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元気に明るく生きて行ける社会のために、医者のホンネを綴りたい
http://blog.m3.com/DrTakechan
長らく勤務医として、そして現在は開業医としてコツコツと働いてきた。一流の業績がある訳ではないが、まじめに患者さんのために働いたつもりだ。しかし、世の中、苦しむ人、悩む人があまりに多い。われわれ医者も多くが苦しんでいる。何かを変えなければどんどん状況は悪くなる。今は自分の足元を固めることに窮々としているが、自分の経験が少しでも役に立てばとブログを始めることにした。患者さんには少しでも役立つ情報を提供し、生きる元気を与えたい。同業者にはいつか協力して充実した医療ができる世の中にするよう呼びかけたい。マスコミには正しい現状認識を与えたい。
前原君へ 2009.05.08
http://blog.m3.com/DrTakechan/20090508/1
民主党の副代表、前原君へ。
京都に住む者として、京都選出の前原議員へ二つ、言いたいことがある。
まずは、GJ!と褒めて上げたい。
連休明けの5月7日、衆議院予算委員会において、前原君は、菅直人氏の質問に続く関連質問で、あほう総理から重要な答弁を引き出した。
前原君は、救急に従事する医師がいかに過酷な勤務か、いかに時間外労働が多いかを具体的な数字で説明し、さらに当直業務が本来の、見回り程度の定義からはずれて通常業務に匹敵する過酷さであり、30時間以上も不眠不休で働かざるを得ない勤務医の実態を、かなり正確に説明してくれた。愛育病院の問題や、県立奈良病院の裁判例を説明してくれたしね。それと、過酷なのは周産期だけではなくて、救急に携わる医師全部だ、とも言ってくれたね。
そして、あほう総理から、「宿直して救急対応をしている医師には、国として責任を持ってきちんと見合う給料を払うよう予算措置をとる」という発言を引き出してくれたのだ。
むろん、言うだけで約束が果たされた訳ではない。まして、総理でいられるのも時間の問題、というのが、あほうの現実。実際に勤務医が救われるかどうかは心もとない。
そして、質疑の後半では、ただ宿直業務にカネを出すだけでは過酷な労働には変わりがない、OECD平均に16万人も足らないと言われる医師不足にどう対応するのか、と鋭く切り込んだ。
残念ながら、あほうも舛添君も、何とかしなきゃ、というだけで、具体的な施策は出なかったように思うな。これは残念。
また、終わりの方では、介護についても、介護報酬について熱弁を振るった。
私としては、あほうは結局、具体的な対策は取れない、だから、前原君が鋭く切り込んだ問題について、民主党政権になれば、適切な対応をしてくれるものと、今から楽しみにしているよ。
ただ、残念なこともある。意外にも?小泉政権の骨太の方針は間違っていたと思わないんですか?、とあほうに切り込んだのはいいが(なにせ、前原君は、民主党に紛れ込んだ小泉シンパと言われ続けているからね...。)、医師不足がここ5〜6年の間に起こった話にしてしまったね?
むしろ、舛添の方が、もっと前から(10年以上前から)医師不足なのにそれを厚労省が言わなかった、歴代の責任者が説明を怠った、と、より正しい認識を示していたぞ。
質問としては、かなりイイ線いっていたのだが、ちょっと押しが足らない感じだったな..。
ところがだ....
(これが二つめの話)
深夜のTVがニュースで取り上げたのは、救急医療の問題ではなく....
「前原副代表ら反小沢議員が集まって、『このままでは政権交代は出来ない』、『一刻も早く小沢代表に辞任してもらわないと』、『小沢問題のおかげで、政権交代への風が180度変わってしまった』などの意見が出た」
要するに、相変わらず反小沢で組織ぐるみ偏向報道を続ける、政権の犬と化したメディアに、またしてもごちそうを差し上げた訳で.......
ネットをもっと真剣に見たらどうだい? 前原君。
政権交代を望む国民、この狂った世の中を少しでも正常化したい国民はネットでどんな発言をくりひろげているか...。
かなり多くの国民が、例えば、次のような意見を寄せている。
「これまで、小沢は好きではなかった。しかし、3月以来、全メディアがこぞって小沢叩きに奔走する、そして、検察はどう考えても、野党党首を狙って秘書逮捕を実行し、はるかに多額の企業献金で潤っている自民党議員は全くまじめに捜査している気配すらない。こんなおかしな世の中になるなんて、全く予想もしなかった。もしこれで本当に小沢1人に罪を押し付けたり、小沢が辞めることになったら、もはや民主主義など無いに等しいではないか?」
「メディアがこぞって政権の味方をするなど、ジャーナリズムの自殺行為である。そして、検察が自由に国民のうち誰を逮捕するか決められる世の中など、暗黒政治ではないか。まず、今は民主党は全員で小沢を守るべきではないのか。ここで負けたら民主主義の敗北である。」
もうおわかりだろう、前原君。
国民の多くは、小沢の献金問題を問うているのではない。小沢よりはるかにグレーな自民党の献金を無視して小沢だけを叩く、この異常さが許せないのだ。
民主党の一員でありながら
まして、あんた自身が永田メール問題で、全く人の上に立つ資質に欠けることを証明したのだ
まして、あんたのせいで窮地に追い込まれた民主党を救ったのは、小沢ではないか
まして、参議院で大勝利を納め、その結果、政府の無策、例えば年金問題等を追求できるまでに強く大きくしたのは、小沢ではないか。
少なくとも、あんたではない。
説明のヘタな小沢であっても、彼には、自民党のえらいさんにはすでになくなった『矜持』がある。少なくとも、ここ数年の彼の発言にはブレがない。
小沢の豪腕をもってすれば、全く光の見えない日本の未来に、かすかな灯火がともるかもしれない、
切羽詰まった国民は、その差を痛い程感じているのだ。
だから、小沢降ろしに加わる民主党議員に追い風が吹く訳がない。
小沢を降ろしたらあんたたちに風が吹く?
