならないのであります。(きっこブログ)

 

20090512_26、きっこの方では「新代表を支え」がすっぽり抜け落ちている。

もちろん、私もその挙党態勢の一員として新代表を支え、総選挙必勝のために最前線で戦い続けたいと思います。(小沢氏)

もちろん、私もその挙党態勢の一員として、総選挙必勝のために、最前線で戦い続けたいと思います。(きっこブログ)

 

 以下、実際の小沢氏の声明と、(毎日新聞)の異同部分。1、2、6、7、はどうでもいい違いだけれど、3、4、5、はお粗末。

1、

国民の皆様、支持者の皆様にご心配をおかけして参りましたことをお詫び申し上げるますとともに、(小沢氏)

国民の皆様、支持者のみなさまにご心配をおかけしことをおわび申し上げますとともに、(毎日新聞)

 

2、

党員、サポーターの皆様に、心より御礼を申し上げます。(小沢氏)

党員、サポーターの皆様に心よりお礼を申し上げます。(毎日新聞)

 

3、毎日では「悲願の政権交代を実現する」がすっぽり抜けている。

民主党にとっては、悲願の政権交代を実現する最大のチャンスであります。(小沢氏)

民主党にとっては最大のチャンスであります。(毎日新聞)

 

4、毎日では「何が何でも」がすっぽり抜けている。

日本のために、また国民にとって、民主党にとって、そして私自身にとっても、何が何でも、ここで勝たなければならないのであります。(小沢氏)

日本のために、また国民にとって民主党にとって、また私自身にとってもここで勝たなければならないのであります。(毎日新聞)

 

5、毎日では「結束・」が抜けている。

それを達成するためには、党内の結束・団結が絶対不可欠の条件であります。(小沢氏)

それを達成するためには党内の団結が絶対不可欠の条件であります。(毎日新聞)

 

6、

私が代表の職にとどまることにより、挙党一致の態勢を強固にする上で少しでも差し障りがあるとするならば、それは決して私の本意ではありません。(小沢氏)

私が代表の職にとどまることにより、挙党一致の態勢を強固にするうえで少しでも差し障りがあるとするならば決してそれは私の本意ではありません。(毎日新聞)

 

7、毎日では「私の」が抜けている。

正に、身を捨て、必ず勝利する。私の覚悟、私の決断は、その一点にあります。(小沢氏)


まさに身を捨て、必ず勝利する、私の覚悟、決断はその1点にあります。(毎日新聞)

 

※付録:
20070822_346317 小沢氏の声明読み上げ後の質疑応答のところで頓珍漢な質問をしたお馬鹿な日本TVの七尾藍佳。これで東大卒だそうです。(笑)

 既に消されているが検索結果のスニペットで、Wikipediaより⇒(七尾 藍佳(ななお あいか、1978年5月26日 - )は、アメリカ・ワシントンD.C.出身のフリーキャスター・ラジオパーソナリティ。元外交官であった父親の仕事の関係で、ジュネーヴ、韓国、サンフランシスコなどを転々とする。その影響もあって英語のほかフラ…

こんな写真も


 以下、資料として採録。著作権原理主義者のきっこだろうと関係ない。(笑)

 (転載始め)

 きっこのブログ。

飛車角落ちの民主党
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2009/05/post-0299.html

 
あたしがせっかくがんばって「新政権ヲザワゲリヲン」を書いたってのに、小沢一郎は、今日、突然、代表の辞任を表明しちゃった。11日の午後3時ころに速報が流れて、5時から会見があった。で、いろいろと書きたいんだけど、まずは、小沢一郎の辞任の言葉と、そのあとの記者との質疑応答の様子をご紹介する。自民党の宣伝に余念がない御用マスコミは、自民党にとって都合のいい部分だけをツギハギに編集してテレビで流す
から、ニポンの未来を真剣に考えてる良識ある国民たちが、そうしたテレビ局の意図的なヤラセ映像に騙されないように、ここに「文字」で記しておく。

 
「小沢一郎の代表辞任の言葉」

挙党一致をより強固にするために、来たる衆議院総選挙での必勝と政権交代の実現に向けて、挙党一致の態勢をより強固にするために、あえてこの身を投げ打ち、民主党代表の職を辞することを決意しました。国民の皆様、支持者の皆様に、ご心配をお掛けしてまいりましたことをお詫びしますとともに、特にこの3年間、いたらぬ私を支えてくださいました同僚議員の方々、党員、サポーターの皆様に、心よりお礼を申し上げます。

