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民主党の小沢一郎代表の辞任で、与野党の力関係が再び転換点を迎えるかもしれない。西松建設の巨額献金事件までは民主党が優位に立ち、その後は景気対策もあって自民党が盛り返した。だが、総選挙が近いこの時期に新代表が登場すれば、民主党は結束して来るべき選挙を戦える。 麻生太郎首相は、西松建設の巨額献金事件という“敵失”と、景気対策で支持率を回復した。与党にとっては補正予算案成立の余勢をかって衆院解散、総選挙になだれ込むシナリオがベストだ。ただ、連立を組む公明党が7月12日投開票の東京都議選を重視しているため、同時期の総選挙は難しいというジレンマがある。 ■補正の早期成立、民主に有利 困るのは、民主党が迅速に審議する戦略を採り、参議院で早期否決した場合だ。6月上旬には補正予算案と関連法案が成立することになる。その直後に解散すると、都議選と日程が重なる。かといって国会の会期を延長しても“開店休業状態”になり「公明党のために引き延ばした」との批判が出るだろう。結果として、与党のベストシナリオとは違った日程での総選挙に追い込まれる。 求心力の落ちた小沢代表が迅速審議の戦略を採っても、総選挙ではさして民主党に有利に働かないだろう。ただ、小沢氏辞任、新代表の登場というインパクトが伴えば別だ。総選挙が近づくこの時期に新代表の足を引っ張ろうという人はおらず、選挙まで党内はまとまるはずだ。世論の批判を考えれば辞任は遅すぎたが、解散・総選挙をにらめばプラスの面も出てきた。小沢氏は状況が悪い中で、辞任のタイミングを計っていたのではないか。 小沢氏は演説で聴衆を引き付けるより、建設業者などから支持を取り付ける古いタイプの政治家だ。政党のリーダーとしては時代遅れといえる。2007年の自民党との大連立騒動のときも、民主党の執行部は誰もついてこなかった。あのときに小沢氏の役割は終わっていたのではないか。党もそこで小沢氏を辞めさせられず、停滞を招いた。 ■新代表はビジョン示せ 党内の若手からは岡田克也副代表への代表待望論があると聞く。一度代表を経験し、即戦力として計算できるからだろう。ただ、まじめな一方で斬新さには欠ける。民主党の中堅・若手の中から、自民党の小泉純一郎元首相が総裁選で勝利したときのような予想外の新星が飛び出すことが望まれる。 |
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