冗談ではない。
どんなに政権交代を望んでも、問題の根本がわからない議員には国民は投票しないだろう。
追い風を遮ろうとしているのは、誰でもない、前原君、あんた自身なのだ。
あの植草先生は、次のように述べている...(一部引用)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/89-aa3b.html
麻生首相は麻生内閣の支持率が3月3日以降の小沢秘書逮捕の政治謀略によって微増したことを受けて、解散総選挙のタイミング探りに入った。
†麻生首相は昨年10月の臨時国会冒頭に衆議院を解散して総選挙を実施することを決断し、月刊誌に高らかに宣言したが、決行を断念し、先送りした過去を持つ。
†自民党が実施した選挙予測調査で自民党が大敗する予測が示され、麻生首相は総選挙から逃げ出したと伝えられている。
†世界的な経済危機が拡大したことにかこつけて、「政局より政策」と強弁したものの、2008年度第二次補正予算案の提出を2009年年頭まで先送りしたのは、「政策より政局」を優先したからだった。
†漢字が読めないことも発覚し、内閣支持率は下落の一途をたどった。郵政民営化見直しを公言したことも影響し、自民党内の麻生おろしの動きが本格化した。
†ところが、「二つの工作」による「てこ入れ」を図り、事態を小幅改善した。
†「二つの工作」とは、
@「かんぽの宿」疑惑追及による小泉竹中一派への牽制(けんせい)と
、A小沢民主党代表を標的とした政治謀略の実行である。
†「かんぽの宿」等79施設のオリックス不動産への売却決定が「不正売却」である疑いは濃厚になった。西川善文日本郵政社長、横田邦男日本郵政専務執行役の責任は重大で、厳しい責任処理が求められている。
†ところが、3月2日を境に、鳩山総務相の問題追及が一気に後退した感を否めない。3月2日、小泉元首相は「今後政局の話をしない。かかわらない」と発言したと伝えられた。小泉元首相の英国留学に関して、小泉元首相が公選法235条に抵触する「虚偽事項の公表」を行なっていたことが発覚したとの情報もある。
†いずれにせよ、3月2日以降、「かんぽの宿」疑惑追及が大幅に後退したのは事実である。
†他方、3月3日に東京痴犬地検国策特別捜査部は、小沢民主党代表の公設第一秘書である大久保隆規氏を、政治資金規正法違反容疑で突然逮捕した。まったく同じ事務処理をした政治資金管理団体が自民党に多数存在するなかで、小沢氏の資金管理団体会計責任者だけが逮捕され、その後起訴された。大久保氏は依然として勾留されたままである。
†卑劣な政治謀略以外の何者でもない。
†麻生内閣は「かんぽの宿」疑惑追及をちらつかせて小泉一家を封殺し、検察を利用した卑劣な政治謀略で政敵を追い落とし、支持率の微増を獲得した。
†あまりにも「さもしい」政治運営である。
†100年に一度の経済危機を大義名分にして、総選挙用バラマキ景気対策を決めた。しかし、内容があまりにもひどすぎる。
†@経団連企業自動車産業への補助金†
A経団連企業電機メーカーへの補助金、†
B日本政策投資銀行を焼け太りさせる大企業救済策†
C中小企業救済にかこつけた日本政策金融公庫の焼け太り策†
D資産家優遇の贈与税減税†
E資産家と住宅メーカー優遇の住宅減税†
F定額給付金、高速1000円、子育て手当の選挙買収策†
G「天下り」機関を焼け太りさせる4.4兆円の基金積み増し†
H117億円アニメ・マンガ・ゲーム博物館†
などが、景気対策の主要な内容だ。
†麻生首相は政権交代を阻止して、「政官業外電の悪徳ペンタゴン」の巨大利権を死守することしか考えていないのだと思われる。
†そして、この「巨大バラマキ政策」のツケは、2011年度以降の消費税大増税で、一般国民にかぶせられるのだ。
†「国際評論家小野寺光一の「政治経済の真実」」主宰者の小野寺光一氏が主張されるように、次の総選挙で是が非でも政権交代を実現しなければならない。国民は「目くらまし」の政策に騙されてはならないのである。
†警察、検察をはじめ日本の官僚機構が、次期総選挙結果を固唾(かたず)を呑んで見守ることになる。官僚機構は120年以上にわたって維持してきた巨大利権を新政権に破壊されることを極度に警戒している。小沢氏に対する攻撃が尋常でないのはこのためだが、この期に及んで、政権交代が実現するなら、粛清の嵐が吹き荒れることは間違いない。
(以下、略)
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私は、植草先生が100%正しいのか? と聞かれれば、それはわからない、と答えるだろう。
だが、今のメディアと植草先生とどっちを信じるか? と問われたなら、100%植草先生の方が信じられる、と答えるだろう。なにせ、国営放送NHKが、15兆円の補正予算のバラまきぶりをほとんど批判せず、予算委員会の様子もわずかしか伝えず(当然、勤務医の過重労働の話など、微塵も出て来ない...)、それ以上に、前原グループの小沢降ろしのニュースに時間をかけるのだから...。
(転載終わり)
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