もとより、今度の総選挙は、国民自身が政権を選択して、自ら国民と国民生活を救う、またとない機会であります。民主党にとっては、悲願の政権交代を実現する最大のチャンスであります。民主党を中心とする新しい政権を作り、「国民の生活が第一」の政治を実現して、日本の経済社会を根本から建て直すこと、そして、政権交代によって、日本に議会制民主主義を定着させること、この2つが、民主党に課せられた歴史的使命であり、私自身の政治家としての最終目標に他なりません。

日本のために、また、国民にとって、民主党にとって、そして私自身にとっても、何が何でもここで勝たないとならないのであります。それを達成するためには、党内の結束、団結が絶対不可欠の条件であります。党内が乱れていたのでは、総選挙に勝利することはできません。逆に挙党一致で臨みさえすれば、必ず勝利することができると確信しております。私が代表の職にとどまることにより、挙党一致の体制を強固にする上で少しでも差し障りがあるとするならば、それは決して私の本意ではありません。政権交代という大目標を達成するために、自ら身を引くことで民主党の団結を強め、挙党一致をより強固なものにしたいと判断した次第であります。まさに、身を捨て、必ず勝利する。私の覚悟、私の決断は、その一点にあります。

連休中、熟慮を重ねまして、その結論に達し、決断した以上、党内の混乱を回避するためにも、直ちに連休明けの本日、辞意を表明することにいたしました。ただし、国民生活への影響を最小限に抑えるために、平成21年度補正予算案の衆議院での審議が終わるのを待った上で、速やかに代表選挙を実施していただきたいと考えております。重ねて申し上げます。新代表の下で、挙党態勢を確立して、総選挙に臨むことが何よりも重要であります。もちろん、私もその挙党態勢の一員として、総選挙必勝のために、最前線で戦い続けたいと思います。国民の皆様、引き続き民主党をご支持くださいますよう、心よりお願いを申し上げます。ありがとうございました。

 

記者 「党の結束や挙党態勢に不安があったのか、なぜこの時期に辞めるのか、改めて伺いたい。また代表が離党するのではないか、議員を辞めるのではないかと心配する声もある」

第一点は、皆さん自身がよくお分かりだと思います。連日、皆さんの報道にありますから、それによって結果として、党内が不安定になったり、皆が不安になったりしてはいけない。私がそのメディアの批判の矛先の相手であるとするならば、私自身が去ることによって、それがかわされ、そして皆が安心して安定して総選挙に向けて、挙党一致で戦う。そういう体制をぜひ作り上げてもらいたいし、私も一員として協力していきたい、そう思っています。それから、今日辞意表明をしたからといって、別に政治家を辞めるわけではありません。もうあとわずかの総選挙までの期間でございます。代表を退いても全力で政権交代のために頑張りたいと思います。

 
記者 「辞意を決断するに至った経緯と、その決断した時期について。今後は新代表を支えるというが、総選挙対策として具体的にどのような活動をするのか」

私が民主党の代表を辞するという決断をいたしましたのは、最終的に連休でゆっくり考える時間ができた時点でございます。それから選挙のやり方につきましては、質問者も長年見ておられるはずであります。選挙必勝の私自身のやり方で今後も全力で頑張ります。

 
記者 「代表の後継を選ぶ代表選については、政権交代や首相を懸けるわけだが、どのような代表が望ましいと思うか。現時点で意中の人はいるのか。次期衆院選では、代表自身の公認は最後でいいと言ってまだ公認していないが、次期衆院選に立候補するのか」

辞めていく者が、次の人について論ずるべきではないだろうと思っております。ましてや、まだ誰が立候補するかも分からない段階ですから、質問にはお答えいたしかねます。それからさっきも言ったように、私は別に辞めるわけではありません。次の総選挙で勝つことが私の最大の願いであり、それは日本の国にとって、国民にとって、必要な政治の転換だと思っておりますので、どこの選挙区であれ、全力で戦い、必ず勝ち抜いてまいりたいと思ってます。

 
記者 「代表辞任後の新執行部から、執行部に入って党幹部の職を続けて欲しい、もしくは、選挙について責任を持つ立場について欲しいという要請であれば受けるつもりはあるか」

私は今日辞意を表明したのですから、まだ選挙の日取りを始め選挙の手続きも決めておりません。それは明日からです。顔ぶれも、どのような方が立つかさえも分かりません。ですから、新しい代表になってからの仮定の質問に、今は答えるべきではないと思います。ただ一般論として、私も党員である以上、皆で決めたことは守らなければはなりません。それが民主主義です。「自分は意見が反対だから守らない」では、国会もすべて成り立ちません。反対した法律でも多数で成立すれば、それは法律です。皆で話し合いの上まとまれば一番良いことですが、話し合いがつかなかった場合は、多数決、選挙ということで決することが先人の知恵であり、民主主義の基本であります。ですから、それによって選ばれたリーダーの命(めい)について、私だけでなく、全員が守って行かなければならないと思っております。

 
記者 「代表の進退について、政権交代が可能かどうかを判断基準とすると繰り返し言っていたが、その発言と比べて今日の内容は乖離(かいり)があると思うが」

私の今の話を聞いていただき、配ったメモを読んでいただければ、何の乖離も、何の矛盾もありません。民主党にとって、挙党一致、団結して力を合わせて国民に訴えるという態勢さえできておれば、必ず国民の信頼を得られると思っております。その意味において、私は今日でも民主党は国民の理解を得られると思っておりますが、そのことをさらに万全なものにするために、少しでもマイナスの部分は、この際、自分自身が身を引くことによってでも取り除いておきたい。そして、何としても政権交代を実現したい。それが国民のためであり、われわれ民主党の使命であると、そう考えているということであります。

 
記者 「辞任が遅すぎたことで、党にダメージを与えたという声がある。政権交代に貢献するためには、離党や議員辞職も選択肢として考えられるか」

なぜ離党、議員辞職しなければいけないんですか。私は政治資金の問題についても、一点のやましいところもありません。法律に従ってきちんと処理し、報告しております。刑事的な責任で身を引くわけでもありません。皆さんのお力添えのおかけで、私が3年前に代表職を引き継いだ時には、民主党は1桁台の支持率だったと思いますが、今、皆さんの懇切丁寧な報道ぶりにも関わらず、20%以上の支持率をもって自民党とほぼ拮抗(きっこう)しております。私はそういう意味において、本当に国民の皆さんの理解が、わが党に対する理解、そして、やはり政治は変えなくてはいけないという理解が進んでいる証左だと思っておりまして、私も微力ながらそのことに多少なりとも貢献してきたのではないかと思っております。ところで、あなたの会社はどこだっけ?

記者 「日本テレビです」

日本テレビでも、国民の皆さんの声をよく調査をしてみてください。

 
記者 「小沢首相を求める世論の多数の声に応えられなかったことに無念の思いはあるか」

個人的に私を強く支持してくださる方は、私が民主党代表として総選挙に勝ち、総理大臣になることを願っていてくれたことと思います。しかし、私は、私自身が何になる、ならないということはまったく問題ではありません。民主党を中心にして、とにかくこの自民党の長期政権、腐りきった政権を代えなければいけない。政権交代が果たされれば、私自身にとっての本懐なのです。それ以上の期待をしてくれた支持者の方がおりましたら、それは申し訳ないことではありますが、政治家としての私は、政権交代、国民生活第一の政治、国民サイドに立った政治、そして日本における議会制民主主義の確立、これが樹立されれば、少なくともそのスタートを切ったことを自分の目で確かめることができるとすれば、それはまさに政治家の本懐、男子の本懐、そう考えております。

 

‥‥そんなワケで、あたしは、この会見の中で一番気になったことは、「連休中、熟慮を重ねまして、その結論に達し、決断した以上、党内の混乱を回避するためにも、直ちに連休明けの本日、辞意を表明することにいたしました」って部分だ。世の中的には、5月6日でゴールデンウィークは終わりのハズだったのに、小沢一郎のゴールデンウィークは昨日の10日までだったのか(笑)

ま、そんなこたー置いといて、小沢一郎は、記者とのヤリトリで思いっきり皮肉を言ってるよね。最初の質問に対する答えなんて、言葉が丁寧なだけに、皮肉もヒトシオって感じがする。自民党が、東京地検特捜部の谷川恒太や佐久間達哉を使ってアカラサマな国策捜査を強行したのにも関わらず、小沢一郎の秘書を叩いても叩いても何のホコリも出なかったからって、連日、マスコミを総動員してのネガティブキャンペーンを実施したんだもんね。そして、とうとうここまで追い込んだんだから、すべては、自民党の飼い犬の腐れマスコミどもの大手柄ってことになる。

ちなみに、今回の会見に集まってた記者の多くは、4月9日の夜に、小沢一郎の秘書を異例の逮捕、異例の長期拘束、異例の取り調べをしてる東京地検特捜部の特捜部長、佐久間達哉が主催した「懇親会」という名の飲み会に参加して、みんな仲良くお酒を飲んで騒いでた仲間なんだよね。皆さん、これ、どう思う?小沢一郎の秘書を逮捕して、立ちションベンよりも軽い「政治資金報告書の虚偽記載」なんていう微罪で2ヶ月間も拘束し続けてる上に、その拘束中で取り調べ中に、取り調べをしてる東京地検特捜部の特捜部長が、マスコミ各社の記者を集めて飲み会をやってたんだよ。

で、何よりも不思議なのが、すべてのマスコミが小沢一郎の秘書のことをメチャクチャに書きまくってたのが、4月の第1週までだったってことなんだよね。異例の強制捜査と逮捕から、連日のようにメチャクチャなデマを書き続けて来たマスコミ各社は、まるで裏で取り決めでもしてたかのように、4月の第1週で報道をストップしたんだよね。そして、その直後の飲み会。これ、あまりにも分かりやすいんだけど、東京地検特捜部が自民党に指示されて流し続けて来たデマをまことしやかに記事にし続けてくれた飼い犬記者ども対する「皆さん、今までご苦労さん!」ていうネギライの飲み会じゃん(笑)

そして、この飲み会が終わったあとは、自民党の二階俊博の疑惑が報じられるようになったんだけど、小沢一郎の秘書の何百倍もの重罪にも関わらず、東京地検特捜部は、誰1人逮捕もしなけりゃ最低限の「在宅起訴」すらしないで、事実上の「見て見ぬフリ」を続けてるってスンポ―だ。そして、佐久間達哉の飲み会に参加してた読売新聞はと言えば、まだ起訴されただけで裁判も行なわれてない「推定無罪」の秘書の問題で偏向世論調査なんかしちゃって、「小沢一郎が秘書の起訴後も代表を続投していることに納得できない」が71%だなんていう噴飯モノのアホ記事を書く始末。

ちなみに、読売新聞の世論調査の情報操作ぶりについては、2008年8月30日の日記、「読売プロパガンダ」に、実例を挙げてタップリと書いてあるから、まだ読んでない人は、ぜひ読んでみて欲しい。あまりにも誘導的で、明らかに自分たちの狙った結果に導くための、小学生にもバレバレの幼稚なデタラメが炸裂してるから、ある意味、マンガを読むよりも笑えること間違いなしだ。

ま、自民党が作り上げた「政官財の癒着システム」を徹底的に解体しようとしてたのが小沢一郎なんだから、自民党がこれほどまでにアカラサマな国策捜査を行なってでも、飼い犬のマスコミを総動員してまでも小沢一郎だけを潰しに掛かって来たワケで、自民党から甘い汁を吸わせてもらってる官僚どもが手弁当で協力したのだって、すべては今の癒着システムを死守するためだったワケだ。ようするに、官僚どもは、仮に政権交代が実現したとしても、小沢一郎以外が代表なら、民主党だって自民党とおんなじに取り込めるって考えてるワケだ。だからこそ、ニポンの検察の歴史に前代未聞の大汚点を残すような見え見えの国策捜査までして、飼い犬の番記者どもにデマ記事を書かせたってワケだ。

‥‥そんなワケで、小沢一郎の今日の突然の辞任表明に対して、読者からは「ヘボ将棋、王より飛車を可愛がり、ですね。残念」ていうメールも届いてるんだけど、あたしとしては、「肉を斬らせて骨を断つ」って作戦だと思ってる。ハッキリ言って、小沢一郎は、そんなにバカじゃない。それどころか、そうとうの切れ者だ。中学生レベルの漢字も読めないどこかのクルクルパーとは違って、小沢一郎は、囲碁の名人であり、戦略の達人だ。だから、自由が利かない上に、何かあるたびに命を狙われる「代表」なんて座にいるよりも、背後に回って参謀に徹した時こそ、本当に恐い相手になるってワケだ。ようするに、今回のことは、目先のことしか考えてない裸の王将が好き勝手にやってる沈没前夜の自民党と、何十手も先まで展開を読み切ってる小沢一郎率いる頭脳派集団の民主党との勝負ってワケで、飛車角落ちでも民主党の楽勝だと思う今日この頃なのだ。

(転載終わり)

 

 以下毎日新聞、資料として採録。

小沢代表辞任:【会見詳報1】政権交代の実現に向け、この身をなげうつ【毎日】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090511mog00m010018000c.html

 民主党の小沢一郎代表が11日記者会見し、代表を辞任することを表明した。会見詳細は以下の通り。

 小沢代表:それでは私から申し上げます。メモにしましたので後で諸君にも配りますけど、メモを読み上げさせてもらいます。

 挙党一致をより強固にするためにということで、きたる衆議院総選挙での必勝と政権交代の実現に向け、挙党一致の態勢をより強固にするためにあえてこの身
をなげうち、民主党代表の職を辞することを決意しました。国民の皆様、支持者のみなさまにご心配をおかけしたことをおわび申し上げますとともに、特にこの
3年間、至らぬ私を支えてくださいました同僚議員の方々、党員、サポーターの皆様に心よりお礼を申し上げます。

 
小沢代表辞任:【会見詳報2】民主党による新しい政権が私の最終目標【毎日】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090511mog00m010018000c.html

 もとより今度の総選挙は国民自身が政権を選択して、自らこの国と国民生活を救うまたとない機会であります。民主党にとっては最大のチャンスであります。
民主党を中心とする新しい政権を作り、国民の生活が第一の政治を実現して、日本の経済、社会を根本から立て直すこと、そして政権交代によって日本に議会制
民主主義を定着させること、この二つが民主党に課せられた歴史的使命であり、私自身の政治家としての最終目標にほかなりません。

 日本のために、また国民にとって民主党にとって、また私自身にとってもここで勝たなければならないのであります。それを達成するためには党内の団結が絶
対不可欠の条件であります。党内が乱れていたのでは、総選挙に勝利することはできません。逆に挙党一致で臨みさえすれば、かならず勝利することができると
確信しております。

 
小沢代表辞任:【会見詳報3】連休中、熟慮を重ねた 補正後に代表選を【毎日】
http://mainichi.jp/select/seiji/ozawa/news/20090511mog00m010020000c.html

 私が代表の職にとどまることにより、挙党一致の態勢を強固にするうえで少しでも差し障りがあるとするならば決してそれは私の本意ではありません。政権交
代という大目標を達成するために、自ら身を引くことで民主党の団結を強め、挙党一致をより強固なものにしたいと判断した次第であります。まさに身を捨て、
必ず勝利する、私の覚悟、決断はその1点にあります。

 連休中、熟慮を重ねまして、その結論に達し、決断した以上、党内の混乱を回避するためにも直ちに連休明けの本日、辞意を表明することにいたしました。た
だし、国民生活への影響を最小限に抑えるために、平成21年度補正予算案の衆議院での審議が終わるのを待ったうえで、速やかに代表選挙を実施していただき
たいと考えております。

 重ねて申し上げます。新代表のもとで挙党態勢を確立して、総選挙に臨むことが何よりも重要であります。もちろん私もその挙党態勢の一員として新代表を支
え、総選挙必勝のために最前線で戦い続けたいと思います。国民のみなさま、引き続き民主党をご支持くださいますよう、心よりお願いを申し上げます。ありが
とうございました。

 
小沢代表辞任:【会見詳報4】私自身が去ることで挙党一致で戦う態勢に【毎日】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090511mog00m010021000c.html

 ◇質疑応答

Q:党内の結束、挙党態勢を強固にということで考えがあったのか。なぜこの時期なのか。離党、議員辞職も含め、今後の政治活動については。

小沢代表:第一点はみなさん自身の報道によくある通り。結果として党内が不安定になったりしてはいけない。私がメディアの批判の矛先の相手なら、私自身が去ることによってそれがかわされ、みんなが安心、安定して、総選挙に向け挙党一致で戦う態勢にしたいし、私もその一員として協力したい。

 きょう辞意表明したからといって、政治家を辞めるわけではない。あとわずかな総選挙までの期間、代表を退いても全力で政権交代へ頑張りたい。

Q:辞意を決断するに至った経緯と、総選挙対策の活動は具体的にどうか。

小沢代表:代表を辞する決断をしたのは最終的に連休でゆっくり考える時間ができた時点。選挙のやりかたについては、選挙必勝の私自身のやり方で今後も全力で頑張る。

 
小沢代表辞任:【会見詳報5】辞めていく者が次の人を論ずべきでない【毎日】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090511mog00m010022000c.html

Q:代表の後継を選ぶ代表選ですが、政権交代を懸ける選挙の代表を決める選挙です。どのような代表が望ましいと考えているのか。意中の方はいるのか。また、衆議院選挙では自分自身の公認は最後でいいとおっしゃって、まだ公認はしておりませんが、次の選挙に立候補するのか。

小沢代表:あの、辞めていく者が次の人について、論ずべきではないと思っています。ましてや、まだ誰が立候補するのか分からない段階ですから、質問にはお答え致しかねます。

 それからさっき言った通り、別に私これで辞めるわけではありません。次の総選挙に勝つことが私の最大の願いであり、日本の国にとって国民にとって必要な政治の転換だというふうに思っておりますので、どこの選挙区であれ、全力で戦い、必ず勝ち抜いて参りたいと思っています。

Q:代表辞任後の新執行部が、新しい執行部に小沢代表に入っていただきたい、選挙についての責任ある立場についてほしいとそのような要請があった場合、お受けするのか。

小沢代表:まだ私が辞任表明をして、選挙の日取りをはじめとする選挙の手続きもまだ決めておりません。それは、あしたからです。顔ぶれもどのような方が立つかさえもわかりません。ですから新しい代表になったらどうこうするかという仮定の質問に今は答えるべきではないと思います。

 ただ一般論として党員である以上、みんなで決めたことは守らないといけません。それが民主主義です。自分が意見が反対だから守らないでは、国会もすべて成り立ちません。反対した法律でも多数で成立したらそれは法律です。みんなと話し合ったうえでまとまればいいですが、話し合いがつかなかった時は多数決、選挙です。ということで決するのが先人の知恵であり、民主主義の基本であります。それによって選ばれたリーダーの命については私ばかりではなく全員が守っていかないとと思っています。

Q:進退について政権交代可能かどうかを判断にすると言われていた。この情勢で選挙に勝てるのか。国民の理解が得られるのか。

小沢代表:まったく、私の話を聞いてもらい、配ったメモを読んでいただければ、何のかい離も何の矛盾もありません。民主党にとって挙党一致、団結して力を合わせて国民に訴えれば、必ず国民の信頼を得られると思っています。私は民主党は国民の理解を得られると思っておりますけれども、そのことをさらに万全なものにするために少しでもマイナス部分はこの際、自分自身が身を引くことで取り除いていきたい。そしてなんとしても政権交代を実現したい。それが国民のためであり、われわれ民主党の使命であると考えております。

 
小沢代表辞任:【会見詳報6止】なぜ議員辞職しなければならないんですか【毎日】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090511mog00m010023000c.html

Q:離党や議員辞職はしないのですか。

小沢代表:なぜ議員辞職しなければならないんですか。

Q:献金事件というカネにまつわるイメージを民主党から離すために離党すべきじゃないかと。

小沢代表:(質問をさえぎるように)私は、政治資金の問題についても一点のやましいところもありません。法律に従ってきちんと処理し報告してあります。また今回は、政治的な責任で身を引くわけでもありません。みなさんのお力添えのおかげで、私が3年前に代表職を引き継いだ時には(民主党の)支持率は1けた台だったと思いますが、今みなさんの懇切丁寧な報道ぶりにもかかわらず、20%以上の支持をもって自民党とほぼきっ抗しております。私はその意味において国民のみなさんのわが党に対する理解、そしてやはり政治は変えなくてはならないという理解が進んでおる調査だと思っておりまして、私も微力ながらそのことに多少なりとも貢献してきたのではないかなと思っております。あなたどこだっけ、会社?

 (質問者:日本テレビです。)

小沢代表:日本テレビでもよく国民のみなさんの調査をしてみてください。

Q:3月の西松報道以来、バッシングもあったと同時に小沢総理を求める声も多数あったと思います。その声に応えられなかったという無念の思いは?

小沢代表:あのー、個人的に私を強く支持してくださる方は、私が 民主党代表として総選挙に勝ち、総理大臣になることを願っていてくれたことと思います。しかし私は、私自身が何になる、ならないということはまったく自分にとっては問題ではありません。民主党が中心に、とにかくこの長期政権、腐りきった政権を代えなくてはいけない、政権交代、それが果たされれば私自身にとりましては、まったく本懐でありまして、それ以上の期待をしてくれた支持者の方がおりましたら、それは申し訳ないことではありますけれども、私の政治家としては、まったくこの政権交代、国民生活第一の政治、国民サイドに立った政治、そして日本における議会制民主主義の確立、これが樹立されれば、少なくともそのスタートを切れるということを自分の目で確かめることができるとしたならば、それはまさに政治家の本懐、男子の本懐、そう考えております。

 (司会:はい、ありがとうございました)

 小沢代表:はい、ありがとう、ありがとう。



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